こんにちは!どんぐり暦3年のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」の教育法について情報発信しています。
不正解のどんぐり問題は大事にとっておき、夏休みなどの長期休暇に再チャレンジします。
どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝」と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳」と呼んでいます。
間違えた問題こそ思考力を養うための宝物、ということですね!
さて。
現在、小3の夏休み中〜!!!
夏休みの宿題は、私が一晩で終わらせました!
お宝をどんどん解いていきますよ〜♪
週4〜5問が目標です!
今回は、わが家のわからん帳:小3夏休み編(16問目)をご紹介します!どんぐりっ子の絵の変化を、ご覧くださいね。
ゼロイチ算数教室・山森朝子先生とオンライン教室で解いたので、その様子も再現していきますよ〜。
- どんぐり問題の解き方
- 絶妙な声かけ(ヒントにならない、口出しにならない、子どもの気分を害さない!)
- 楽しく解く様子
などなど、ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:1mx06編)
- どんぐりっ子の絵の変化(小2 ▶︎ 小3)
- どんぐりっ子の柔軟な思考力とは?(餌からヒカルぴょんを推理する!)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
1mx06ってこんな問題
足だらけの問題ですね。かけ算ノックになりそうな予感がします。笑
ポイントは以下のあたりでしょうか。
- なん匹となん本を、混乱せずに絵にできるか?
- 計算ミスせず、丁寧に計算できるか?(かけ算、たし算、ひき算)
私が計算式だけで解いてみましょう。
まずは情報の整理から…
- 1号:みみず(3本足)8匹、オケラ(5本足)3匹
- 2号:メダカ(7本足)3匹、ムカデ(2本足)10匹
で、それぞれの合計を出すと…
- 1号:(3✖️8)+(5✖️3)=24+15=39本
- 2号:(7✖️3)+(2✖️10)=21+20=41本
最後に差を出して…
- 41➖39=2本
答え:ヒカルぴょん2号が2本多い
あってました!
丁寧にやらないと計算ミスしそうでした。
【小2】お宝
小2の夏に初めてのチャレンジ!
▼できたこと
- 問題文の意味は理解できて、解き方もあっていた
- 足の数をまる(◯)で表現した(自分流の比較方法を確立してきている!)
▼できなかったこと
- 1号の合計:絵は正確だったが、数えミスで30本になった(本当は39本)
- 2号の合計:絵は1匹ミスしていたが、数えミスで41本という正解になった
解き方は合っていたのですが、計算ミスと数え間違いでお宝になりました。惜しかったですね!
合計という言葉が難しかったようです。
日常生活で使うようにしてください。
【小3】わからん帳で再チャレンジ!:計49分
1年後に、再チャレンジです!今回はどんな成長を見せてくれるでしょうか?(^ ^)
ここからは、朝子先生のオンライン教室の様子を再現してお届け!
- どんな声かけをしているの?
- 解き方の流れは?
- 楽しく解くってどんな感じ?
などなど、おうちどんぐりの参考にしてくださいね!
【1文目】10分
最初のおしゃべりをたっぷりしてから、1文目スタート!
「きょうは ヒカルぴょん1ごうと 2ごうの たんじょうびです。」
ひかるぴょんってバッタかな~
右ページ下に描き始めた
バッタの右端に書いたのは、誕生日のケーキ
しばらく関係ないおしゃべりをする
次の問題文です
【2文目】14分
「 1ごうは 3ぼんあしミミズ8ぴきと 5ほんあしオケラ3びきを もらい、2ごうは 7ほんあしメダカ3びきと 2ほんあしムカデ10ぴきを もらいました。」
ヒカルぴょんってもしかして鳥なのかな
3本足ミミズを、右ページ右端に書いた
ミミズを好む生き物は???って考えたんだなあ・・・すごいなあ、私なら到底思いつかないから考えもしない
1号ってもしかしてロボットなのかな
オケラって何?
気持ち悪い虫だね
じゃあ、写真見せて
ずっと前、気持ち悪い写真が出てきてスマホを投げ飛ばしたことがあるから、絶対検索しないことにしてるの
じゃあ、5本足のおけでいいや
ミミズ8匹と、オケラ3匹の絵が描けた
オケラ見たかったなあ
手がねえ、モグラみたいだったよ
次の文章です。2号は・・・
2号はげんごろうかなあ、げんごろうはおたまじゃくしとか食べるんだよ
これ、エアーポンプにしよう、エアーポンプでメダカ飼うんじゃない?
バッタだからメダカ食べないもんね・・・
なるほど、ばぶんごくんは深いですねえ
何が深いの?
考えだよ
ふ~ん
もらったプレゼントから、ひかるぴょん1号と2号を推測するばぶんごくん、すごいなあ
めだかに足なんかあったら気持ち悪い、そんなの飼ってられるか~だよ
2本足ムカデなら知ってる。ムカデなんか飼ってたら気持ち悪い~。
2号の餌なのかなあ、2本足ムカデって
メダカ3匹と、ムカデ10匹の絵を描いた
【3文目】25分
「では、もらったペットのあしのかずの ごうけいは どちらが なんぼん おおいでしょう。」
おえ~!!!
ムカデがペット~~~、おえ~ミミペット、おえ~未確認ミミズペット、結構気持ち悪い~ムカデ飼うなんて普通いないし・・・
餌ではなく、ペットだとわかったばぶんごくんの反応がおもしろすぎる
えっと、意味わかんなかったからもう一回読んで
気持ち悪すぎて、内容が吹っ飛んだのかな(笑)
再度読む
おえ~、そんな気持ち悪いのペットにしてんだ~
3本足のミミズが8匹だから3×8は・・・24だから24で、こっちは5×3は15で、合わせて・・・
1号の合計を出す(黄色マーカー)
続いて2号の計算へ
おえ~未確認生物・・・未確認生物たちを白菜にするって言ってなかった?
言ってないよ
2号の足の合計を出すが、この時点では計算ミスでムカデが18本になっている(本当は20本)
こっちは33本だから、違いは・・・
引き算を右ページ下から10cmくらいのところに書いてる
33ひく・・・間違えた~、やっぱり絵で描く・・・お金で描いていい?
もっちろん
左ページに10をいくつか描き始めた
答え書いてもいい?答えはひかるぴょん1号がひかるぴょん2号より6本多い
確認をお願いします
うん
じゃあ、1号は24と15で?
39
2号は?
21と12で33本
なるほど!それで39と33で6本ね
・・・むかでちゃんの足の数間違えた・・・20本だった~・・・41本だった~
間違いに気づいた
もう一回やりなおし
左ページ下に描いている
ここまでが同じで・・・
30と30が同じだと言って、まるで囲んだ
だから答えはもう一回描くね。
1+1で2、答え2本
どちらが・・・だよ?
描くスペースな~い
左ページ上から10cmくらいのところに描き始めた
ひかるぴょん1号が2号より2本少ない
数はあってるけど、答え方が違う〜
ねええ〜、もう一回読むよ。
では、もらったペットのあしのかずの・・・
ひかるぴょん2号が、1号より2本多い
正解を伝えた
【朝子先生のコメント】
できたこと
- かけ算をサラッと使っていたのでびっくりしました。かけ算を使って計算したのは初めてかも。
- 2本✖️10で「にじゅう」とわかっていたけど、音が逆になって「じゅうに」と書いてしまったのかな?途中でよく気がつきました。
- 最後の差の出し方は、30ずつが同じだと言って◯(まる)で囲みました。次に、10と9を比べて10の方が1多い。残りの1と足して2としていました。バッチリです。
- 筆算に少し自信がなくなったら、お金や絵で考えられるので強いです。今までは一つずつ数えていたのに、ずいぶん成長しました。
- かけ算もひき算もたし算も、よくできました。
その他
- ヒカルぴょんは誰なんだ???ということをずっと気にしていて、食べる餌から推測しようとしていたことにはびっくりしました。
- ペットだと知ったときは、「おえ〜っ、気持ち悪い、気持ち悪い」というリアクションが面白いばぶんごくんでした(笑)
親の振り返り
ここからは親の出番です!
子どもができたこと、できなかったことを整理して、今後の教育に役立てましょう。
▼できたこと
- 今までとは違う方法で考えられた(かけ算や、お金でまとめる方法)
- 数えやすい絵が描けるようになった(線が重ならない、同じサイズ etc)
- 餌から「ヒカルぴょん」の正体を推理していた!(この発想力は大事にしてあげたいなぁ)
▼できなかったこと
(特になし)
今回は、とても成長を感じる1問でした!
私が思ったのは、今までよりも随分、数えやすい絵が描けるようになったことです。
- 1号、2号のまとまりがわかる
- 足の数が数えやすい
- 線が重なっていない
- 同じものは同じサイズに描いている
などなど、急に絵が大人っぽく進化したように思います。
また、餌から「ヒカルぴょん」の正体を探ろうとする姿勢には脱帽です。
問題文を問題として捉えずに、まだまだ物語として味わっているのだと思います。
私は数字だけいじって正解を出すだけ。
物語には何も感じませんでした…😅
テストの点数にはならないかもしれないけれど、人生を楽しく生きるために、こういう柔軟な思考力はとっても大事だと思います。
どんぐり倶楽部は人生を楽しむ力を育てる子育てです。
どんぐりっ子のこういうところを大事にしてあげたいな〜と思いました。
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:1mx06編)
- どんぐりっ子の絵の変化(小2 ▶︎ 小3)
についてご紹介しました!
問題のポイント!
ヒカルぴょんの問題、いかがでしたか?
かけ算やたし算を、丁寧にやらないといけない問題でしたね!
- なん匹となん本を、混乱せずに絵にできるか?
- 計算ミスせず、丁寧に計算できるか?(かけ算、たし算、ひき算)
私が、計算式だけで解くとこんな感じ。
まずは情報の整理から…
- 1号:みみず(3本足)8匹、オケラ(5本足)3匹
- 2号:メダカ(7本足)3匹、ムカデ(2本足)10匹
で、それぞれの合計を出すと…
- 1号:(3✖️8)+(5✖️3)=24+15=39本
- 2号:(7✖️3)+(2✖️10)=21+20=41本
最後に差を出す…
- 41➖39=2本
答え:ヒカルぴょん2号が2本多い
息子の場合
【1回目】小2夏
足の数をまる(◯)で表現。自分流の比較方法を確立してきています!
解き方は合っていたのですが、計算ミスと数え間違いで、惜しくもお宝になりました。
この頃は「合計」という言葉も難しかったので、日常生活で意識して使うようにしてきました。
【2回目】小3夏
1年後の再チャレンジでは、とても成長を感じました!
足の数はお金でまとめる絵に進化して・・・
1号と2号の絵には、まとまり感が出てきました!
答えの見える絵が描けています(線が重ならない、同じものは同じ大きさなど数えやすい)。
そして何と言っても、餌から「ヒカルぴょん」の正体を推理する姿勢には、大人にはない柔軟な思考力を感じました。
人生を楽しく生きるために、とっても大事な力がついています!
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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