こんにちは!発達ゆっくりキッズの息子を育てるさよんごです。
発達障害は神経が発達すれば改善する、という視点で情報発信しています。
「発達障害」は「神経発達症」に変わり、脳の機能障害で一生治らないという概念ではなくなりました。「神経発達症」とは、神経の発達に何らかの不具合があることで自閉や多動といった症状が出ているという考え方です。つまり、神経を発達させれば今より改善するということ。
神経を発達させる身体アプローチの一つに「療育整体」という手法があり、わが家では1か月前からこれを取り入れています。
そこで今回は、療育整体のわが家の変化をご紹介します!最初に言っておきますが、すごいですよ✨
- わが家の療育整体レシピ
- わが家の1か月の変化!
おうちでできる。誰でもできる。簡単だから続けられる。そして身体が整えば発達障害は改善していく。少なくとも今よりは。
療育整体は力強いツールの一つだと私は感じています。今回の記事が、子どもの発達に悩んでいるお母さんたちに届いたら嬉しいです。
(今回の記事では、療育整体で息子がどう変化したのかを紹介しています。手技の解説は省略していますので、興味のある方はぜひ松島先生の講座を受講してみてくださいね!)
目次
オンライン講座の翌日▶︎チックが落ち着いた!
私が療育整体に出あったのは、児童精神科医なおちゅん先生のYouTube動画でした(この時の動画はこちら)。
え?勝手に発達する身体ってなになに!?
と飛びつき、動画を見終えた瞬間にウェブ検索。“入門編”というオンライン講座を見つけて申し込み、本もポチッと購入!
運よくすぐに受講できた私は、その日から早速、療育整体を実践しました。
見よう見真似で「入力」「縦横さする」「揺らぎ」の3つをやったところ、翌日に息子のチックが少し落ち着いたのでびっくりしました。
息子のチックは一番多い時を「10」とすると、栄養メソッドで「2〜3」まで落ち着いていたのですが、療育整体の翌日はさらに減って「1〜2」になったのです。
療育整体だけのおかげとは言い切れませんが、年長から続いていたチックに多少でも変化が見られたのは、偶然ではないような気がしました。
リアル講座の当日▶︎みんなに変化が!
まずは療育整体をきちんと実践したいと思い、すぐにリアル講座を申し込みました。
こちらも運よく1か月待たずに受講でき、体験会→1日集中講座→自律神経アプローチ講座の3つを、2日連続で一気に学びました。
すると、講座が終わった直後からびっくりする変化が起きたのです・・・!
受講前より元気になってる!(私の場合)
朝から夕方まで、1日7時間の講座を2日連続。さぞかしクタクタになったかと思いきや、2日目が終わってみると、私ったら受講前より元気になっていたのです!
2日目の帰り道に、
はぁ、今日は疲れたから早めに寝ようっと・・・あれ?疲れてない・・・?
と、不思議に感じたのを覚えています。笑
肩こりなどの身体の疲れも全然ないし、気持ちも疲れていない。
夜になっても頭が冴えてエネルギーを持て余し、家族全員に療育整体をやったあと、2日間の復習ノートを整理しました。笑
寝つきがべらぼうに悪かった息子が自分でベッドに行った!(息子の場合)
講座がおわり帰宅すると、すぐに息子に施術しました。
療育整体の3つをやった後、交感神経幹を引っぱる自律神経アプローチを追加。
この手技、寝つきがとても良くなるらしいのです!
その後、息子はひとしきり遊んでお風呂に。するとお風呂から出てくるなり「眠い〜」と言って自らベッドに行ったのです!!!
寝付くまでに毎晩1時間かかる息子がですよ・・・!
本当にびっくりしました
ヘトヘトだった友人がまた仕事を始めた!(友人の場合)
息子が寝た後、まだ元気だった私は友人に会いに行きました。するとその友人が、仕事で疲れてヘトヘトな状態。
療育整体のチャンス!
友人は手技を試したくてうずうずしていた私の標的に。笑
3つの基本手技と、息子と同じ「交感神経幹を引っぱるアプローチ」をしてあげました。
すると、30分ほどまったりおしゃべりしたら「なんだか元気出た」と言って、また仕事を始めたのです。
びっくり仰天でした(笑)
やったその日に変化がわかる療育整体、すごいワン!
療育整体を始めて1か月▶︎寝つきが全然違う!
現在、療育整体を始めてから約1か月経ちました。
最初の目安は3か月なので、まだ3分の1しか過ぎていません。それでも変化は・・・すごいですよ!
わが家の療育整体レシピ
まず、この1か月で実践してきた療育整体の種類をご紹介しますね。
療育整体にはたくさんの手技があるので、お母さんやお父さんがやりやすいものを自由に組み合わせてオリジナルメニューを作るこができます。
料理のレシピみたいだワン
療育整体レシピだね ♪
現在のわが家の療育整体レシピはこんな感じです!
(手技が学べるところ)
- 黄色:本を読んでできる手技
- 水色:療育整体1日集中講座で学んだ手技
- 緑色:自律神経アプローチ講座(1日講座)で学んだ手技
- 赤色:松島先生の訪問整体で個別に学んだ手技
療育整体3つの基本手技
- 入力(次のどれかを気分次第→手のひらチョンチョン、顔をアップップ、耳をチョンチョン引っ張る、肩とお腹の4点をおす)
- 縦横さする(魔法の手を作ってから、特に頭と太ももを1箇所10秒くらい)
- 揺らぎ(感覚鈍麻で1分)
療育整体式自律神経アプローチ
- 顔の3点マッサージ[息子の場合はチックに]
- お腹の副交感神経を始動させる手技[息子の場合は副交感神経の働きをよくするため]
- 背骨をさする[息子の場合は寄り目の改善に]
- 背中の交感神経幹を引っ張る[息子の場合は寝つき改善に]
- 足指の調整(指を全部親指側にねじる、上下左右など6方向に動かす、足のアーチを作る)
- 足首を柔らかくする(内くるぶしの下をこする、アキレス腱を揉むなど)
その他
- 股関節と肩関節を体の本来の方向に差し込む[息子の場合は体の関節が柔らかいことと、エックス脚に]
以上が、今の息子のフルセットです。
えっ!こんなにやってるの?
うん。でも頑張ってないよ!
たくさんの手技をやっているのですが、ほとんどの手技が1分あれば終わるので、しっかりやっても20〜30分で終わります。忙しい時には適当に省略してますしね。
私はもともと、息子の寝かしつけに1時間かけていたので(泣)、この時間を療育整体にあてています。
息子の変化
それでは、療育整体を始めて1か月の息子の変化をご紹介しましょう!
寝つきが良くなった
寝つくまでに1時間かかっていた息子。しかも、まだ一人で寝ることが難しいので、背中をトントンしたりおしゃべりに付き合ったりと私も毎晩へとへとでした。
もう付き合いきれない〜!!
と、限界を超える日も度々あり、その度に反省していました・・・。
ところが療育整体を始めてからは、寝つきがとても早くなりました!
先ほどの療育整体レシピをフルセットで20〜30分やると終わるころにはもう眠くなっているので、おやすみ〜と言った後は5〜10分で寝てくれるようになりました。
寝かしつけが半分の時間になりました・・・(T T)
もちろん、毎日魔法のようにコトンと寝るわけではなく、まだ寝つきが悪い日もあります。でも、以前と比べたら別人のよう。
これは、先ほど紹介した交感神経幹を引っぱるアプローチのおかげかもしれません。
この手技は私の両手の指を、息子の背骨と筋肉の溝にズボッと入れて頭の方に引っぱるのですが、初めてやった時には背中がガチガチで指が入らなかったのです。息子も「痛い!」と言うし、講座で学んだようにはできませんでした💦
でも、1週間ほど続けたら、背中がぐにゃんと柔らかくなり指がズボッと入ったのです!結構力をかけているのですが、息子ももう平気そう。
赤ちゃんの頃から寝つきが悪かった息子。もっと早く療育整体に出合っていれば、寝かしつけバトルは回避できていたかもしれません。苦笑
おいらは元々3秒ぐうだよ!(3秒で寝られる)
こゆんごはいいな〜
チックは二度落ち着いた!
療育整体3つの基本手技をやった翌日に「1〜2」に落ち着いたチックでしたが、その2〜3週間後、新しく首振りのチックが出てきてしまい、これが結構目立ちました。この時の首振りを「10」とします。
すでに飲んでいるマグネシウムはお腹がゆるくなるギリギリの量だったので、これ以上増やすのはためらいました。
実はこの少し前に、松島先生の訪問整体で実際に息子の身体をみていただいたところ、自律神経がちょっと乱れていることがわかりました。
自律神経のチェックをしたら、息子は「寄り目」ができなかったのです。(自律神経アプローチ講座でチェックの仕方は教えてもらえます。)
え〜!💦
と、慌てた私に松島先生は、
さよんごさん、こう考えて。ここに改善の余地があるってことだよ
と。
不具合を発見できれば、そこに改善のヒントがある。
首振りのチックも “自律神経” にヒントがあるのではと思い、松島先生からアドバイスをいただき「顔の3点マッサージ」を始めました。
これをすると三叉神経に刺激が入りやすくなり、α(アルファ)波の中でもα2という脳波が出るそうです。
難しくなってきてよくわからないワン…
脳がリラックスして気分が良くなるってことだよ!
私はその日からすぐに、顔の3点マッサージを追加しました。
すると・・・
- 翌日:首振りが「10」から「4」に落ち着いた
- 2日後:さらに「2」に落ち着いた(なぜか夕飯の時だけ頻繁に見られる)
- 3日後:さらに「1」に落ち着いた(なぜか夕飯の時だけ少し見られる)
- 1週間後:ほとんどなくなった
なんと「10」だった首振りが、1週間でほとんど目立たなくなりました。
もちろん、4月も終わりかけで新学期に慣れてきたとか、息子自身の成長する力など別の要因もあるとは思いますが、私には顔の3点マッサージが特に良かったように思えました。
ただ、チックが完全になくなったわけではないので、今後も様子を見守ります。
身体のあちこちが柔らかくなった
自律神経がちょっと乱れていることがわかった息子。どうやら、副交感神経のはたらきがまだ弱そうです。
そこで、お腹のみぞおちあたりを、指一本でグッと差し込む手法を教えていただきました。これは副交感神経のスイッチを押すアプローチ。
はじめは、お腹を触っただけで「くすぐったい〜!」と拒否していた息子。
ところが、だましだまし1週間続けたら、「あれ?今日はくすぐったくないな」と言うのです!指もズボッと入るようになりました!お腹全体も柔らかくなったように思います。
先ほど紹介した、交感神経幹を引っ張るアプローチでも、背中に指がズボッと入るほど柔らかくなりました。
身体が柔らかくなれば当然、血流も良くなるでしょう。そうして神経が発達したり身体が変わっていくのですね✨
私の変化
寝る前に療育整体をすると、とっても気持ちよさそうな息子。
私だってラクな身体になりたい〜!
と思い、自分のセルフケアもしています!
セルフケアと言っても気が向いた時に、
- 手首の入力(手のひらチョンチョン)
- 縦横さする
- 足の指をひねる
- 顔をトントンする
このくらいです。
療育整体の主役はやっぱり息子なので、私自身は気が向いた時にできるものだけ適当にやっていたのですが、それだけでも嬉しい変化がありました!
首こりと肩こりが軽くなった!
私はデスクワークをしており一日中、パソコン操作をしています。
上半身の凝りがひどくて、首や肩がガチガチに凝っていました。触るとゴリゴリしているのが自分でもわかります。
ヨガをやってもお風呂に入っても良くならない・・・
ところが、療育整体を始めて1か月くらいしたあるとき、何気なく首すじを触ってみると・・・
あれ!?首のゴリゴリがない!?
首すじのゴリゴリがほとんどなくなり、やわらかくなっていたのです!
以前は痛くなるほどひどかった肩こりも、だいぶラクになりました。
顔がリフトアップした!
咬筋にアプローチして歯並びを調整していく手法があります。
- 咬筋を両手で横に引っ張る(血管をひろげる)、次に、縦に引っ張る(神経を伸ばす)
- 耳の穴の横(側頭動脈)を2本の指でおさえて反対の2本の指で30回トントンする→あご(咬筋)も30回トントンする
この咬筋へのアプローチは、歯の噛み締めを緩めるそうです。
ただし注意点は、咬筋へのアプローチをいきなりやっても意味がないこと。足元からの歪みをきちんととったうえで、それでも歯並びに問題があったら最後にやる手法だそうです。
歯の噛み締めが強い私は早速やってみました。すると、やったその場で顔がリフトアップしたことがわかりました!
ちょっとちょっと!最初の目的から違ってるワン!
だってリフトアップ嬉しいじゃん!
咬筋がゆるんで噛み締めがゆるみ、リフトアップもする。お母さんにも嬉しいアプローチです(^ ^)
子どものために毎日がんばっているお母さん。このくらいのご褒美があったっていいですよね ♪
リフトアップは残念ながらすぐに戻ってしまうので(私の場合はね)、気づいた時にトントンやっています。
以上、療育整体の嬉しい変化をご紹介しました!
お母さんだけが頑張るのではなく、親子で身体が整うのが療育整体の良いところですね。
療育整体の最初の目安は3か月ですから、あと2か月もあります。
その時が今から楽しみです。
まとめ
今回の記事では、わが家の療育整体1か月の変化をご紹介しました!
わが家の変化は次のとおり。
オンライン講座の翌日
- 息子のチックが落ち着いた
リアル講座の当日
- 私が受講前より元気になっていた
- 寝つきの悪かった息子がみずからベッドに行った
- ヘトヘトだった友人がまた仕事を始めた
1か月後の変化(息子)
- 寝つきが半分の時間になった
- 新しいチックが再び落ち着いた
- お腹と背中が柔らかくなった
1か月後の変化(私)
- 首こりと肩こりが軽くなった
- 顔がリフトアップした
冒頭で、療育整体は力強いツールの一つだと私は言いましたが、その理由は変化を感じるまでの早さです。私の経験談にはなりますが、その場、その日、1か月と短期間で身体の変化がわかりました。
ただ、療育整体だけのおかげで、この変化があったわけではないと思うのです(^ ^)。
松島先生は、著書の中でこうおっしゃっています。
「施術をすれば発達障害は改善する」というような簡単な方程式は存在しません。
- 子どもとのコミュニケーション、信頼関係の構築
- 保護者の相互信頼、理解関係の構築
- 食べ物、食事の見直し
- 家族関係の見直し
- 信頼される自己形成等
これらを行った結果「改善することができる」と考えます。
松島眞一:著『療育整体 -勝手に発達する身体を育てよう!-(花風社)』,p93
わが家では息子が小さい時から、
- 外遊び中心のゆっくりのんびりした生活
- できるだけストレスのない生活(宿題制限、デジタルメディアの制限など)
- 栄養メソッドを取り入れた食事の見直し
- 良い親子関係
などを大事にしてきました。そのうえで療育整体に出合ったことも変化にあらわれていたのかもしれません。
療育整体は変化がすぐにわかるアプローチですが、そのほかにもいろいろな要素があって子どもは発達・成長していくもの。良いバランスで取り入れてもらえたら、きっといい結果がついてくると思います。
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「発達障害」から「神経発達症」の時代へ。日常生活で神経が発達すれば改善していくことを知ろう!