こんにちは!
どんぐり暦3年の、さよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
今回は、「朝子先生のオンライン教室を再現してみた」シリーズです♪
わが家では週に1回、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室を受けています。
東京でゼロイチ算数教室をやってます!
朝子先生と息子のオンライン教室の様子は、おうちどんぐりに使えるヒントが盛りだくさん!
- どんぐり問題の解き方
- 口出しにならない絶妙な声かけ
- 子どもと楽しく解いている様子
などなど、ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)
どんぐりタイムは週に1〜2回の貴重な時間。
質を高めて、効率よく、子どもの思考力を養ってあげたいですね!
また、今回の記事では「良い学習習慣ってなんだろう?どうすれば身につくの?」ということも、お分かりいただます。
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:2mx30編)
- 良い学習習慣とは?(質の良いどんぐりタイムが週2回取れていること。そのために宿題制限などの環境設定は絶対条件!)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
どんぐり問題のわかりやすい解説はこちら▼
目次
2mx06ってこんな問題
複雑な文章ですね〜!
1文目は難しい言葉の組み合わせです。2文目は、1文目と似たような文章で混乱しそう。これらをクリアできたとしても、3文目にたたみかけるように「✖️1週間」という壁が登場します・・・!
この問題は、次の点がポイントかなと思います。
- 「毎朝」「一緒に」「2カ所」「一人5個ずつ」など、難しい言葉の組み合わせが、正確にイメージできるか?(読解力)
- フンコロガシ組と、ウンコロガシ組の違いを、混乱せずに絵に描けるか?
- 「難しい言葉の組み合わせ」✖️「1週間」を、工夫して絵に描けるか? etc
大人がささっと式で解くなら、どうなるでしょう?
私が解いてみました。
・・・解こうとしたらわからなかったので、絵にしました。笑
この絵を見ながら式を作って・・・
フンコロガシ組:1日:(5✖️3)✖️2=30
ウンコロガシ組:1日:(2✖️4)✖️3=24
1日の違い:30➖24=6
1週間の違い:6✖️7=42
答え:ウンコロガシ組が42個少ない
こんな感じ!ふ、ふくざつ〜💦
ちなみに、計算ミスで最初は不正解でした!笑
朝子先生のオンライン、スタート!
ここからは、オンライン教室の様子をそのままお届けします!
- どんな声かけをしているか?
- 口出ししないで、上手に誘導するにはどうしたらいいか?
- 最後まで楽しく解くって、どんな感じ?
など、とても参考になりますよ!
【1文目】
「フンコロガシ組は毎朝3人一緒に2カ所の公園へ行って1人5個ずつのフンを集めます。」
長い一文を読むと、
2カ所?
もう一度、読むね
一文節ずつ、読んだ
毎朝って何?
え〜っとね・・・
毎日の朝ってこと?
その通り
毎日毎日、朝だけを描いてることになるから、だから・・・毎日を3日にすることにした
すごい決断だね
多分、3兄弟だと思うから・・・
右ページ下に、家を描いて、三人を描いた【水色の囲み】
二か所ってどういうこと?
2つの場所ってこと
二つの場所ってことは、一つの公園の中に二つの場所があるってこと?
え〜っと・・・
再度問題文を読むと、
二つの公園ってこと?
そうだね!
これ一つ目、これ二つ目
左ページ下に、公園を描いている【黄色の囲み】
3は、1と2に分けられるから、一人が2カ所めの公園に行って、一人が1カ所目の公園に行くってことになる。
だから、1カ所目の公園に5個分を置いて、2カ所目の公園に10個、ふんがあるっていうことにする。
二人だけ、そっちの公園に行って、一人だけ違う公園に行くっていう絵にしたよ
3人がバラバラになってしまった。
「三人一緒に」は描けてる?
違う絵になっちゃった。
間違えちゃった
間違えてないよ。
途中なんだよ
あ、そうか、途中か
別れちゃってるじゃん
アレンジしたらいいじゃん
「三人一緒」だから・・・
やっぱり、1カ所目の公園に三人同時に行って、そこに10個ふんがあって二人でふんを持って行って、次また一緒に・・・こう描こうか・・・
最初三人の絵でしょ、1ヶ所目に行って、別れずに1ヶ所に行って、二人持って、あと一人持ってないから2ヶ所目に行って一人持っていくことにした
なるほど
【2文目】
「ウンコ ロガシ組は毎朝4人一緒に3カ所の公園へ行って1人2個ずつのウンコを集めます。」
一人増えてる・・・
じゃあ四人兄弟ってことか・・・
四人一緒なら、これがお家で・・・
朝子先生、うんちの鼻歌って知ってるよ。
「ふふふん、べたべたべたべた・・・ふんふんふんふんべたべたべた・・・」
歩き方も知ってるよ。
「うんうんうんうんべたべた」って歩くんだよ
楽しそう。笑
右ページ上に描いていく【青い囲み】
太陽が3つあるのは、3日分ということ
「毎朝」までちゃんと描いてくれる子は少ないです(泣)
さっきより公園も増えてるから、「一人6個ずつ持っていきます」でしょ?
先の文章を予想している。
ちょっと違う
え~。そうなの?
後のお楽しみ♪
左ページの、上の方がウンコロガシ組の絵
「一人2個ずつ」を読むと
さっきより3個少なかった。
1ヶ所の公園に二人分で、2ヶ所目の公園に一人分、3ヶ所目の公園に一人分
「さっきより3個少ない」という言葉がさらっと出てくる
比較して引き算することが簡単にできるようになった。
少し前までは、「より」という言葉が難しかったのに。
なんか最近さ、どんぐりが早く終わるよね~
そう?
そうだよ。おうちでも朝子先生でも。
そうだっけ??
早く終わることが多いし。
ハムスターの問題とか。
今日の問題3行でしょ?
でも、まだ続き読んでないからねえ~
3行だから少ないと思う
あさこ先生、話は変わるんだけど、オーロラっていう空に浮かぶのって知ってる?
(ここからしばらく、オーロラの話が続くので省略w)
突然、絵に戻る
【3文目】
「では、1週間で集めたフンとウンコの数はどちらが何個少ないか、計算の式を書いて答えましょう。」
計算はダメじゃないの?
この問題は、絵をかいたあと、計算して答えていいんだって
ふんころがしはみんな合わせて15こでしょ、1日で15個だから、・・・これで4日だから・・・これで5日め、あと2日かけば1週間になる
15のかたまりを7日分描こうとしている。
15+15は30で、30+30は60、+30は90だから・・・
1、2、3、4、と数えながら考えている
90+15は105だから・・・
ばぶんごくん105個も描いたんだね。
気づいたら105個も描いてた。
ちょっと前までは、30という数字でも大きく感じていたばぶんごくん。
すごく成長してきた。
105個がさらっと書けるなんてすごいね
気づいたらばぶんごくん、105個も描いてた
90+15もさらっと計算して、105と答えている。
15×7を筆算も使わずに、正確に計算できている。
うん転がしは1日8個だから、これで4日めでしょ、これで5日目じゃん、あと・・・2日分書くと1週間になるから・・・これで合わせて8+8は16だから、また8+8は16だから、こことこと足すでしょ、ここ足して16の10と10足して20じゃん、6と6足して20+12は32だから、そこにまた16+16を同じように足して16になるから同じように16と16を足して32でしょ。64+16は・・・(数えている)・・・78だから・・・105-78は・・・
ここは計算ミスしているのと、1週間の数も7日じゃなくて8日になってしまっているようだ
考え方の方向としてはいいけれど、少しミスしている
筆算で計算してるよ、5ー8はひけないから、10から1借りて15-8は7だから、余った8を入れてうん転がし組が、837違うってことになるから・・・
どちらが何個少ないって聞かれたら
うんころがしは837個少ないってことになる。
筆算になると、途端に「知らない世界」に行ってしまうようだ
「あり得ない数字」が出てきても、気づけないのが計算の怖いところ
余った8というのは、100から1引いて、さらに1をひいたから8になったのかな??
不正解を伝えたあと・・・
今日、工作で飛行機作った
段ボールと爪楊枝で作った飛行機を見せてくれて、作り方も丁寧に教えてくれた
また作ったら見せてね
終了しました~
【朝子先生のコメント】
ばぶんごくんは最近、早く終わると思っているようですが、なぜかしら~ 笑
私は、時間が足りなくなるくらい、最近長く頑張っていると思っていましたが。
短く感じるというのは、とても良いことです。
今日の問題は、ばぶんごくんが考えるようにも取れるので、うんころがしが惜しかったです。
「毎朝」までしっかり絵に描こうとしてくれるばぶんごくん、本当に素晴らしい。
親の振り返り
オンライン授業の様子を報告してもらったら、親の出番です!
子どもができたこと、できなかったことを整理して、今後に役立てましょう。
▶︎できたこと
- 今回も長い時間、考え続けることができた(思考の忍耐力)
- 105個という大きな数字を、ミスなく絵に描くことができた
- 難しい言葉の組み合わせや、「✖️1週間」という労力のいる作業も、臆せずに穏やかに取り組めた
- 問題の考え方の方向性は、合っていた
▶︎できなかったこと
- ウンコロがしの絵が、惜しかった
- 筆算になった途端に、見えない世界に行ってしまい、あり得ない数字が出ても気づくことができなかった
今回のどんぐりタイムも、とて濃い時間になりました!
「どんぐりが早く終わるよね〜」と言うセリフにはびっくりしました。
こんなに複雑な絵を、長時間描いていても、苦にならないということだと思います。
最近、急に成長したような気がします。
90分のどんぐりタイムが、短く感じるのはなぜ?
90分のどんぐりタイムを「早く終わる」と言った息子。
その理由を考えてみました。
- 良い学習習慣が3年かけて身についた
- 他にストレスがない(宿題制限などの環境設定)
「良い学習習慣」が3年かけて身についた
まず考えられるのは、「良い学習習慣」が3年かけて身についた、ということかなと思います。
「良い学習習慣」をつけようというのは、糸山先生がおっしゃっていることです。
息子が年長さんの時から、どんぐり倶楽部の子育てをぼちぼち始めました。年長さんでは助走して、小1の春から本格的に始めました。
小1からは、週2回のどんぐりタイム(1回は朝子先生のオンライン、もう1回はお家どんぐり)を、コツコツとルーチンでやってきました。
なので、息子の中で、
週2回は90分のどんぐりタイムがあるものなんだな〜
ということが、3年かけて当たり前になったのだと思います。
質の高いどんぐりタイムが習慣になるということは、週に2回は思考力がじっくり養えるということです。
これを小6まで積み重ねたら・・・面白いことになりそうですね・・・!
他にストレスがない
1回90分のどんぐりタイムを、週2回継続するということは、子どもにとってはものすごくエネルギーがいることなのです。
そのエネルギーを確保しておくために、お母さん・お父さんは子どもの環境設定をしっかりしてあげる必要があります。
どんぐり問題と、環境設定はセットなのです。
わが家では、この環境設定も小1から本格的に初めて、最近は軌道の乗ってきたなというところです。
- 宿題制限(お粗末3点セットから子どもを守る)
- メディア制限(ゲーム禁止、テレビは1日置きに30分〜60分)
- 外遊びを中心に、自然に流れる時間の中で過ごす
- ゆっくり、ゆっくり生活する
など、一言で言えば「子どもらしく」生きられるように気をつけています。
まとめ
今回は、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室の様子をお届けしました!
朝子先生のHP▶︎ゼロイチ算数教室/のんいく(https://zero1.info)
良い学習習慣は、1年以上かけて根気よく習慣にさせよう!
良い学習習慣とは、週に2回のどんぐりタイムがとれているということです。どんぐりタイムの質が良ければ(考え続けられる姿勢が身につけば)さらにいいです。
質のいいどんぐりタイムにするためには、子どもがストレスのない状態であることが絶対条件です。ストレスのない状態を作るために、宿題制限などの環境設定をきちんとしてあげてください。
また、良い学習習慣は、数日や数ヶ月で身につけられるものではありません。1年以上は見越して、親が余裕を持って、長期スパンで取り組みましょう!
- 良い学習習慣とは、週に2回のどんぐりタイムがきちんと取れていること
- 子どものストレスがない状態を作ってあげておくこと(宿題制限などの環境設定)
- 1年以上は見越して、長期スパンで取り組むこと(わが家では3年かかった!)
今回の記事は以上です!いかがでしたか?
わが家では、どんぐり倶楽部の子育てを初めて3年で、息子に「良い学習習慣」がついてきました!
それは、90分のどんぐりタイムが「早く終わる」と言った息子の言葉にあらわれています。
成果が見えてくるとホッとしますが、これが最初からわかっていれば、焦らなかったと思います。(^^;
なので、この記事を読んでるどんぐりママ・パパには、「焦らなくても大丈夫!」と自信を持ってお伝えしたいです。
最初から「軌道に乗るまで3年かかる」と思っていれば、気が楽ですよ〜!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!