こんにちは!どんぐり暦3年半になりました、さよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
不正解のどんぐり問題は、夏休みなどの長期休暇で再チャレンジします。
どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝」と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳」と呼んでいます。
間違えた問題こそ、思考力を養うための宝物ということですね!
さて。
夏休みは終わりましたが、0mx〜1mxをがっちり固めておきたいので、週に1回はわからん帳を続けますよ〜。
今回は、なんと4年越しで正解したわが家のわからん帳をご紹介します!
4年にわたるどんぐりっ子の絵の変化を、ご覧くださいね。
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx65編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
- スタートするまで1時間待った理由とは?(息子のテンポを尊重してみたよ)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
0mx65ってこんな問題
0mxによく登場する、ダンゴムシの問題です!
これが1mxのでんせんがめシリーズにつながっていくのですね〜。
- 子どもにとっては難しい言葉が理解できるか?(1れつ、それぞれ、まえから何番目、後ろから何番目、あいだ、あわせる、みんなで)
- 「間」の数がわかるか?
このシリーズは、大人でも計算式だけでは解けません。
私が解いてみると・・・・こんな感じ▼
まずは絵に描いて・・・
「間」の数が見えたから・・・
- 0+0+1=1
答え:1匹
「みんなで1匹」って、ちょっと変な感じがしますねぇ(^^
【年長:夏】お宝
年長の夏に初めてのチャレンジ!
じゃじゃ〜ん。
▼できたこと
- ダンゴムシが描けた
▼できなかったこと
- 問題文が全体的に理解できなかった
ダンゴムシというよりわらじ虫?笑
子どもにとって難しい言葉「1れつ、それぞれ、まえから何番目、後ろから何番目、あいだ、あわせる、みんなで」がどれも理解できていなかったと思います。
かろうじてダンゴムシが何匹かいるのを描いたところで、お宝です。
【小1夏】お宝
1年後、小1の夏に再チャレンジ!
絵はこんな感じ。
▼できたこと
- ダンゴムシの3列はきちんと描けた
▼できなかったこと
- 前から何番目、後ろから何番目がわからなかった
わらじ虫の絵から1年経って、それっぽい絵に進化しました!
下から1列目7匹、2列目8匹、3列目6匹はきちんと描けています。
しかし次のステップの、前から何番目、後ろから何番目はまだまだ難しかったようです。
答えはどうやって出したのか「0」で、お宝です。
【小2夏】お宝
さらに1年後、小2の夏に3度目のチャレンジ!
今回は正解できるかな〜?と思ったけれど・・・
▼できたこと
- 問題文は全体的に理解できるようになった
▼できなかったこと
- 後ろから6番目を数える時に、マークをつけたダンゴムシをなぜかとばしてしまった
さらに理解度が進みました!
問題文は理解できたのですが、1列目と2列目だけ、後ろから6番目ではなく、7番目にマークをつけてしまいました。前から3番目で赤く塗りつぶしたダンゴムシをなぜか飛ばして数えてしまったのです。
3列目はきちんとできていたので、もう少し・・・!
【小3】わからん帳:計8分
さらに1年後。小3の夏に、わからん帳で4回目のチャレンジです!
ここからは、おうちどんぐりの様子を再現してお届けします。
年長から4年目ですが、どのくらい成長してるかな〜?(^ ^)
【スタートするまで】
土曜日の朝、ダンボール箱を使って工作している息子。
どんぐりの準備できたよ〜
わかった〜
と答えてから、工作をそのまま続けて20分経過(笑)
今日は予定も特にないから、時間がたっぷり使える。
ちょっと面白い実験してみようかな?と思い、このまま息子のタイミングを待つことにする。
ゆっくりテンポの息子は、どのくらい経ったら自分からくるかな?
30分くらいかな?
・・・結果。
きたよ〜
と机に向かったのはたっぷり1時間後(笑)
これが、この子が生まれつき持っているテンポなんだよな〜。
できるだけこのゆっくりテンポに合わせてあげたいなぁ。
【1文目】1分
「ダンゴムシさんたちが 3れつにならんでいます。」
右ページ真ん中に1匹ずつ描く
まるまってる、ダンゴムシ
描けた~
【2文目】3分
「1れつめは 7ひき、2れつめは8ひき、3れつめは6っぴきです。」
ちょっと覚えきれないよそんなに言われたら。区切って読んでよ~
1れつめは7ひき
1れつめは7ひき・・・
右ページ下の方に描く
ちょっと変な怪物に見えるけどいい?
いいよ
2れつめは?
2れつめは、8匹
あ~、また後ろから何番目っていうやつか・・・
爆笑。
ばぶんごは面白いねぇ
描けた
3列目は6匹です
ほうほう、3列目は6億匹〜(笑)
6億匹だったら描きすぎて病気になって死んじゃうね
描けた
【3文目】4分
「では、それぞれのれつで、まえから3ばんめ と うしろから6ばんめの あいだに いるダンゴムシさんたち だけの かずを あわせると、みんなで なんびきに なるでしょう。」
ここ(1列目)の間は0匹で・・・あれ?ここ(2列目)も0匹・・・前から3番目と、後ろから6番目だよね?
再度読む
じゃあ答え描くね~
読み直さなくっていいよ今日は
え~・・・?(軽く)
かけた〜
答え1匹
あってる気まんまんだから~
今日の答えはあってたら何?間違ってたら何?
あってたらこゆんご、間違ってたらばぶんご君の鼻くそ
こゆんごを探しに行ってる間、
ママ~はなくそちょうど取れたよ~、ママ~はいどうぞ~、ほら〜
と追いかけ回されるw
こゆんごで正解を伝える。
【一緒に振り返り】
去年お宝だったノートを、二人で一緒に見る。
1列目と2列目の、後ろから6番目が7番目になっていたことを確認する。
親の振り返り
ここからは親の出番です!
子どもができたこと、できなかったことを整理して、今後に役立てましょう。
▶︎できたこと
- 問題文がしっかり理解でき、安定の正解だった
▶︎できなかったこと
(特になし)
年長のお宝から4年目、4回目のチャレンジでようやく正解できました!
去年、後ろから6番目を数え間違えた時に「そうじゃなくて6番目っていうのはね・・・」と説明していれば無理やり正解にできたかもしれません。
でも、そこはグッと堪えて、あくまでも自力で正解するまで見守るのがどんぐり倶楽部・・・!
今回の問題を通して、「去年はこんなことで間違えてたんだ〜」と気づいて、自信につなげてくれたら嬉しいなぁ。
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx65編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
についてご紹介しました!
問題文のポイント
ダンゴムシの問題、いかがでしたか?
難しい言葉がたくさん登場していましたね。
- 子どもにとっては難しい言葉が理解できるか?(1れつ、それぞれ、まえから何番目、後ろから何番目、あいだ、あわせる、みんなで)
- 「間」の数がわかるか?
私が解いてみるとこんな感じ▼
まずは絵に描いて・・・
「間」の数が見えたから・・・
- 0+0+1=1
答え:1匹
息子の場合
【1回目】年長:夏
わらじ虫・・・じゃなくて、息子なりのダンゴムシ。問題文は全体的に理解できず、ダンゴムシが何匹かいるんだな〜ということだけ描きました。
【2回目】小1夏
問題文の前半は描けるようになりました!が、後半の「前から何番目、後ろから何番目、間の数」はまだ理解できていません。
【3回目】小2夏
問題文が全部理解できるようになりました!しかし、1列目と2列目だけ、後ろから6番目ではなく、7番目にマークをつけてしまいました。前から3番目の赤く塗りつぶしたダンゴムシを、なぜか飛ばして数えてしまったのです。
3列目はきちんと描けているので、まったく理解できていない訳ではないようです。正解までもう少し・・・!
【4回目】小3夏
ついに正解できました〜!ダンゴムシが同じ大きさに描かれているし、1列、2列、3列も一直線にそろっています。何番目のマークもバッチリ・・・!
4年越しの正解でした。頑張りました(^ ^)
問題スタートするまで1時間かかった。これが息子のテンポ。
今回は時間がたっぷりあったので、私が「どんぐりの準備できたよ〜」と声かけしてから、息子が自分から来るのを待ってみました。
ダンボール工作に夢中になっていたこともあり、やっと来たのはたっぷり1時間後。
私、よく待てたわ〜(笑)
子どもはみんな、一人ひとりその子独自のテンポを持って生まれてくる。
これは大人になっても変わらない。
スタートするまで1時間。
大人から見たらノロノロして切り替えができなくて、「いつまで待たせるの!?」とイライラしてしまう。
でも、これが息子のテンポなんだよな〜〜〜〜〜!!!本当にゆっくりだな〜(笑)
いつも待ってあげられる訳じゃないけど、
- 時間がある時は覚悟して待つ
- 時間がない時は事前に「あと10分間で始めようね〜」などの声かけをしてできるだけストレスを減らす
こんなことを心がけていきたいと思います。
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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