こんにちは!どんぐり暦3年のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
どんぐり問題は親のアドバイスはいりません。間違えても「ここが惜しかったね」「ここで間違えたんじゃない」なんてことは何も言わずに、不正解をサラリと伝えて終了します。
間違えっぱなしで何もしなくていいのかなぁ?💦
なんて、心配にならなくても大丈夫!
何もしてはいけないのではなく、子どもに気づかれないように日常にヒントを散りばめていくのはOKなのです!(というか、その方がいいです。)
私はこの関わりを2年続けてきたところ、息子が正解になる問題がいくつも出るようになりました。
そこで今回は、「不正解だった問題を、親がどのようにサポートすればいいのか?」について詳しく解説します!
- どんぐり問題が不正解だった時にどうすればいいの?
- わが家の取り組み(氷のノコギリ問題:小1不正解→小2正解)
今回の記事が、どんぐりママ・どんぐりパパの参考になったら嬉しいです。
目次
不正解の時に親がすること:どうして親ががんばるの?
子どもの思考力をつけるどんぐり問題。不正解だった問題は『お宝問題』として大切にとっておき、翌年の夏休みに『わからん帳』として再チャレンジします。
ここで解きっぱなしではもったいないのどんぐり問題。どんぐり問題が不正解だったら、親の出番なのです!
子どもがわからなかった言葉を親がこっそり洗い出しましょう。親が黒子のように日常生活に散りばめることで、わからなかった言葉を生活の中で自然に習得することができるのです。
- わからなかった言葉を洗い出す
- 親が黒子になって日常生活に散りばめる
【ポイント】子どもに気づかれないように!
【親がすること①】 わからなかった言葉を洗い出す
どんぐり問題が終わったら、子どもがわからなかった言葉を洗い出します。
- どの言葉で鉛筆が止まっていましたか?
- どの言葉が絵にかけていないでしょうか?
子どもの様子を振り返って見つけていきましょう。
「〜より大きい・小さい」の「より」、「歩くごとに」の「ごとに」など、できるだけ細分化できるといいですね。
【親がすること②】親が黒子になって日常生活に散りばめる
お宝問題の再チャレンジは、翌年の長期休み(夏休み・冬休み・春休み)なので、それまでにわからない言葉が理解できるようにしておいてあげるといいですよね。
わからない言葉を、その場で説明したらいいんじゃない?
と思うかもしれませんが、それだと意味がないのです。
親は、日常生活の中で子どもに気づかれないようにこれらの言葉を散りばめるのです。
すると子どもは、翌年以降に正解した時に、
誰からも教えてもらってないのに、自分の力で解けたぞ〜!
という成功体験ができるのです。これが大事。
自分の力で成長して乗り越えた・・・という経験が子どもの自信になり、困難を乗り越える力になるのです。
子どものために、親は黒子に徹しましょう!
具体的にどうすればいいの?わが家の取り組みをご紹介!
ここからは、わが家の取り組みを紹介します。
氷ののこぎりの問題を例に見ていきましょう!
難しい問題ですね〜(^^;
- ひかりに「はんしゃ」する状態とは?
- にじの「ような」のこぎりとは?
- 「〜より」おおいとは?
- のこぎりに光が反射している状態がイメージできるか? etc
このような言葉がすべて、頭の中にイメージできないと、この問題は解けないのです。
小1で解いた時には不正解
小1の春に解いたときの息子の絵がこちらです。
この絵を見ると、次のようなことを読み取っているようです。
- のこぎりが飾られていること
- 虹の色は赤、緑、黄色など何色もあること
- 6本を足そうとしていること
息子がわかっていないのは、たぶん次のような感じ。
- 色ではなくノコギリの本数を数えている?
- 「はんしゃ」「ような」の言葉の意味
このように、不正解だった問題を親が振り返って、子どもが理解できていない言葉を洗い出しいます。
私がしてきたこと
ノコギリの本数を数えているのは読解力かもしれないですね。ここは息子の成長を待てばいいような気がします。
一方、明らかにわからなかった「反射」「ような」は日常生活で使っていくことができそうです。
私は来年の夏休みに向けて、これらの言葉を日常生活に散りばめる黒子になります。笑
★遊びに出かけて、川や海が見えたら・・・
見て〜!波がきれいだよ!
太陽の光がキラキラ反射してるねぇ!
まるで宝石のようだね!
★手鏡がキラッと反射したら・・・
うわっ、光が反射して眩しいよ〜!
★手鏡がキラッと反射したら・・・
あのワンちゃんは毛がフサフサだねぇ!
まるでぬいぐるみのようだね!
こんな感じで、何かにつけてわからない言葉を、散りばめ続けてきました。
そんなこんなで1年後・・・。
小2の夏休みに同じ問題に再チャレンジです!
いよいよ再チャレンジ!
小2の夏休みに、再チャレンジした絵がこちらです。
問題文を読んだ時のやりとりを紹介します。
「こおりの のこぎりが かざってあります。」
「ひかりに はんしゃして とても きれいです。」
太陽のことだよね?
「にじのような のこぎりです。」
反射したときは、にじのようってこと?
・・・なんだか色々理解できているようです!!
反射している様子は星のマーク(☆)で描かれています。キラキラしているということでしょう。
1年前と比べて、一つひとつの言葉がきちんと理解できています。
のこぎりの絵も1本になりました。のこぎりの本数ではなく、1本の中に色が何色もあるというイメージができています!
最後に「こたえ13色」と書いて、正解です。
(心の中で)・・・よっしゃ〜!理解できた〜!(>▽<)
心の中で、私は力強いガッツポーズです!笑
1年間、海を通るたびにしつこく黒子をしてきたかいがありました・・・。
でも、大喜びしたい気持ちを息子の前ではグッとこらえます。
正解・不正解で一喜一憂する姿を子どもに見せてはいけません。これはあくまでも息子がひとりで解けた問題なのです。
正解だったよ〜
さらっと流して、終了です!
このように、どんぐり問題が不正解だったら、親のかげの努力が必要です。
わからない言葉の洗いだしも、週に2問やれば山のように増えていきますので、わからない言葉を把握しておくだけでも大変です・・・。(笑)
でも、子どもが“ひとりで”成長している姿を見れるのは黒子のご褒美です。
「また黒子をがんばろう!」ときっと思えますよ。(^ ^)
まとめ
今回は、「不正解だった問題を、親がどのようにサポートしたらいいのか?」についてご紹介しました。
どんぐり問題が不正解だった時に親がすることは、次のとおりです。
- わからなかった言葉を洗い出す
- 親が黒子になって日常生活に散りばめる
【ポイント】子どもに気づかれないように!
どんぐり倶楽部の子育ては正直なところ、お母さん・お父さんにとっては楽な道ではありません・・・(^^;
でも、子どもの思考力は必ず育っていく方法だと思います。
今回の記事が、どんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです!
お互いに、一流の黒子を目指していきましょう〜!