こんにちは!どんぐり暦3年のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
どんぐり問題が不正解(お宝)になったら大事にためておき、夏休みなどの長期休暇にわからん帳(お宝専用のクロッキー帳)で再チャレンジするのが基本です。
ですが、わが家ではお宝が多いので、学校のある時も週に1回、取り組んでいます。
0mxはひと通りお宝です。
1mxは3分の2がお宝・・・笑
そこで今回は、わが家のわからん帳の取り組みをご紹介します!どんぐりっ子の絵の変化を、ご覧くださいね。
また今回の記事では、どんぐりっ子は文章を深く理解している、ということも紹介しています!
- どんぐり問題のやり方(わが家のわからん帳:0mx08編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長 ▶︎ 小1 ▶︎ 小3)
- どんぐりっ子はこんなに深く考えられる!(「思いました」は思っただけ)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
0mx21ってこんな問題
0mxの中でも難しい問題です。
「いつも」の数を見抜いてから、「あした」の数を調整しなければいけません。
ポイントは以下のあたりかなと思います。
- 子どもにとって難しい言葉が理解できるか?(きのう、あした、いつも、〜より少ない、〜より多い etc)
- 「いつも」の数を見抜けるか?
- 「あした」の数を調整できるか? etc
私が解いてみましょう〜。
- あした:(いつも)+5個
- きのう:(いつも)➖2個=3個 ▶︎ということは・・・(いつも)は5個
- あした:5個+5個=10個
答え:10個
最後の文章を読んでから、(いつも)を調整しなければいけません。ハードルの高い問題です!
【年長】お宝
年長の夏に、初めてのチャレンジ!
▼できたこと
- 「5こ」「3こ」という数字は理解できている
- 「思いました」が描けている
▼できなかったこと
- あさがおが、ひまわりのような絵になっている
- 「〜より多く」が理解できていない
- 「いつも」の数が見抜けなかった
息子の年長さん時代は、
- どんぐり問題に慣れる
- どんぐり問題を習慣にする
という目的で、肩慣らし程度に取り組んでいました。
成長がゆっくりだった息子は、ほとんど理解できていなかったと思います。
【小1】お宝
小1の冬に、2回目のチャレンジです!
▼できたこと
- 「5こ」「3こ」という数字は理解できている
- あさがおのイメージが少しできてきた
▼できなかったこと
- 「〜より多く」が理解できていない
- 「いつも」の数が見抜けなかった
どんぐり問題にも少しずつ慣れてきた頃です。
が、まだまだわからないことの方が多かった時代ですね。
年長さん時代と、あまり変化がないような気がします・・・(^^;
息子がぐんと成長したのは、小2の冬からです
【息子の成長】どんぐりっ子「ばぶんご」の成長▶︎年長〜小2まで【小3】3回目のチャレンジ:合計60分
小3の夏に、3回目のチャレンジ!年長で初めて解いてから3年後です。
ここからは、おうちどんぐりの様子を、再現してお届け。
今回はどんな成長を見せてくれるでしょうか?(^ ^)
【今日の約束】
絵を見ながら考えてね。
最近の約束は、“視”考力を養うためにこの約束にしている。
この前の問題が良かった!
絵をじ〜っと見てたら「あ、そういうことか」ってひらめいたでしょ?
前回、うまくいったので、それを例に挙げてサラッと説明した。
【1文目】4分
「ねぼすけの あさがおさんが きょうは はなを さかせるのを わすれて しまいました。」
この問題解いてると、1年生の頃のあさがお、また育てたくなってきた。
でもさ、もう植木鉢とかないでしょ?
そうだねぇ
だから植木鉢買って、土とか肥料入れて、で、種植えないとね
右ページの下に描く。
これ茎。こうなって花を咲かせるの忘れた
【2文目】3分
「それで、あしたは いつもより 5こ おおく はなを さかせようと おもいました。」
いつもってどのくらい花を咲かせてるの?
どのくらいなんだろうね〜?
いいとこに気づいた!2回のお宝からは明らかに成長してる〜♪
う~ん
・・・描けた。
これがこれより5個多くだから、6個にしたの。
「いつも」の数は1個の想定。
(まわりにバツがたくさんあるのは、最後に描き直す前につけたもの)
【3文目】10分
「きのうは いつもより 2こ すくなくて 3この はなを さかせて いたとすると、あしたは、なんこの はなが さくのでしょう。」
文章長くて覚えきれなかった。
ちょっと区切って読んで?
そこまで、って言ったらストップして?
「きのうはいつもより2こ少なくて・・・」
そこまで!
右ページ真ん中あたりに描く。
これきのうね
あれ?いつも何個だっけ?
何個かなぁ?
「きのうはいつもより2こすくなくて、3このはなを咲かせていたとすると・・・」だって
ふんふん。
じゃあここいらないのかなぁ。
2こ少ないだから・・・わかった。
いつもは5本花を咲かせてるんだ~。
なるほど~
あってるよ〜!すごいすごい(心の声)
これが昨日、これがいつも
お~、わかりやすいねぇ
「あしたは、なんこの花が咲くでしょう」
ちょっともう一回読んで?
最後の文
読む
【3文目:再】迷走43分
え~、どういう意味かわからない
ここから、私の大きな勘違いで、息子の疑問をわかってあげられず、苦悶させてしまう。
- 問題文を最初から読み返す
- 個々の言葉が理解できているか、一つずつ確認する
といったことをしたが、
だから、わからない…泣
と言うばかり・・・
いつもの花は何個なの?
と聞くと、
5個
とわかっている。
なのに、「明日の絵」を描き直さない・・・
問題文が全部で一つになってることは、わかっているはずなのに・・・
私がイライラして、口調がキツくなってしまう。
じゃあ、こっちの絵の「いつも」は何個なのっ?(イライラ)
1個(イライラ)
じゃあ、明日の絵を描いてみてくれない?(イライラ)
ママの言ってる意味がわからない(イライラ)
他にもいろんな質問をしてみたけど、「わからない」と言うばかり・・・・。
お互いにイライラしてきて、息子も悶えている。
じゃあもうわからん帳にしよ?(イライラ)
・・・怒ってんの?
怒ってないです(イライラ)
空気が悪くなったまま、ここで一旦、ノートを閉じる。
「あ〜、私ってダメだなあ・・・」と自己嫌悪(T T)
その後、家事をしながら「息子はなんでわからないんだろう?」と考えて・・・・
あ・・・!わかった!
あさがおは「思っている」だけだから、実際に明日起こることは、誰にもわからないんだ!!!
息子にかけよって聞いてみる。
ばぶんご君、もしかして、あなたがわからないと言っていたのは、あさがおは思っていただけだから?
え〜?どういうこと?
じゃあ、朝顔が思っていたことが、本当になるとしたら、明日は何個の花が咲くの?
10個
正解を即答したー!!!
それ描いて~!
とお願いして、絵に描いてもらった。
右ページ上に、「思っている」ところを。
左ページには、「思っていることが本当になったところ」を描いてくれた。
答えは「10っこ」
正解を伝える(ここまで合計60分)
終了した後、息子に謝り許してもらった。
あなたは文章を、すごく深く理解できるんだね~!すごいね~!
わかってないのはママだったねぇ。
ばぶんご君の疑問をわかってあげられなくて、イライラしてごめんね。
親の振り返り
問題を解いた後は、親の振り返りです。
できたこと、できなかったことを整理して、日常生活を工夫していきましょう!
▼できたこと
- 「いつも」の数を見抜き「明日」の数を出すことができた
- 「思いました」という一文を深く理解して、実際に明日起こるわけではない、ということまで考えていた
▼できなかったこと
- (特になし)
母が反省!息子は深く理解できていた!
自分に深く反省して、子どもの力に深く感動した一問でした!!!
いつもより5個多く咲かせようと思ったんでしょ?なんで描けないの!?
思っただけだから、明日本当に起こることはわからないから描けない
この違いに気づくことができなくて、息子を悩ませてしまいました。イライラをぶつけてしまった自分にも反省です・・・。息子に申し訳ないことをしてしまいました。
そして、子どもの力って偉大だなぁ!と、再認識できました!
大人からは見えない「賢さ」を、子どもはたくさん持っているのでしょうね。
大人の物差しで、子どもの能力を決めつけてはいけない!
今回は、私にとってとてもいい勉強になりました。
今後はどんぐり中は絶対にイライラしないように、
- 答えはおまけ
- 子どもの力を信じる
これをメモして、私のクロッキー帳に貼っておこうと思います。
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(わが家のわからん帳:0mx08編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長 ▶︎ 小1 ▶︎ 小3)
- どんぐりっ子はこんなに深く考えられる!(「思いました」は思っただけ)
についてご紹介しました!
ねぼすけのあさがおの問題、ここがポイント!
ねぼすけのあさがおの問題、いかがでしたか?
「いつも」の数を見抜いてから、「あした」の数を調整しなければいけない難しい問題でしたね!
問題文とポイントは以下のとおりです。
- 子どもにとって難しい言葉が理解できるか?(きのう、あした、いつも、〜より少ない、〜より多い etc)
- 「いつも」の数を見抜けるか?
- 「あした」の数を調整できるか? etc
私が解いてみると、こんな感じ。
- あした:(いつも)+5個
- きのう:(いつも)➖2個=3個 ▶︎ということは・・・(いつも)は5個
- あした:5個+5個=10個
答え:10個
息子の場合
【1回目】年長の夏
▼できたこと
- 「5こ」「3こ」という数字は理解できている
- 「思いました」が描けている
▼できなかったこと
- あさがおが、ひまわりのような絵になっている
- 「〜より多く」が理解できていない
- 「いつも」の数が見抜けなかった
息子の年長さん時代は、「どんぐり問題に慣れる、習慣にする」という目的で、肩慣らし程度に取り組んでいました。成長がゆっくりだった息子は、ほとんど理解できていなかったと思います。
【2回目】小1の冬
▼できたこと
- 「5こ」「3こ」という数字は理解できている
- あさがおのイメージが少しできてきた
▼できなかったこと
- 「〜より多く」が理解できていない
- 「いつも」の数が見抜けなかった
どんぐり問題にも少しずつ慣れてきた頃ですが、まだまだわからないことの方が多かった時代ですね。
結果的に、年長さん時代とあまり変化がないような気が・・・(^^;)
息子がぐんと成長したのは、小2の冬からです
【息子の成長】どんぐりっ子「ばぶんご」の成長▶︎年長〜小2まで【3回目】小3の夏
▼できたこと
- 「いつも」の数を見抜き「明日」の数を出すことができた
- 「思いました」という一文を深く理解して、実際に明日起こるわけではない、ということまで考えていた
▼できなかったこと
- (特になし)
個々の言葉をすべて、きちんと理解できました!
「思っている」ことと、「明日本当に起こること」を区別していたのは、素晴らしかったと思います。
子どもは大人に見えない力を持っている!
私は、大人目線で息子が理解できないと決めつけて、バカにしてしまいました。
でも、理解できていなかったのは、私の方だったのです。
いつもより5個多く咲かせようと思ったんでしょ?なんで描けないの!?
思っただけだから、明日本当に起こることはわからないから描けない
この違いに気づけなかった私の方が、浅い考えでした・・・。
この件は一例です。
きっと、大人には見えない「賢さ」が、子どもの中にはたくさん潜んでいるのだと思います。
大人の物差しで、子どもの能力を決めつけてはいけない!
ということを思い知りました。
今後はどんぐり中は絶対にイライラしないように、
- 答えはおまけ
- 子どもの力を信じる
これをメモして、私のクロッキー帳に貼っておこうと思います。
自分に深く反省して、子どもの力に深く感動した一問でした!
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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