こんにちは!どんぐり暦3年半になりました、さよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
不正解のどんぐり問題は、夏休みなどの長期休暇で再チャレンジします。
どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝」と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳」と呼んでいます。
間違えた問題こそ、思考力を養うための宝物ということですね!
さて。
夏休みは終わりましたが、0mx〜1mxをがっちり固めておきたいので、週に1回はわからん帳を続けますよ〜。
今回は、わが家のわからん帳をご紹介します!
3年目でも解けなかった・・・0mxのハードルの高さをご覧ください。
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx27編)
- どんぐりっ子の絵の変化(小1▶︎小2▶︎小3)
- 焦ってイライラしちゃった親のダメなお手本(T T)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
0mx27ってこんな問題
む、難しい〜・・・。
長文の中に、子どもにとっては難しい言葉がたくさん登場します。
一言も漏らさず文章が理解できるでしょうか・・・?
- 子どもにとっては難しい言葉が理解できるか?(〜の中、ある日、みんなで、何番目、何番目まで、のこり、ちょうど、真ん中、〜とすると)
これは大人でも絵図にしないと解けませんね。
私はこんな感じでやってみました▼
まずは絵図に描いて・・・
あ、絵図だけで答えが見えた
答え:12枚目
絵図にすると「あ〜、こういうことね」と分かりますが、言葉だけ聞くと難しいですよねぇ。
【小1冬】お宝
小1の冬に初めてのチャレンジ!
その時の絵がこちら▼
▼できたこと
- 20枚の紙しばいが描けた
▼できなかったこと
- 「何番目」「何番目まで」「〜と」などの言葉が難しかった
全体的に言葉が理解できず、まだまだハードル高し・・・という感じです。
「前から8番目まで」という問題文をそのまま回答にしてしまい、答え:まえから8ばんめ でお宝です。
一方で、問題文から豊かな想像力が広がったのは、とても良かったです!
仲間はね、他の部屋にいる。テーブルに二人が腰掛けてお酒飲んでる。左の子はリモコンで蓋を閉めてる。右のカエルくんは、ヒキガエルとか来ないかなあって見張ってるの。
子どもらしい楽しい世界が広がりました♪
【小2夏】お宝
1年半後、小2の夏に再チャレンジです!
その時の絵はこちら▼
▼できたこと
- 20枚の紙しばいが描けた
- 「のこり」「ちょうど真ん中」「何番目」「〜と」は理解できた
▼できなかったこと
- 「何番目まで」が難しかった
やっぱり難しい「〜まで」の意味・・・!
前から8枚目の1枚と、後ろから5枚目の1枚を足して2枚。20枚からこの2枚を引いた18枚を「のこり」と考えてしまい、「ちょうど真ん中」が出せませんでした。
ここに真ん中ないんだよ~ ・・・やっぱり真ん中がない~・・・真ん中捨てられたか~、捨てられてないか~・・・迷っちゃうなあ・・・う~ん、う~ん・・・
煮詰まったところで終了です。
【小3】わからん帳:計30分
さらに1年後。小3の夏に、わからん帳で3回目のチャレンジです!
ここからは、おうちどんぐりの様子を再現してお届けします。
今回は、結論から言うと再びお宝だったのですが、私が焦ってイラついてしまいました・・・。せっかくのどんぐりタイムが楽しくないものになってしまい、大反省の回となりました・・・😓
【最初のお願い】
同じものは同じ大きさにかいてね!
同じものは同じ大きさに描くと、数えやすかったり比べやすかったりする。
数えやすい絵を描いてもらうためのお願い。
【1文目】2分
「かみしばいの かえるくんは よるになると かみしばいのなかの おうちから とびだして おにわで みずあびを します。」
え~と、かみしばいのかえるくんは・・・これおうちのかみしばい
右ページ右下に描く
【2文目】1分
「ところが あるひ かえるくんは じぶんのおうちが わからなくなりました。」
読んだらすかさず、
そんな遠くに行くのが悪い
と言うので大爆笑😆
どこまで行ったんだろうね。なんか楽しいことでもあったのかなぁ?
右ページ真ん中に描いた。
【3文目】2分
「かみしばいは みんなで 20まいです。」
それって20ページってこと?
20ページってことと同じことかもねぇ
右ページ上の方に描く。
大きさがバラバラだけど、5枚ずつに揃えて描けている。
こうやってシュバシュバシュバってカメラで撮って、続けて(動画のように)見せたら、アニメにもなるね
本当だね
今日も面白い発想が出てくるなぁ。笑
【4文目】2分
「まえから8ばんめまでと、うしろから5ばんめまでには かえるくんの おうちは ありません。」
待って待って待って・・・そうすると20ページをこうやって描かなくちゃ
問題を予測している〜(笑)成長したなぁ。
左ページに、20ページを1列に描いた。
ちょっと休憩してから、再開。
で、何?
「まえから8ばんめまでと・・・」
待って待って・・・8ばんめまでと・・・
と言って8番目にまるをつける(ピンクの囲み)
「・・・うしろから5ばんめまでには かえるくんの おうちは ありません。」
後ろから5番目も同じようにまるをつける(水色の囲み)
ってことは、ここ(ピンク)とここ(水色)の間の7ページにはないのか・・・
ん?その7ページにあるんだけどなぁ・・・意味を取り違えている?
真ん中の7ページにはお家がなくて「???」がついている絵を描いた。
描けた
【5文目】12分
「のこりの ちょうどまんなかに かえるくんの おうちが あるとすると、 かえるくんのおうちは まえから なんまいめ だったのでしょう。」
どういうこと?のこりのちょうどまんなかって・・・
4、5文目を再度読む。
のこりってどういうこと?
残っているものってこと
こことここ(緑の囲み)を合わせた真ん中ってこと?
でもやっぱり・・・
煮詰まったようで、ここでトイレ休憩(7分)
再会。
黙々と描き始めるが・・・
7枚と4枚を足したら11枚なのに、12枚になっている・・・
さらに、「真ん中」なのに7枚目にマルをしている・・・
なんだか色々雑だなぁ・・・
じゃあ、答えわかったから描いていい?・・・かけた
【最後に読み直す】10分
じゃあ最後に読み直すから確認してね
ううん、大丈夫、大丈夫
(雑なのに読み直しもしないなんて・・・イラッ)
・・・でも確認って大事だよ~?今日は読んでいい?
あ~もう、じゃあわかったよ
しぶしぶ了解するが、読み直してもあっちの方向を見ながら「描けてる描けてる〜」としか言わない(イライラッ)
「まえから8番目・・・」のところまで読んで、聞いてみた
まえから8番目、ってどれ?
まえから8番目まで、ってどれ?
両方とも8番目をさす
じゃあ、8番目と、8番目までって、同じ意味ってこと?
あ~~~それわかんなかった~~~~
(イライラしながら・・・)わからない言葉があったら聞いてね。じゃあ辞書みるね
・・・辞書を見たが「限界点、到達点」という説明で難しい・・・
そのところまで、っていう意味だよ。例えば、夏休みは7月20日から8月31日までだね。
などと説明するけど、今いち伝わらない・・・。
息子がだんだん悶えてきて、それを見て私もさらにイライラ・・・
まず絵に描いてくれる?(イライラ)
あーもう、わかったよ!
息子もブスッとしながら20枚を描き直す。
しばらく描き直してたけど、まるで理解できていない・・・・
お互いにもうここが限界と思い、
そんな雑にやるならもういいよ!最後のところだけ読み直すから終わりにしよ!(イライラ)
最後から2文だけ読み直して、終了。
お宝。
親の振り返り
問題を解いた後は、親の出番!
子どもができたこと・できなかったことを整理して、日常生活をアップデートしましょう。
▼できたこと
- 「かみしばい20枚」「前から/後ろからなん番目」などの言葉は理解できた
▼できなかったこと
- 「〜まで」がどうにも理解できなかった
さよんご、深く反省する・・・
今回は、私がイライラし始めたばかりに、楽しくないどんぐりタイムにさせてしまい大反省です・・・(><)
😡「~まで」は小1の時から、かなり意識して日常で使ってきたのに、まだ理解できてなかったの・・・!?💢
というがっかり感と、
😡どんぐりは週2回しかできないんだから、ちゃんと成長してよ・・・!💢
という焦りが出てしまいました。
朝顔の問題でも反省したのに、またやってしまった・・・ダメダメですね・・・。
2か月前に反省した朝顔の問題はこちら…▼
【親の焦り】息子の深い思考に気づけずイライラした母が反省した回・・・(0mx21ねぼすけの朝顔)落ち着いてから息子には、イライラした私が悪かったことを謝りました。
もうこの問題一生やらないから!💢
そうだよね・・・。本当にごめんね。
朝顔の問題でもやって、2回目もやって!💢
おっしゃる通りです・・・。
朝顔の問題からほんの2ヶ月で同じような失敗をしてしまい、自分が情けないです・・・。焦らないようにするために、どうしたらいいんだろう・・・その日は答えが出ませんでした。
翌日も考え続けて、ハッと思いました。
“まえから8ばんめまでと、うしろから5ばんめまでには” という文章を、息子は “まえから8ばんめまでと、うしろから5ばんめまでの間には” と捉えたんだ!
確かに、そう捉えても不思議ではない難しい文章。これではお宝になったのも納得です・・・。
ちゃんと息子を信じれば良かった・・・。
朝子先生に聞いてみた
後日、朝子先生にも聞いてみました。
すると・・・
全然、大丈夫!
ばぶんごくんが文句を言える関係性ってところがいいです!
- 「まず、やり方が悪かったとお母さん自身が気づけたことがすごいです。」
- 「ばぶんごくんが『この問題もう一生やらないからね!』と文句を言える関係性であることも良いです。お母さんに文句を言えない子だっているんですから。
- 「それに、『朝顔の問題でもやって、2回もやって…』とばぶんご君が言ったのは、それだけお母さんがイライラする回数が少ないからですよ。」
こんな風にフォローしていただきました…
うう・・・朝子先生、ありがとうございます(T T)
それから、
- 「 “ 〜まで ” はマルで囲っていたので、わかっていたと思います。それよりも、“ には ” が分からなかったんじゃないかな?格助詞に引っかかるなんて、すごいですよ!」
- 「子どもって、“ありません” “短い” “少ない”といった、否定的な言葉って難しいんです。」
- 「“ のこり ” も難しいですよ。なんに対しての残りなの?って分からない時があります。」
ということでした。
すっごい難しい問題じゃ〜ん!!!
怒ることなかった・・・うう・・・
なんかもう・・・私だけが空回りしてしまった、トホホなどんぐりタイムでした。
親が焦ってもいいことはないですね・・・(T T)
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx27編)
- どんぐりっ子の絵の変化(小1▶︎小2▶︎小3)
- 焦ってイライラしちゃった親のダメなお手本(T T)
についてご紹介しました!
問題文のポイント
かみしばいのかえるくんの問題、いかがでしたか?
長文の中に、難しい言葉がたくさん登場する問題でしたね。
- 子どもにとっては難しい言葉が理解できるか?(〜の中、ある日、みんなで、何番目、何番目まで、のこり、ちょうど、真ん中、〜とすると)
私が解いたらこんな感じ▼
絵図だけで答えがわかりましたよ〜
答え:12枚目
息子の場合
【1回目】小1冬:お宝
全体的に言葉が理解できず、まだまだハードルが高い印象でした。「前から8番目まで」という問題文を、そのまま回答にして「答え:まえから8ばんめ」でお宝です。
一方で、問題文から豊かな想像力が広がったのはとても良かったです!ビールで乾杯しているカエルさん、かわいいなぁ(笑)
【2回目】小2夏:お宝
「8枚目」と「8枚目まで」の区別がつきませんでした。20枚から「前から8枚目」と「後ろから5枚目」の2枚だけを引いて、残りを「18枚」と捉えてしまったので「ちょうど真ん中」が出せませんでした。
【3回目】小3夏:お宝
またしてもお宝・・・。ですが今回はどうやら、「〜には」に引っかかり混乱したのでは?ということがわかりました。「〜まで」が全く理解できていないわけではないようです。きちんと成長していました・・・!
0mxが何度お宝になっても焦らなくて大丈夫!
今回は、朝顔の問題に続いて、また私が大反省する回となりました・・・。息子のあまりのできなさに、イライラして口調が荒くなってしまいました。
でも、朝子先生によくよく聞いたとこと、とっても難しい問題だということがわかりました。また、私が理解できていないと思った「〜まで」は理解できており、私が気にならなかった「〜には」に引っ掛かっているということもわかりました。
言葉への感度が高い、息子らしい引っかかりです。
もう絶対にイライラしないぞ〜〜〜!!!
と、2ヶ月ぶりに再び決意しました・・・。
何度でも決意すればいいんですよ〜!
何度でも、続けることが大事です
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
★教育は、ゆっくりじっくり丁寧に
★子育ては、慌てず騒がず穏やかに
★理想の子供像は、幼く賢く逞しく