こんにちは!
どんぐり暦4年めの、さよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
今回は、「朝子先生のオンライン教室、再現してみた」シリーズです♪
わが家では週に1回、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室を受けています。
東京でゼロイチ算数教室をやってます!
オンライン教室の様子は、おうちどんぐりに使えるヒントが盛りだくさん!
- どんぐり問題の解き方
- 絶妙な声かけ(ヒントにならない、口出しにならない、子どもの気分を害さない!)
- 子どもと楽しく解いている様子
などなど、ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)
どんぐりタイムは、週に1〜2回だけの貴重な時間。
質を高めて、効率よく子どもの思考力を養いましょう!
また、今回の記事では、子どもは10mmの絵を描くと11mmになってしまうことが多い、ということも紹介しています。
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:1mx76編)
- 10mmの絵は11mmになってしまうことが多い(線と線の間に10本引いてしまうから)
今回の記事が、どんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
1mx76ってこんな問題
今回は、初めて挑戦するシリーズです!
1歩で3mm・・・家から3cm・・・2秒で1歩・・・・
いろんな単位が登場して、私の頭は大混乱です😅
この問題のポイントは、以下のあたりかなと思います。
- 歩数と距離と時間が、同時に進む問題
- さまざまな単位を混乱せずに使い分けることができるか?(1歩、3mm、3cm、2秒 など)
- 「どちらがどれくらい早く」を時間のことと見抜けるか?(ただし別解もOK)(読解力)
- 「二人は同時に出発して・・・」がどいうことか理解できるか?(子どもには同時に出発が難しい・・・!)
- 1歩:3mm=?歩:3cm(30mm)がわかるか?(かけ算、わり算)
それでは、私が解いてみます。
なんぽ歩く?
チビ君 1歩で3mm▶︎10歩で30mm(3cm)
チョビ君1歩で5mm▶︎6歩で30mm
何秒かかる?
チビ君 2秒で1歩▶︎20秒で10歩
チョビ君2秒で1歩▶︎12秒で6歩
二人の差は?
20秒➖12秒=8秒
答え:チョビ君が8秒はやく着く
答えあわせしてみると・・・あってました!ホッ
一方、この問題には別解があり、歩数で答えてもOKだそうです。
以下のようになります。
<別 解>
なんぽ歩く?
チビ君 1歩で3mm▶︎10歩で30mm(3cm)
チョビ君1歩で5mm▶︎6歩で30mm
二人の差は?
10歩➖6歩=4歩
答え:チョビ君が4歩はやく着く
この場合は、「2秒で1歩」という情報は使いません。
でも確かに、間違いでもありませんよね。ということで、別解としてOKです!
息子は今回、こちらの別解を出そうとしていました
【問題スタート】
ここからは、オンライン教室の様子を再現してお届けします!
- どんな声かけをしているか?
- 解き方の流れは?
- 口出ししないで、軌道修正する声かけは?
- 最後まで楽しく解くって、どんな感じ?
などなど、おうちどんぐりの参考にしてくださいね!
【最初のおしゃべり】
モンシロチョウの幼虫は生まれてすぐは黄色で、それで、殻を食べたり、食事のときは頭をご飯に突っ込んで食べるって知ってるよね?理科の授業で教えてもらったよ
ちゃんと聞いてきて人に説明できるのがすごいね、ばぶんご君
あと、ザリガニの雄とメスの見分け方、おしえてあげようか?
ハサミが太ければ雄で、ハサミが小さかったらメス
でもねお腹の部分でも見分けることできるよ。お腹の部分をめくって長いひもみたいなのがあれば雄で、なければメス
実際に見せてあげようか?どんぐり終わったら
楽しみ、おわったらみせて
あと、てんとう虫小学校の問題、当たった
見せて見せて
赤ぐみ38人、・・・
やりたくないって言ってたけど、実はできるじゃん
できなかったんだもん。
できないって思ってただけだよ
嬉しいね〜
【1文目】
「兄弟アリンコのチビ君は1歩で3mm、チョビ君は1歩で5mm進む事が出来ます。」
右ページ下にアリンコを描き始めた
朝子先生、ちびくんと弟、だれ?
うんち描いて「くっせ」って書いた(笑)
3ミリは棒3本( l l l ) と、3mmの文字を両方描いている
なんかちょびっと進めないっていうような名前なのにさ、ちびくんより大きいね、2mm
チビ君「3mm」と、チョビ君「5mm」の差をすぐに考えて「2mm」と言った
すぐに差を考えるところが今までと違うばぶんご君だ
少し前からさらっと比較するようになっている
【2文目】
「今日は、とても天気がいいので二人はお散歩に出かける事にしました。」
あとリュックもしょわせとこうかな
お弁当と水筒と、あと遊ぶ用のラジコンカーと、あとはレジャーシート
いいねえ
この人はテントをかついでる
テントをカバンにしまって・・・
【3文目】
「目標は家から3cm離れている小高い葉っぱの上です。」
小高いってなに?
少し高いってこと
ふ~ん
じゃ、こういうこと?
と言いいながら書いた
そこでご飯食べてるのかなあ
実はありにはね、すっごく下品な食事があるらしいよ
なんとか虫がお尻から出す、なんかを食べるんだよ
ちゅうちゅう吸いながら食べるらしいよ。それを食べるんだって
絶対やりたくないけどね
絶対やりたくない
それやらないと100発お尻ぺしぺしたたかれるってなったらどうする?
機動隊を連れてくる
その手があったか・・・
【4文目】
「二人は同時に出発して、2秒で1歩進みます。」
右ページ上の方へ描き始める
2秒で二人同時に進むから、それで2秒
【5文目】
「では、どちらがどれくらい早く葉 っぱの上に着くでしょう。」
それは弟でしょ
あだ名はうんちくっせの方(笑)
・・・じゃ描くね
左ページに2本線を引いて、3cmとそれぞれに書いたら、しばらく考えている
え~っと1ミリ、2ミリ、3ミリってなったら、10ミリで1cmかなあ・・・
えっとえっと・・・え~いっとお~
おーおーおーおー・・・んん、んん、んん・・・
5ミリと5ミリち◯こ、5ミリと5ミリち◯こ、5ミリと5ミリとうんち
5ミリと5ミリとあさこ先生のシャンプー
なんだんねん、それは
突然、姿勢を正して書き出す
弟は3cmで何ミリかわかった
5で1歩だから、30ミリだから、弟は30mmだった
だからそれを違うのでいうと6歩になった
それ描いて
べらべらしゃべっていたけど、ここまで考えてたんだ~(泣)
なんというカモフラージュ
あ、鏡文字になっちゃった
といって消して書き直す
絵の中でどこからどこが30mm?
ちょびくんは家から葉っぱの上まで6歩で30mm
人間だったら1歩で行けちゃう
ほんとだねえ、1歩もかからないねえ
ここでお菓子を食べる
そしてちびくんは1歩で3mm、1歩で3mmで~す
そのあとち◯こでぶんなぐります。ご注意ください
ぴんぽんぱんぽん、えっとえっとえっと、ちびくんは何歩で3cmなんだろう、朝子先生、定規使ってもいい?
定規描いたらいいじゃん
そうだねえ
左ページ左端に描き始めた
こうして・・・それで3mm、1、2、3mm、1、2、3mm、だからこれで・・・えっとちびくんは家から葉っぱの上まで7歩だった
朝子先生、定規作ってやってみて、ちびくんは3cmで7歩だった
だから・・・
なんで7歩ってわかったの?
3mmにするんだから、3つに分ければいいから3、3、3、3、って
だからこういうこと、実際に絵でやってみるね
6mmの定規があるでしょ、それで3mmずつ数えていったら7歩ってわかった
だって、1歩で3mmだから
それは今何歩?
2ほ・・・これで3mmってやればいいから
それ描いて
もう描いたよ
あ~、ちょっと見えないんだよね~
こうだったら見える?ちょっと大きくするね・・・
もう一回やり直し
左ページ真ん中に描いてくれている、わかりやすい
これって見やすい?
うん見やすい!
3cmまでの定規を描いている。
うん、描けた?見やすい?こんな感じで数えていった・・・これで、こんな感じで・・・あれ?・・・これで1歩、2歩、3歩、4歩・・・あ、11歩になった
今度は11歩になったの?
大きく描いたら違ってた
そんな違ったの?
最後もう一回読んで
最後の文だけ読んだ
お父さん、いつもごくろうさん、仕事大変すぎて穴があいちゃったよ・・・えっとえっと、じゃ、答え描くね、もうわかっちゃったから答え描くね
答えは、チョビくんは、ちびくんより5歩早く着く
最後に通して読む?もういい?
もういい。あ、やっぱり通して読んだ方がいいかも
通して読まなかったとき、ちゃんと読めばよかったじゃんっていうことがあったから
本当に惜しかったことを伝えて終了
【最後のおしゃべり】
約束通りザリガニを見せてくれることになった
テーブルにタオルを敷いて準備して、1匹見せてくれた
その後、いらない紙を持ってきてくれて説明してくれた
まず最初ザリガニ描くね・・・ちょっと下手だけど・・・
いえ、めちゃめちゃうまいです
お腹を裏返しにした絵ね。
ここらへんに長いのがあればオスっていうこと。オレンジっぽい色。
あとは、透明・・・メスだとおっぽはもちろんあるけど、おすみたいに長いのはない。
よく描けたねえ
よく観察して、頭の中に記憶してるもん
ザリガニは、若い頃は灰色でだんだん赤になってくるらしいよ
あと、オレンジだったりするよ
まあそれは食べ物の影響なんだけどね
食べ物の色によって、体の色が変わるらしいよ
ザリガニはだんだん青になってきて、最終的には色が抜け落ちて白になっちゃうけどね
ザリガニのおじいちゃんは白なの?
しばらくザリガニや昆虫のおしゃべりをして、終了〜
【朝子先生のコメント】
できたこと
- 大きく描いて、ミスに気づきました。この気づきを、覚えてくれているといいです。
- 最後に問題を読むかどうかを聞いた時、はじめは「いらない」と言ったけど、やはり読んでといったのは、ちゃんと覚えていたからです。しっかり聞きながら確認していました。
- ちょび(1歩5mm)は頭の中でばっちりできていました。
- 3cmが30mmというのも少し考えたけど、ちゃんとわかっているようです。私にも聞いてこなくなりました(笑)
できなかったこと
- ちょび(1歩5mm)は、頭の中でできてしまったけど、それも絵を描いて欲しかったな〜
- ちび(1歩3mm)はわかりやすい絵を描いてくれていたけど、刻みが10になっていなかったのかな?なんで11歩になったのかはこちらからはわかりませんでした。30mmとわかっていたのに、ずれたかな~?惜しかったなあ~
刻みが10になっていませんでした
10mmじゃなくて11mmになってました(^ ^;)
その他
- 最後はザリガニの説明を色々してくれましたが、本当に詳しかったです。とても楽しいザリガニ講座でした(^ ^)
親の振り返り
オンライン授業の様子を報告してもらったら、親の出番です!
子どもができたこと、できなかったことを整理して、今後に役立てましょう。
▶︎できたこと
- 3cm=30mmがわかっていた
- 大きく描いたら違っていたことに自分で気づけた!
- 解き方の方向性は合っていた
▶︎できなかったこと
- 30mmの定規の絵が難しかった(10mmを11刻みで描いてしまった)
- 「どちらがどれくらい早く葉っぱの上に着くでしょう」が、時間のことを問われているという発想がなかった
初めて挑戦するシリーズにしては、よくできたと思います!
10mmを11刻みで描いてしまっていたのは、そこで間違えるのか〜とちょっとびっくりしましたが、後日、朝子先生に聞いてみたところ、
子どもによくあるんですよ〜
家庭でできることも特にありません(笑)
ということでした!
自分で気づくまで、温かく見守りたいと思います。
まとめ
今回は、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室の様子をお届けしました!
朝子先生のHP▶︎ゼロイチ算数教室/のんいく(https://zero1.info)
チビ君とチョビ君の問題、ここがポイント!
チビ君とチョビ君の問題、いかがでしたか?
1歩で3mm・・・3cm・・・2秒で1歩・・・・いろんな単位が登場する難しい問題でしたね!
問題文とポイントは、以下のとおり。
- 歩数と距離と時間が、同時に進む問題
- さまざまな単位を混乱せずに使い分けることができるか?(1歩、3mm、3cm、2秒 など)
- 「どちらがどれくらい早く」を時間のことと見抜けるか?(ただし別解もOK)(読解力)
- 「二人は同時に出発して・・・」がどいうことか理解できるか?(子どもには同時に出発が難しい・・・!)
- 1歩:3mm=?歩:3cm(30mm)がわかるか?(かけ算、わり算)
一般的な回答は「チョビ君が8秒はやく着く」ですが、歩数の観点から回答すると「チョビ君が4歩はやく着く」という別解もOKです。
これからこの問題をやる方は、別解があることを知っておくといいですね!
息子の場合
★ちょっと難しい問題でしたが、途中で投げ出すこともなく、一生懸命考えることができました!
解き方の方向性は合っていて、別解に向けて惜しいところまで考えることができました。
★間違えてしまったポイントは、10mmを描く時に、線と線の間に10本引いてしまったので、結果としては11mmになってしまったことでした。
- 10mmを描きたいときに、線と線の間に10本の線を描いてしまうので、11mmになってしまう。
- 3つに分けたいときには、線と線の間に3本描いてしまうので、4つに分けたことになってしまう。
こういった間違いは、子どもによくある現象ということです。
子どもが気づくまで、長い目で温かく見守りましょう〜!
子どもによくあるんだ〜と知っているだけでも、お母さんの心のゆとりになりますね!笑
★お宝ではありましたが、大きい絵に描き直したら答えが違っていたということに、自分で気づけたのも素晴らしかったです。この気づきを忘れずに次回以降につなげてくれたらいいなぁと思います。
★それから、朝子先生とのおしゃべりがもう本当に楽しそう。笑
学校の授業はつまらないと言う息子。でも、楽しく会話できる先生もいるし、勉強は楽しいものなんだよ、ということをわかってくれたら嬉しいな〜、と思います。
今回の記事は以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました(^ ^)