こんにちは!
どんぐり暦3年のさよんごです。
私のブログでは子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
どんぐり問題のやり方、これでいいのかな?💦
どんぐり問題の基本は家庭学習。
でも、家庭だけでやっていると、「このやり方で合ってるのかなぁ?」と心配になりますよね。
わが家では週に1回、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室を受けていますが、その様子がとっても参考になります。
そこで今回は、朝子先生のオンライン教室の様子をちょっとだけご紹介します!
また、今回の記事は、
どんぐり問題で、本当に思考力がつくのかな?
と思っている方にも読んでいただきたいです。
塾や習い事はもちろん、宿題すらさせていないどんぐりっ子の息子がどうやって解くのか?をご紹介します!
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:2mx03編)
- どんぐり倶楽部の思考力ご紹介!(息子の場合)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
どんぐり問題のわかりやすい解説はこちら▼
目次
2mx03はこんな問題
む、難しいわ〜
「距離」と「時間」が同時に動く問題です。
「わり算」もあれば「かけ算」もあるし、最後には「差」を求める「引き算」も必要です。
- コロコロよりゴロゴロの方が難しい。ゴロゴロがちゃんと理解できるか?
- 「ゴールまで行く」というイメージが持てるか?
- 時間と距離が混乱しないか?
- 100cmに対して、20cmずつ、25cmずつに分けることができるか?(わり算)
- 分けた距離に対し、10分と25分をそれぞれの数だけ正確にかけることができるか?(かけ算)etc
ポイントすら難しい
大人がささっと解くならこんな感じでしょうか。
コロコロ:100cm➗20cm=5、10分✖️5=50分
ゴロゴロ:100cm➗25cm=4、25分✖️4=60分
60分➖50分=10分
答え:ゴロゴロの方が10分早く着く
いや、大人でもささっと解けませんね。式にすると改めて難しいと思いました…。
さて、かけ算も暗記できていない、わり算も習っていない子どもがこれを解けるのでしょうか?
問題スタート(朝子先生のオンライン教室)
ここからは、朝子先生のオンライン教室の様子をそのままお届けします!
- どんな声かけをしているか?
- どんなところを見ているのか?
など、とても参考になりますよ!
【1文目】
「ボールのコロコロとゴロゴロは100cm転がりっこ競争で、今日のお掃除当番を決める事にしました。」
1mってこれくらいだよね、こんなにも線描けないんだけど・・・じゃあ、こうしよう
自分で「こうしよう!」と考えることができるようになってきた。
10の塊を10個書いた。
竹物差しを書いたようだ。【黄色マーカー】
丸い模様のようなものは竹物差しに書いてある模様。
ゴロゴロは、大体、これくらいだけど、本当の大きさは、虫眼鏡でわからないくらい。
これが超スピードが早い。
コロコロは、これくらい大きくて【水色で「コロコロ」と書いたところ】これが小さく見える。
コロコロは本当は大きいけど、小さく見えるという設定。
競争して、ゴロゴロが先だったけどあまりにも小さすぎて、コロコロが超でっかいから鉛筆で点をかいたくらいのゴロゴロをつぶして、転がって、ゴロゴロがボールの中には空気があるから、潰されたというか、小さいボールの上にのってバウンドして、前で着地してゴロゴロが早さでバウンドしてゴール。
コロコロが、トイレのうんちの流し忘れがないかチェックして、あったらじゃ~って流すかかりで、ゴロゴロがトイレかかりだからトイレを拭くかかり。
勝った方はどうなるの?
勝ったら、自分の好きな係を決めていい。
負けたら、うんちを流すかかり
【2文目】
「コロコロは10分で20cm、ゴロゴロは15分で25cm進みます。」
「コロコロは10分で20cm進める」ところまでまず読むと、2個のマークを描いて10分と書いた。【赤い囲み】
続きを読んだ。
ゴロゴロだから転がるのが早いのかと思ってた。10分で??
足の爪を鉛筆で塗っている。
しばらく塗り続けているが、放っておいたら、全部の指に塗ってから突然戻ってきた。
15分で何センチだったっけ?
もう~2回も読んだよ。もう一回読むわよ~。
笑っている。
【3文目】
「どちらが何分早くゴールできるでしょう。 」
べーべーべーと30秒ほど言った後、突然左ページ真ん中に静かに絵を書き出した。
すごい集中力だ~。
べーべーべーとのギャップが激しすぎる。
コロコロ(10分で20cm)は【黄色い囲み】に描く。
10を10個描いて100cmを作り、20cmのまとまりで10(分)と描いている。(合ってる!)
ゴロゴロ(15分で25cm)の方は、【濃い緑の囲み】にバツをして、左下【緑の囲み】に新たに描き始めた。
絵がよくわからないけど、たぶん最初に10を10個描いて100cmを作って、10を5と5に分解して25cmを作っているようだ。
5と5に分解した10を消さないので、絵をどう理解したらいいのかわからない。謎…💦
でも、たぶん25cmのまとまりごとに15(分)と描いている。
朝子先生~答えはコロコロが10分早くつく
正解した〜!
最後にもう一回読まなくていい?
うん
【終了】
難しかった?
簡単だった
コロコロ何分だったの?
コロコロ50分、ゴロゴロ60分
なんでわかったの?
ゴロゴロの15(分)は、10を4つを計算して40で、5の4つは、10と10。
で、40と20で60(分)。
ゴロゴロの時間をどうやって出したか答えてくれた。
なんで25cmが4こぶんだってわかったの?
【緑の囲み】の謎を知りたい。
最後のとこは、10と10を足して20じゃん、この5をなかったことにして、20と5を足して25cmになった
説明してくれたけど、よくわからなかった!笑
【朝子先生のまとめ】
短時間にこの難しい問題を解いてしまいました(笑)
距離と時間が同時に動く問題ですが、本当によくできました。
コロコロはわかっても、ゴロゴロでミスすることが多い問題です。
ゴールまで行くというイメージが持てたことも素晴らしい。
25×4も素晴らしいやり方で解いてくれました。
数の分解をして、数を自由に扱うことができています。
10、15、20、25という数字の関係性が完全にわかっています。
100までの中に20が何個分、25が何個分あることもわかっています。
時間と距離の混乱もありません。
ばぶんごくん、よくできました~。
100cmと聞いてすぐ1mが結びついているのもとても良いです。
ママの振り返り:家庭でやってきて良かったこと、これから必要なこと
オンライン授業の様子を報告してもらったら、親の出番です!
まず、息子ができたこと・できなかったことを整理して、家庭でやってきてよかったこと・これから必要なことを考えましょう!
▶︎できたこと
- 数を分解して、自由に扱うことができている
- 「100cm=1m」が結びついていた
▶︎できなかったこと
- 特になし(珍しい〜!笑)
家庭でやってきて良かったこと
数の合成と分解は、三種の神器の一つ「デンタくん」のおかげだと思います!
小1から1日2〜3分だけデンタくんの練習をしてきました。
2年近く続けていますが、やっと数の分解と合成をつかんできたように思います。
手応えのない時期はひたすら練習するだけでしたが、続けてきて良かったです…!
効果が実感できると嬉しいものです。
デンタくんの練習は本当にオススメです。
ゲーム感覚で日常生活に取り入れてみてくださいね!
まとめ
今回は、ゼロイチ算数教室 朝子先生のオンライン教室の様子(2mx03編)を、ちょっとだけご紹介しました。
朝子先生のかかわりポイント
声かけや見ているポイントを、おうちでも参考にしてくださいね。
★声かけ
- 「もう~2回も読んだよ。もう一回読むわよ~。」
- 「最後にもう一回読まなくていい?」
★見るポイント
- 自分で「こうしよう!」と考えられることが良い
- ゴールまで行くというイメージが持てたことが良い
- 100cmと聞いてすぐ1mが結びついているのもとても良い
朝子先生が「見るポイント」は、親が気づけないことばかりです。
親だけだとどうしても、足りないところばかり気づいてしまうものですよね。💦
でも、子どもができている素晴らしいところが、たくさんあると思うのです。
そういうところに気づけるようになって、たとえ問題が不正解でも、子どもの成長を喜べたらいいですよね!
私もまた学びになりました!
家庭でやるといいこと
数の分解と合成には「デンタくん」がおすすめです!
「指を握る。残りは何本?」からちょっとずつやってみてください。
どんぐり倶楽部の思考力
この難しい問題を、どんぐりっ子の息子は絵で描いて解いてしまいました。
- 九九もまだ覚えていない
- わり算も習っていない
- 週に2回のどんぐり問題以外は、これといって勉強させていない
- 学校の宿題は制限しているので、解いても1日2〜3問だけ
しかも成長ゆっくりタイプ。
こんな息子が、この難しい問題をちゃんと理解して、答えを導くことができるのです。
これがどんぐり倶楽部の思考力だと思います。
大人になったらきっと「生きる力」につながるでしょう!
今回の記事は以上です!いかがでしたか?
おうちどんぐりの参考にしていただけたら嬉しいです。
以上、さよんごでした!