こんにちは!どんぐり暦3年のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
どんぐり問題をやるときは、親も一緒にやるといいと言われています。
でも、子どもと一緒に解く時間はなかなか作れないという方もいると思います。
親も一緒に解くの?
忙しいから一人でやってほしいなぁ…💦
お母さんは毎日忙しいですもんね…
でもでも、それでも…親と一緒に解けば、たくさんのメリットがあるのです!
今回は、それを実感した、わが家のエピソードを紹介します。
- どんぐり問題の解き方(1mx37編:わが家の場合)
- 親が一緒に解くメリット(一人じゃないという安心感、口出ししないでヒントを出せる)
どんぐり問題を解いているときの様子も紹介しますので、声かけなどの参考にしてくださいね!
わかりやすい解説記事は下記
目次
1mx37ってこんな問題
む、難しい〜。
何が難しいって、「くらいどりあそびってなに?」から想像しなくてはいけません。笑
- 未知の「くらいどりあそび」を理解できるか?
- あかたまごのごうけい「32点」を絵に描けるか?
- たまご1個が10点の場合と1点の場合があることが混乱しないか?
- 「差」を出すときに比較する対象が「十の位」のたまごの合計と、「一の位」のたまごの合計ということが理解できるか? etc
この問題を読んだ瞬間に、
あ、こりゃお宝だな。
今日はああでもない、こうでもないと考える時間にしよう。
と思ったのですが、なんと息子は正解してしまいます。
親と一緒に解いていたことがカギとなったのです!
問題スタート!
ここからは、実際に問題を解いている時の様子を紹介しますね!
【最初の約束】
- 絵を間違えたときに、ぐしゃぐしゃ〜っと塗りつぶすのをやめてほしい。
- でも、状況によっては区別できるよう(見えないように)に消してほしい。
ややこしいお願いも、わかりやすく10秒くらいでサラッとお願いしなければいけません。
今回は、息子自身が描いた絵を見せながらお願いすることにしました。
描いた絵を残しておいてくれる?
この前の絵が良かった!
全部描き直す時には「✖️」だけ描いたけど、
この二重線【緑の囲み】は描いてもOK!どっちが正しい絵がわかるからね。
【1文目】
「あかたまごと あおたまごと きたまご 5こずつで くらいどりあそびを しました。」
【赤い囲み】のところに描き始める。
たまごを1個ずつしか描いていない。
ママが読んだ文章、ぜんぶ描けた?
かけたよ
なんこずつだっけ?
あ、なんこずつだっけ?
ちゃんと聞いてよね〜(冗談ぽく)
(再度読む)
「ずつ」がわからない
あれ?「ずつ」は理解できている言葉だと思ったけどなぁ…?
同じ数にすることだよ
赤が5こ、青が5こ、黄色が5こってこと?
だとするとどんな絵になる?
こういうこと?
【水色の囲み】に積み上げる。
5個ずつ描けた。
【2文目】
「十の位に つくと 10点、 一の位に つくと 1点ゲットできます。 」
しばらく、よくわからないという顔をしている。
描き始めて一旦✖️して、【青の囲み】になった。
青い卵が十の位で10点だから喜んでる顔、黄色い卵が一のくらいで1点だから泣いてる顔。
ゲームのルールは理解できているよう。
【3文目】
「あかたまごの ごうけいは 32点、あおたまごの ごうけいは 23点、 きたまごの ごうけいは 41点でした。」
【黄色の囲み】に言葉を書いていく。
絵で描いてほしいなと思ったけど、最後の文章で結局絵にしなければいけないだろうと思い、ここは見守ることにする。
【4文目】
「十の位に ついた たまごと 一の位に ついた たまごでは どちらがなんこ すくないでしょう。」
ここから長い試行錯誤が始まる。(思考力の養成だ〜♪)
合計の点数をマル「◯」であらわした絵を3回描き直す【緑の囲み:3カ所】
多分、このマルはたまごではなく、点数をマルで描いてあらわしている。
でも、こもマルをその後どう扱ったらいいのかわからなくてイライラし始める。
イライラ手放しておいで〜
と、アンガーマネジメントの声かけを淡々と言う。
してないよ〜
とブスッと言う。
してるじゃん。笑
ルールに沿って点数を出すところを描いてほしいなぁ。
「十の位」につくと10点、一の位に着くと1点の絵ってどれだっけ?
これ
【青い囲み】を指す。
ルールはわかっている。何がわからなくて悶えているんだろう?
「赤のたまご」ってわかる?
わかる
「ごうけい」ってわかる?
わからない
合計って、全部合わせるってことだよ
「赤たまごの合計は32点」の絵、描ける?
言葉を一つずつ区切って、何がわからないのか根気づよくクリアにしていく。
すると突然、
こういうこと?
と、【ピンクの囲み】に素晴らしい絵を描いた!
「合計」がわかったからかなぁ?
これで【3文目】までの絵が描けた。
【4文目:再チャレンジ】
しかし、最後の一文でまた「わからない」と悶える。
【オレンジの囲み】の絵を描いて止まってしまった。
一つ一つの言葉は理解できているようだけど、
どちらがなんこ少ない、がわからない~
と悶える。
どうやら、言葉の意味はわかっているけど、どうやって絵にしたらいいのかわからないようだ。
お菓子食べて休憩しようか!新しいグミ追加する?
毒になるからいい〜
断られた。笑
まあ、ここまで粘れたら、お宝(不正解)で「もやもや」が残れば十分だな~と思い、気長にまつ。
【ママは何をしていたか?】
私は今回、「5mx99」を一緒に解いていました。ミミズのニョロが3分で5歩進む問題なのですが、これがもう難しいったら…。息子が悶絶タイムに入ったので、私は自分の問題に集中することにしました。
私は自分の問題に集中して、「独り言」をぶつぶつと言う。
ママのも今日難しいんだよね~!33メートルの中に15cmっていくつあるんだろう?
あれ~?この絵だとわからなかった~
違う絵で描いてみよう!あれ?見えてきたかも!…やっぱ違ってた
う~ん、じゃあ次はまったく違う絵にしてみるか…
すると…
難しいの~?ばぶくんのも難しいよ~。33cm~?
息子がニヤッと笑って話しかけてきた。
難しい問題をやってるのは、自分だけじゃないと思って嬉しくなったのかな?
違うんだよ〜!33メートルもあるんだよ~!
それじゃあ道路が作れるね〜
しばらく会話をする。
問題と関係ない会話も始めたけど、しばらく付き合う。(5分位)
するととつぜん、
こうかな〜
と言って【紫の囲み】の絵を描いた!
十の位(下の段)は、青たまご2個、赤たまご3個、黄たまご4個。
一の位(上の段)は、青たまご3個、赤たまご2個、黄たまご1個。
数が同じところに線を引いて、
3個少ない
正解してしまった!
「こたえ 一の位についたたまごが3こすくない」と書いて、終了。【ネイビー色の囲み】
(絵の全体像は下記)
ママの振り返り
問題が終わったらママの出番!
子どもが理解できていること/できていないことを、ママが振り返って、今後の日常生活にいかしましょう。
▶︎できたこと
- くらいどりあそびを理解して絵にすることができた
- 「差」を求める絵も見やすく描けた
▶︎できなかったこと
- 「ずつ」「合計」がわからなかった
▶︎その他
- ママが一緒に問題を解くことで、「一人じゃない」という安心感が持てて気持ちが切り替えられた
- 口出ししないで、口出しすることができる!
今後していくこと
「ずつ」「合計」を日常生活で意識して使っていこうと思います。
今までも使ってはいたのですが、より意識したいと思います。
トランプするときに「あなたと、ママと、パパと、一枚ずつ分けてね」
お菓子を分ける時に「グミを、あなたとママと、同じ数ずつ分けてね」 etc
お菓子を食べる時に「グミが5粒、ラムネが10粒、合わせて15粒だね!合計15粒だね。」etc
親が一緒に解くのが大事!
親が一緒に解くのは大事だと実感しました。
- 問題に行き詰まった時に一緒に乗り越えられる(ママと一緒で嬉しい、自分だけやらされているわけではない etc)
- 「独り言」にすることで、口出ししないで、口出しすることができる!
毎回一緒が難しい方は、たまにでもいいので一緒にやると、子どもが嬉しいと思います。
まとめ
今回は、どんぐり問題の解き方と、親が一緒に解くメリットについて、わが家の「1mx37編」を通してご紹介しました!
難しい言葉
「ずつ」と「合計」に引っかかっていました。
子どもにとって難しい言葉なので、お子さんが理解できているか?を確認してみて下さね。
もし理解できてなさそうなら、日常生活でどんどん使っていきましょう!
トランプするときに「あなたと、ママと、パパと、一枚ずつ分けてね」
お菓子を分ける時に「グミを、あなたとママと、同じ数ずつ分けてね」 etc
お菓子を食べる時に「グミが5粒、ラムネが10粒、合わせて15粒だね!合計15粒だね。」etc
親と一緒にやるメリット
親と一緒にやるメリットは次の通りです。
毎回は難しければ、たまにでもいいので一緒にやってあげてくださいね!
- 問題に行き詰まった時に一緒に乗り越えられる(ママと一緒で嬉しい、自分だけやらされているわけではない etc)
- 「独り言」にすることで、口出ししないで、口出しすることができる!
今回の記事は以上です!いかがでしたか?
子育ては12歳までなので、とことん付き合ってあげられたらいいですね。
私もがんばります(^^)
以上、さよんごでした!