ごあいさつ

【親ができる会話の工夫】子どもにとって「位」の概念はすご〜く難しい!計算問題のときに工夫できる声かけとは?(2mx41:352)

こんにちは!どんぐり暦3年半さよんごです。

子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。


どんぐり問題は、家庭学習が基本です。

でも、自分(と子ども)だけで取り組んでいると、

  • どんぐり問題の解き方、これでいいのかな?
  • うまくいかなくて焦っちゃう・・・

などなど、疑問や不安が出てくるものです。

そこで今回は、おうちどんぐりの参考にしていただけるよう、わが家のどんぐりタイムを再現してお届けします。

さよんご
さよんご

どんぐり倶楽部の基本に忠実、を心がけています!

今回の記事でわかること
  • どんぐり問題のやり方(わが家の場合:2mx41編)

今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。

どんぐり問題の解き方
どんぐり問題の解き方

さよんごの解説はこちら。初心者さん向け。

2mx41ってこんな問題

2mx41

百の位が3、十の位が5、一の位が2の数と、この数の百の位の数字を十の位に、十の位の数字を一の位に、一の位の数字を百の位に置き換えた数との差は幾つになるでしょう。

どんぐり倶楽部の良質の算数問題「どんぐり問題」小2向け100題より

あら、いつもの文章問題とはちょっと毛色が違います。

これは解けるんじゃないかな〜なんて思ったら、なんとつまづきポイントがあった〜(^ ^ ;

ポイント
  • 3つの数字を「置き換える」ということがわかるか?

まずは私が計算式で解いてみましょう!

352を置き換えていくと・・・235になるから・・・

  • 352−235=117

答え:117

【小3・3月】おうちどんぐりスタート!(23分)

ここからは、お家どんぐりを再現してお届け!

どんぐり問題の進め方や、私が口出しをグッと堪える様子など、おうちどんぐりの参考にしていただけたら嬉しいです。

問題選び】

ばぶんご
ばぶんご

これにする〜!

今日はあっさり決まった。

最初のお願い】

さよんご
さよんご

「5」を書くとき練習した通りに書いてね

「5」を一筆書きすると「3」とか「9」と読み違えてしまうので、2画で書く練習をしている。それを思い出して欲しいなぁ。

最初のお願い
  • 問題がスタートしたら、親の口出しはNGです。そのかわり、問題が始まる前なら1つだけお願いすることができます。
  • お願いする時には、子どもがわかりやすい言葉をよく選んで、10秒くらいでサラッと伝えましょう!
  • 子ども自身が描いた絵で説明できると、さらにわかりやすくなります。

1文目】7分

さよんご
さよんご

「百の位が3、十の位が5、一の位が2の数と、この数の百の位の数字を十の位に、十の位の数字 を一の位に、一の位の数字を百の位に置き換えた数との差は幾つになるでしょう。」 

文節ごとに「そこまで」と言われて少しずつかく。

ばぶんご
ばぶんご

百の位が3ってことは300ってこと

百の位の箱に300、十の位の箱に50、一の位の箱に2とかいて、

ばぶんご
ばぶんご

待って、やっぱりゼロいらなかった

あとからゼロを消した。

ちなみに「5」は練習通りに書いてないけど黙って見守った。苦笑

後半を読む。

百の3を十の箱に移動させる。

ばぶんご
ばぶんご

一の位に・・・。一の位は2で・・・置き換えるって何?

さよんご
さよんご

調べるね・・・入れ替える、取り替える。

ばぶんご
ばぶんご

あ、じゃあ予想当たった

ちょっと練習してみよう。

さよんご
さよんご

(色鉛筆のケースの)オレンジの鉛筆とピンクの鉛筆を置き換えてみて?

入れ替えた。理解できてるみたい。

なのに・・・

百の位「3」を十の位に移動しただけで十の位の箱が「35」になり、「35」をそのまま一の位に移動して「352」になり、「352」をごっそり百の位に移動させた。

「置き換える」と「移動させる」がごっちゃになっている・・・?

ばぶんご
ばぶんご

置き換えた数との差ってどういう意味?(しばらく絵を見て)・・・・あー、そういうこと?

ばぶんご
ばぶんご

じゃあお金で書くね

(上段)300

(下段)352

とかいた。う~ん、どこが理解できてないんだろう?

ばぶんご
ばぶんご

じゃあわかったから答え書くね

答え 52

さよんご
さよんご

上の300ってどこから出てきたの?

最初の百の位だけ指差した。

う~ん。「この数」が難しいのかな?

ばぶんご
ばぶんご

今日はあっという間に終わった〜♪

う~ん、簡単だ思って舐めているな。笑

最後に通して読む】16分

さよんご
さよんご

気を抜かずに行くよ~♪(明るく)

通して読んだけど、サラッと聞いて答えは変わらず。

ここまでまだ7分しか経ってないから、もうちょっと粘ってほしいなぁ。

ちょっと聞いてみよう。

さよんご
さよんご

百の位が3、十の位が5、一の位が2の数って、何だろう?

ばぶんご
ばぶんご

352

さよんご
さよんご

そっか・・・ここはなんで300になったのかな?

ばぶんご
ばぶんご

あ・・・

と言って52を足した

(上段)352

(下段)352

の絵になった

さよんご
さよんご

「この数」ってなにかなぁ?

ばぶんご
ばぶんご

352

後半をもう一度読むと、

ばぶんご
ばぶんご

う~ん・・・・やっぱ352かなぁ

しばらく考えていたけど、やっぱり352で答えは「0」に変更。

ばぶんご
ばぶんご

今日は自信がないから間違ってたらこゆ、あってたらこゆを抱っこしない

お宝を伝える(笑)

2mx41(小3・3月)、お宝、23分

親の振り返り

問題を解いた後は、親の振り返りです。

できたこと、できなかったことを整理して、日常生活を工夫していきましょう!

ふり返り

できたこと

  • 百の位、十の位、一の位に数字を振り分けられた

できなかったこと

  • 「置き換える(玉突きで入れ替わる)」というイメージが難しかった
  • 「位」の概念が難しかった

これが難しいのかぁ、そうかぁ、という感じ。笑

後で朝子先生に聞いたところ、「位」の概念は子どもにとってはとても難しいそうです。私たち大人は、一つの位には一つの数字しか入らないことは当たり前ですが、そのあたりが子どもには難しい。

なので、「・・・百の位の数字を十の位に、十の位の数字 を一の位に、一の位の数字を百の位に置き換える」というのが玉突きで一つずつずれるイメージが持てなかったようです。

家庭でできる工夫としては、

  • 計算問題をしているときに「10の位が間違ってるみたいだよ?」
  • 筆算をしているときに「それぞれの位に縦線を引いてね」

など、位を意識できるような声かけを取り入れようと思います!

まとめ

今回の記事では、

  • どんぐり問題のやり方(わが家の2mx41)

についてご紹介しました!

問題文のポイント

いつもの文章問題とはちょっと毛色が違う問題でしたね!

つまづきポイントは一つずつ玉突きで置き換える、ということ。

2mx41

百の位が3、十の位が5、一の位が2の数と、この数の百の位の数字を十の位に、十の位の数字を一の位に、一の位の数字を百の位に置き換えた数との差は幾つになるでしょう。

どんぐり倶楽部の良質の算数問題「どんぐり問題」小2向け100題より

ポイント
  • 3つの数字を「置き換える」ということがわかるか?

私が計算式で解くとこんな感じ▼

352を置き換えていくと・・・235になるから・・・

  • 352−235=117

答え:117

息子の場合:小3・3月(お宝)

これは解けそうだな〜なんて思ったら、3つの数字を置き換えていくイメージが持てなかったようです。「位」の概念が難しかったのですね。

日常会話では「位」を意識できるような声かけをしていこうと思います!

  • 計算問題をしているときに「10の位が間違ってるみたいだよ?」
  • 筆算をしているときに「それぞれの位に縦線を引いてね」

今回の記事は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

★教育は、ゆっくりじっくり丁寧に

★子育ては、慌てず騒がず穏やかに

★理想の子供像は、幼く賢く逞しく

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