こんにちは!どんぐり暦4年のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」の子育てについて情報発信しています。
どんぐりっ子は後伸びすると言われていますが、子どもの変化がわからないうちは、親は心配になりますよね。
そこで今回は、どんぐり暦4年になる息子がどう成長しているのか、わが家のエピソードをご紹介します。
どんぐり歴4年!息子の成長6つのエピソード
どんぐりママたちの不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです!
目次
どんぐり歴4年の息子の成長
どんぐり倶楽部の子育てを始めたのは、息子が年長の頃。初めのうちは環境設定を整えることがメインで、どんぐり問題はおまけで取り組む程度でした。
環境設定も何とか整ってきて、どんぐり問題にも本格的に取り組むようになったのは、小1に上がってからです。
現在、息子は小4になり、これってどんぐり倶楽部の子育てのおかげかな・・・?と思うことが増えてきました。
今回は、そんな息子の成長について、6つのエピソードをご紹介します。
- 学習の工夫を自力で考える(1つのエピソード)
- 暇だからこそオリジナルの遊びを考える(3つのエピソード)
- 日常を深く味わう生活で感性が豊かに(2つのエピソード)
学習の工夫を自力で考える
わが家では宿題制限しているので、大量の計算ドリルはさせていません。その代わりに計算問題を1日1問だけやったり、その時に息子が苦手なことを練習しています。
最近は、大きな数字が苦手なので、大きな数字を聞き取って書くという練習をたまにしています。
とりあえず数字を書いてから何度も書き直して調整する、という方法でやっていた息子ですが、何度目かの練習の時に工夫が生まれました。
「一丁八千百億二千八百五十四万千九」
え〜っ!
いつもはとりあえず数字を書き始めるのですが・・・
ちょっと待って!
と言って、右から 一、十、百、千、万、十万、百万・・・ と、まず数字の位を先に書きました!そして、位の下に数字を当てはめていったので、書き直しはほとんどありませんでした。
お手本のようなやり方だなと思ったので、学校で教えてもらたのかと聞いてみると、自分で考えたそうです。
何度も苦労した結果、ラクにする工夫を自力で考えたのですね。
毎週2回、取り組んでいるどんぐり問題は完全ノーヒント。息子自身が「こりゃ大変だ」と思った時に、自力で作戦変更したり工夫してきた積み重ねが、普段の学習面にもあらわれてきたように思います。
ちなみに、大きな数の練習は私も一緒にやって、「そのやり方真似しよ〜♪」なんて言いながら、さらに見やすい方法をぶつぶつ言いながら書いています。お題を出すのは息子です(^ ^)
暇だからオリジナルの遊びを考える
わが家ではデジタルメディア(テレビやゲーム機)をできるだけ制限したり、習い事も週1までに抑えているので、暇な時間がけっこうあります。
暇だな〜・・・
と息子がぼやいても、
暇なんだね〜
なんて返事をして、暇な時間をたっぷり味わってもらっています。
すると、暇を持て余した息子は、オリジナルの遊びを色々考えるようになったのです。
すごろくのマスをA4用紙で作って、リビングから廊下、ベッドルームまで並べます。コマは人間。私と息子です。サイコロを振って一コマずつ歩いて移動します。
ところどころのマスにお題があり・・・
6マスも戻るのは痛いな〜(笑)
トラップを乗り越えて・・・枕とクッションで作った王様の椅子がゴールです♪
ボカン、ボカンと音がするので何かと思ったら、粘土でボールを作って的当てゲームをやっていました(笑)
なかなか倒れないメカゴジラくん。笑
お化け屋敷も手作りしてくれました!まずはリビングから出発して…
小さなお化けたちがお出迎え。電気を消して真っ暗にするだけで、なかなかの怖さが演出できます。笑
キィ〜っとドアの開く音がしたので振り返ると・・・
なんか覗いてる〜!
こっちに近づいてきた!けっこう怖い!笑
ゾンビになって襲ってくる〜!噛みつかれたら終了♪
・・・以上、息子オリジナルの遊びをちょっとだけご紹介しました。どれも自主的に考えた遊びで、手作りして実現させるところもすごいな〜と思います。
暇を楽しむ方法を一生懸命考えて、それを実現させるために必要なものをイメージして、自分で作って実現させる。思考と実践の繰り返しです。自主的な遊びが一番思考力を養うことができる、と糸山先生がおっしゃっていますが、本当にその通りだなと感じます。
息子の口癖は、
ママ〜、なにかして遊ぼうよ〜
せっかくの日曜日なんだから遊びにいこうよ〜
今日は何して遊ぶ〜?
などなど、遊ぶことばっかり。笑
ばぶんご君は遊ぶことしか考えてないね!(褒めてる)
毎日毎日、遊ぶことしか考えていない、子どもらしい子どもに育っています!
日常生活を深く味わいユニークな感性が育ってきた
息子の感性はとってもユニークで、面白いこと言うなぁと笑ってしまう場面がよくあります。
その一部を紹介しますね。
学童のイベントで、春のスキー教室がありました。気温もすっかりあたたかくなってきた4月の終わりです。
帰ってきた息子が、スキー教室の様子を教えてくれました。雪は何とか滑れる程度に残っていてとっても楽しかったけれど、そのそばでうぐいすが鳴いていたと言います。
なんかさぁ、雪があるのに、うぐいすが鳴いてたんだよ・・・?
と、奇妙な顔をして言うので笑ってしまいました。笑
真冬と同じ防寒着でスキーを楽しんでいる横で、春の象徴のようなうぐいすが鳴いていることが、子どもながらになんか変だなと思ったのでしょう。
雪とうぐいすが同時に存在するのはなんか変だと思うこの感覚。素敵だなぁと思いました。
また、こんなエピソードも。
5月のゴールデンウィークに虫とりに出かけました。でもなかなかチョウチョの姿がなく、探しても探しても1匹も見つかりません。
花壇にもいないし、シロツメクサの芝生にもいない。木の葉の陰で休んでいるような姿もない・・・。ひろい公園を2時間くらい探して、
さすがに探し疲れてきたねぇ。今日はいないのかなぁ?
なんて話していたら息子が一言。
やっぱりちょうちょも、ゴールデンウィークなんじゃない?
と。笑
何とまぁ、ユーモアがあって的を得た表現に大笑いしてしまいた。笑
これらのエピソードは息子のほんの一部です。毎日、面白いことをつぶやいて私たちを感心させてくれます。
日常生活をゆっくり過ごすから、一つ一つの出来事を深く味わえる。また、どんぐり問題を楽しく解くことで感性を養える。そんな積み重ねが、息子の感性を豊かにしてくれているのだと思います。
まとめ
今回の記事では、どんぐり暦4年の息子がどう成長しているのか、わが家のエピソードをご紹介しました!
宿題制限しているわが家ですが、学習の力はついてきていると実感しています。それは、早く計算できるという力ではなく、困った時に自分で工夫を考える力です。
「一丁八千百億二千八百五十四万千九」といった大きな数字を聞き取って紙に書くという練習では、何度目かの苦労の後に、一から一丁までの位をまず書いて、その下に数字を当てはめるという工夫を自力で考えました。
週2回どんぐり問題をノーヒントで解く、という積み重ねの結果だと思っています。
どんぐり倶楽部の子育てはデジタルメディアや習い事を制限するため、暇な時間がたっぷり生まれます。すると、子どもはなんとかその時間を楽しむ方法はないかと考えるのですね。
息子は「人間すごろく」や「粘土で的当て大会」、「手作りお化け屋敷」といった、楽しいオリジナルの遊びをつくり出しています。
自主的に遊ぶことは、思考力養成のためにとっても大事。「暇→遊びを考える→実現させる」という、思考と実践の繰り返しを通して、人生を生き抜くための思考力が養われていると思います。
息子の感性はとってもユニークで、子どもらしい疑問に満ちています。「雪があるのにうぐいすが鳴いてたんだよ?」と奇妙な顔をしたり、蝶々が飛んでいない理由を「チョウチョもゴールデンウィークなんじゃない?」と言ってみたりと、ホントにかわいい感性だなぁと思います。
この背景には、次の2つの理由があると思っています。
- どんぐり問題は楽しい物語なので思考力に加えて感性も育つこと
- 日常生活をゆっくり過ごし、一つ一つの体験を深く味わえる生活を過ごせていること
ーーー以上が、どんぐり歴4年の息子、ばぶんごの成長の様子です。
どんぐり倶楽部では「理想の子ども像は幼く賢くたくましく」と言われていますが、けっこういい線いってるんじゃないかな〜と思います。
そして何より、毎日遊ぶことしか考えないような、日々を楽しめる子でいてくれることがとても嬉しいです。どうかこのまま、長い人生を日々、楽しめる大人になってほしいなぁ(^ ^)
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
★教育は、ゆっくりじっくり丁寧に
★子育ては、慌てず騒がず穏やかに
★理想の子供像は、幼く賢く逞しく
うわーめちゃくちゃステキですね!
暇って本当に大切な時間ですよね!
退屈を乗り越えて、自分の好きを探していく絶好の機会なんですよね。
うちは今料理にはまっています。
先生はYou Tubeですが(笑)
マイフライパンで楽しそうです。
ゆりさん
コメントありがとうございます!
暇って本当に大切な時間ですよね!大人になったらこんなにボ〜っとすることなんてないだろうし、子ども時代にたっぷり暇を味わってもらいたいです(^^)
料理はいいですね〜!マイフライパンも!自分だけの道具があると気持ちも上がりますね(>▽<)