ごあいさつ

【親ができる会話の工夫】足し算・引き算の練習方法「デンタくん」と、家庭でできるお小遣いの工夫とは?(1mx97バッタとサイダー)

さよんご
さよんご

こんにちは!

どんぐり暦3年のさよんごです。

私のブログでは子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。


どんぐりママ
どんぐりママ

どんぐり問題。私がずっと黙ってると、あっという間に間違えて終了しちゃう。

多少は誘導したいんだけど、どうやって声かけしたらいいの?💦

どんぐり問題を子どもとやっていると、どこまで声かけしてもいいのか?の判断が難しいですよね。

わが家では週に1回、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室を受けていますが、その様子がとっても参考になります。

そこで今回は、朝子先生のオンライン教室の様子をちょっとだけご紹介します!

今回の記事でわかること
  • どんぐりタイムの親の声かけ(朝子先生のお手本:1mx97編)
  • 家庭でできること(デンタくんと、お小遣いの工夫)

朝子先生の声かけは、おうちどんぐりの参考になると思います。

ただ、子ども一人ひとり性格も成長も違いますから、お子さんの様子をよ〜く観察して応用してくださいね!

さよんご
さよんご

息子は成長がゆっくりタイプなので、声かけが多めかも

今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。

どんぐり先生紹介コーナー

山森 朝子 先生。東京都で「ゼロイチ算数教室」を主催。どんぐり問題を完全ノーヒントで解いていく算数教室をはじめ、インストラクター養成講座、お母さんのためのオンライン「ホットカフェ」の開催、YouTubeの解説など、多岐にわたって活躍中。【HP】https://zero1.info【YouTube】ゼロイチ 朝子

どんぐり問題の解き方

解き方の基本はこちらから👉どんぐり倶楽部公式HPより:【「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」の解き方と注意点】

1mx97はこんな問題

1mx97

バッタのピョンピョン、バサバサ、パタパタの3人が98円のサイダーを買うのにお金を出し合い ましたが、皆で62円にしかなりませんでした。足りない分は3人のお母さんが出してくれること になりました。では、お母さんは一人何円を出すことになりますか。

どんぐり倶楽部の良質の算数問題「どんぐり問題」小1向け100題より

お金の問題ですね!

お金になると「98」という数字が小さく見えるのが不思議です。

さよんご
さよんご

テントウムシ小学校に「100人」生徒がいる、という問題は嫌がる息子ですが、お金の問題は大丈夫。笑

お金をどう分解していくか?が難しい問題だと思います。

次のような点がポイントになるでしょうか。

ポイント
  • 98円と62円の差が正確にわかるか?
  • 出した差を、均等に3つに分られるか? etc
さよんご
さよんご

3人のバッタが友達なのか、兄弟なのか?も、子どもがどう想像するのか気になるところです!笑

大人がささっと解くなら、次のような感じでしょうか。

(98➖62)➗3=12

答え:お母さんは一人12円を出す

まず引いて、3で割る。

さて、割り算を習っていない小2の子どもが解けるのでしょうか?(^ ^)

問題スタート!(朝子先生のオンライン授業)

ここからは朝子先生と息子のオンライン授業の様子を紹介します。

どんぐり問題のやり方、声かけなどの参考になると思います。

※ 問題と関係ないおしゃべりの様子は省略しています。

※ 朝子先生は、息子の性格に合わせて声かけを調整してくれていると思います。ご家庭で声かけする際は、お子さんの反応を見ながら調整して下さいね!

【1文目

朝子先生
朝子先生

「バッタのピョンピョン、バサバサ、パタパタの3人が98円のサイダーを買うのにお金を出し合いましたが、皆で62円にしかなりませんでした。」

長い文章を一気に読んだが、何も言わずに絵を描き始める【赤い囲み】

ばぶんご
ばぶんご

描けた~

朝子先生
朝子先生

長い文章だったけど描けた?

バッタの3人描けてるねえ、98円のサイダーは?

ばぶんご
ばぶんご

描けてる

朝子先生
朝子先生

「98円のサイダーを買うのにお金を出し合いました」の絵は?

ばぶんご
ばぶんご

あ、描けてなかった

さよんごメモ

絵が足りないな〜と思ったら、「◯◯の絵がかけてないよ〜」ではなく、朝子先生のように「◯◯の絵は描けた?」と聞いてみるといいかもしれません。

「広いスペースじゃないと描きにくいから」と言って、【赤い囲み】にバツをして、【青い囲み】に新たに書き出した。

ばぶんご
ばぶんご

命なんてどうでもいいっていう人いたらやばくない?

朝子先生
朝子先生

それはかなりやばいねえ

たまに指を見ながら数を確認しているのがかわいい。

ばぶんご
ばぶんご

40円+20円+2円…

ぴょんぴょんが2円をお手玉にして遊んでる

朝子先生
朝子先生

それは少し悪いけど、命なんてどうでもいいっていう人に比べたらずいぶんいいかもねえ

ばぶんご
ばぶんご

でもさ、2円玉をお手玉にして、なくしてさ、みんなに怒られるとかは悪いよね…

誰も持ってない無限のお金をおりゃ~って投げまくっている人は?

朝子先生
朝子先生

そりゃ、悪い人じゃなくて神様だよね

さよんごメモ

大爆笑!😆こういう何気ない会話がいいですね。楽しい気持ちで勉強するって大事ですね!

ばぶんご
ばぶんご

毎晩100億円ずつゴミ箱に捨ててたら?

だったら世界的大ニュースになるよね?

ゴミ収集車にゴミを預ける人がニュースにするんだよ。

朝子先生
朝子先生

でも多分、ニュースにならないよ。

わ~いってそのお金をもらっちゃうかもよ

【2文目】

朝子先生
朝子先生

「足りない分は3人のお母さんが出してくれること になりました。」

ばぶんご
ばぶんご

店員さんが机の上に立ってる…

これエイリアンだよ

ばぶんご
ばぶんご

お母さんだから足が超長い、そのかわり、手が1mm…

だけど子どもは腕が超長い。

足は1mmだから、エイリアンみたいに歩く

ノート右下に描いた【緑の囲み】(さっきと同じ画像です)

ばぶんご
ばぶんご

それか地球を包むくらい長い手

朝子先生
朝子先生

それは、服を着る時、1週間くらいかかるかもね

エイリアン談義がしばらく続き、突然絵を描き出す。

ばぶんご
ばぶんご

超でっかいお財布…確か62円だから…10、20、30、…90…60、60…お母さん何円だろう…

店員さんがベロでお金を取ってるところ描けた

ベロをしっかりつかんで…こんな感じ

【3文目】

朝子先生
朝子先生

「では、お母さんは一人何円を出すことになりますか。」 

左ページにうつった【黄色の囲み】

10、10、10、10、10 で区切り線を書いて、また10、10、10、10と描いて一円を2枚書いているようだ。

62円をひきずって92円になっている(本当は98円)。

ばぶんご
ばぶんご

ぴょんぴょんのお母さんが2円。

1人めが10円で、2人めも同じで、3人目が2円だから合わせて22円。

朝子先生
朝子先生

なんで22円になったのかもわかるといいなあ

ばぶんご
ばぶんご

最初、92円書いたじゃん?

70円の10円を1円玉10枚にして、そのうちの8枚を消して2円にして、残り22円

朝子先生
朝子先生

なんで8枚消したの?

ばぶんご
ばぶんご

だって、2人は62円しか出せないんでしょ

と言うと突然絵にバツをしたので

朝子先生
朝子先生

なんで消したの~、今すごいなと思って私も同じ絵を描こうと思ったのに~

さよんごメモ

この声かけは、朝子先生が息子に合わせてあえて言ってくれたと思います。信頼関係ができているから言えることもありませすね。自分の絵をすぐにバツしてしまうので、間違えた絵も大事なんだってことをわかってくれたらいいなぁ

左ページ真ん中に新たに書き出した【ピンクの囲み】

98円のところが92円になっているのに気づいたかな・・・?

ばぶんご
ばぶんご

もう一回、描こう~…

やっぱ答えは28円だった…

10を9個、1を8個だけど、1の書き方が5と3に分けているのが今までと違うなあ。

朝子先生
朝子先生

最後に通して読むね

【最後に通して読む】

朝子先生
朝子先生

(問題文を頭から再度読む)

ばぶんご
ばぶんご

なんか、ちょっと…1人??

お母さんは1人10の位は…

ばぶんご
ばぶんご

お母さんは1人20円出すことになる

【左ページ:青い囲み】のところ

ばぶんご
ばぶんご

だって、10の位と1の位にわけて、8を4と4に分けて、4円は1人目、4円は2人目のお母さん、20円は3人目のお母さんが払う

ばぶんご
ばぶんご

だから、答えは1人20円

【朝子先生のまとめ】

(息子の絵の全体像です)

98から62を引く時、7枚目の十円を一円にばらして、62を作ったところまではとてもよかった【左ページ:赤の線】

数を自由に分解できるところがとても良い。

これまでは、新たに積み上げる(プラスする)感じだったのが、あるものを分けるということができるようになってきている!

残り28円にバラバラの一円8枚も足してほしかった。【左ページ:水色の囲みの中の、黄色マーカー】

あと、お母さんが均等に払うという考えはないところが面白い。

お母さんは四円の人と、二十円の人がいるようだ。

色々な分け方があることに気づけるといいなあ。

ママの振り返り:家庭でやってきて良かったこと、これから必要なこと

オンライン授業の様子を報告してもらったら、親の出番です!

まず、息子ができたこと、できなかったことを整理します。

1mx97:できたこと、できなかったことの整理

▶︎できたこと

  • 数を自由に分解できる
  • 62円、98円など、読まれた数字の中でどうにかしなければいけないこと(自分で勝手に新しい数を設定しない)

▶︎できなかったこと

  • 分解した数の拾い漏れに気づけなかった

▶︎その他

  • 「お母さんが均等に払う」という条件は問題文にはないので、「➗3」をしなくてもいいという発想は面白かった
  • 書いてなくても「➗3」ってことでしょ?と行間を読むことも大切だけど、こういう子どもらしい発想も大事にしていきたいなと思った。
  • 「➗3」という分け方もあるし、均等でない分け方もあるんだという多面的な発想になってくれたら嬉しいなぁ

家庭でやってきて良かったこと(おすすめ!)

数を自由に分解できるようになったのは、家庭でやっているデンタくんお小遣いの工夫のおかげだと思います。

日常生活のすべてが、子どもの「思考力」を育てる場なのですよね。

さよんご
さよんご

どんぐりママは、だからちょっと大変(^ ^;)

数を自由に扱えるようになる方法
  1. デンタくん
  2. お小遣いの工夫

すごくオススメなので紹介しますね!

【1つ目】デンタくん

1つ目の「デンタくん」は、頭の中で指折り算をイメージすることで、10までの暗算が一瞬で理解できてしまう方法です。

デンタくん2号(20本)までを自由自在に操れるようになると、大きい数の合成と分解にも抵抗がなくなると思います。

毎日2〜3分、ゲーム感覚で練習することができます。

息子はデンタくんの練習を2年近く続けていますが、その効果が最近、出てきたように思います。

さよんご
さよんご

息子は成長がゆっくりタイプなので、細々と、でも根気よく2年やってます。

子どもによってデンタくんに慣れるまでの期間は違ってくると思います。

【2つ目】お小遣いの工夫

2つ目の「お小遣いの工夫」というのは、次の通りです。

お小遣いの工夫
  • 毎月500円、お小遣いを渡す
  • 100円玉、50円玉、10円玉、1円玉などいろんな小銭を混ぜる
  • 毎回、わざとちょっと少なめにして「ママが間違えてるといけないから、500円あるか確認してくれる?」と言って渡す

大事なお小遣いなので、息子は一生懸命500円あるか数えています。

足りないとちゃんと教えてくれます。笑

さよんご
さよんご

朝子先生にアドバイスいただいた方法です!

これから必要なこと

どんぐり問題には、思考力の種がたくさん埋まっているので、解きっぱなしではもったいないです。

子どもに必要なことは何かな?と、お母さん・お父さんが考えましょう!

さよんご
さよんご

頭の体操だと思ってやって下さい(笑)

ママも思考力がつきます!

今回、息子ができなかったのは「拾い漏れ」と「均等に分ける」ということでした。

拾い漏れはとくに何もしなくて良いと朝子先生にアドバイスをいただいたので、見守ろうと思います。

朝子先生
朝子先生

「62」円が作れたことが第一歩!

焦らずゆっくりいきましょう♪

「色んな分け方があるよ〜」ということだけ、少しフォローしてあげようと思います。

家庭でしていくこと(親が)
  • おやつのグミやラムネを分ける時に「あなたと、パパと、ママと3人に分けてねとだけお願いして、均等に分けたり、「ママはあなたの半分でいいよ」など声かけしていろんな分け方があることに気づいてもらう

こんな感じでしょうか!

まとめ

今回は、ゼロイチ算数教室 朝子先生のオンライン教室の様子を、ちょっとだけご紹介しました。

朝子先生の声かけ

今回、絵が足りない時の朝子先生の声かけはこちらでした。

朝子先生の声かけ(1mx97)
  • 「98円のサイダーを買うのにお金を出し合いました」の絵は(描けた)?
  • なんで22円になったのかもわかるといいなあ

指示や命令にならないように、また、子どもの機嫌を損ねないように、上手に応用して下さいね!

家庭でやると良いこと(2つ)

家庭でやってきてよかったことは「デンタくん」と「お小遣いの工夫」の2つです。

どんぐりっ子にはオススメです。

【1つ目】デンタくん

「デンタくん」は、頭の中で指折り算をイメージすることで、10までの暗算が一瞬で理解できてしまう方法です。

毎日2〜3分、ゲーム感覚で練習することができます。

【2つ目】お小遣いの工夫

朝子先生に教えてもらった「お小遣いの工夫」は、次の通りです。

お小遣いの工夫
  • 毎月500円、お小遣いを渡す
  • 100円玉、50円玉、10円玉、1円玉などいろんな小銭を混ぜる
  • 毎回、わざとちょっと少なめにして「ママが間違えてるといけないから、500円あるか確認してくれる?」と言って渡す

お金の大切さがわかるようになったら、一生懸命、数えてくれると思います!


今回の記事は以上です!いかがでしたか?

おうちどんぐりの参考にしていただけたら幸いです。

どんぐりタイムは濃く、楽しくやりましょう!

さよんご
さよんご

以上、さよんごでした!

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