こんにちは!どんぐり暦3年半のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
不正解のどんぐり問題は、夏休みなどの長期休暇で再チャレンジします。
どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝」と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳」と呼んでいます。
間違えた問題こそ、思考力を養うための宝物ということですね!
さて。
夏休みは終わりましたが、0mx〜1mxをがっちり固めておきたいので、週に1回はわからん帳を続けますよ〜。
今回は、わが家のわからん帳をご紹介します!・・・と思ったのですが、小2で正解していた問題を、わからん帳と間違えて再度チャレンジしてしまいました😅
それでも、絵が進化していることがわかりますので、ご紹介しちゃいます!
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx20編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
- 「答えが見えた」と息子が言った!
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
0mx20ってこんな問題
仮に3匹多い絵を描いて、みんなで19匹という情報から全体の数を調整する問題です!
- 仮に3匹多い絵を描けるか?
- 全体の数の調整ができるか?
私が計算式だけで解いてみましょう〜。
- 赤=白➕3
- 赤➕白=19
連立方程式だわ〜。計算して…
- 赤:11 白:8
答え:赤くじらは11匹
【年長】お宝
年長さんの9月に、初めてのチャレンジ!
その時の絵はこちら▼
▼できたこと
- 赤いくじらと、白いくじら(青色で表現)は描けたようだ
▼できなかったこと
- 問題文を解く概念がまだない
赤いくじらと、白いくじらを描いただけで終わってしまいました。
年長の9月で、まだまだま〜〜〜だ、色々わかっていません(^^;
地頭を鍛える学習教室の金森先生と解きました
【小1】お宝
年長さんから1年後に2回目のチャレンジ!
▼できたこと
- 赤いくじらと、白いくじらが描けた
- 全部で19匹を意識している(絵には18までしかないな〜?)
▼できなかったこと
- 数の調整ができなかった
19匹を意識した絵が描けるようになりました!が、数の調整はまだハードルが高そうです。
この頃は、問題文が一つにつながっていて、一つの答えを求められている、ということにまだ気づいていません。
【小2】正解
さらに1年後、3回目のチャレンジです!4枚にわたる大作で、見事正解!
▼できたこと
- 赤いくじらと、白いくじら、全部で19匹がサラッと描けた
- 赤が白より3匹多いことを理解できた
▼できなかったこと
- (特になし)
多い「3匹」の横に線を引いて、数の調整をすることができました!
この頃に正解することは、ほんと〜〜〜〜うに珍しかったです。この頃から、すこ〜しずつ正解が増えてきたんですよね〜。
【小3】正解していたけど間違えてわからん帳:16分
さて、前回からさらに1年後。小3の秋に、間違えてわからん帳で再チャレンジ!😅
せっかくなので、おうちどんぐりの様子を再現してお届けします。
【問題選び】
わからん帳の問題文の短冊を並べて、問題選び。
これ難しいからやらな〜い、これも難しいからやらな〜い
で、くじらの運動会の問題に決定。
【最初のお願い】
同じものは同じ大きさにかいてね!
同じものは同じ大きさに描くと、数えやすかったり比べやすかったりする。
数えやすい絵を描いてもらうためのお願い。
ごはんとごまの絵が良かったよ〜(下図を一緒に見ながら)
同じ大きさで、数えやすかったな〜
【1文目】2分
「きょうは くじらの うんどうかいの ひです。」
右ページに描く
赤いくじらと、白いくじらでしょ?
読んだな~?
へへ~
右ページに描き始める。
白の代わりに黒ね~
「しんたろうくんのくじらも来てます」(笑)
問題文を覚えてしまった。笑
【2文目】2分
「しんたろうくんの くじらも でます。」
やっぱり〜(ニヤリ)
しんたろうくん、緑にしよ
しんたろうくんの緑のくじらを描いた。
くじらの運動会ってすごいねぇ。広い海じゃないと集まれないねぇ。」
【3文目】4分
「あかいくじらと しろいくじらに わかれて きょうそうします。」
もう描いてあると言われるかな?と思ったけど、右ページ一番下に描いてくれた。
赤チームと白チームのくじら。
【4〜5文目】5分
「あかいくじらが しろいくじらより 3びきおおいので みんなでくじらは19ひきいます。」
ニヤニヤして、
「では、赤いくじらは何匹いるのでしょうか。」
左ページ一番上に移動。
19このまるを描いて、5と5で線を引き、のこり9で線をひく。最後の3つをまるで囲んで矢印をする。
これをよけたいんだろうな〜。
その下に描き直し。
まるを上に5こ、下に5こかき、線でつなぐ。
指で何度も数えている。絵をじ~~~っと見ている。
上の列に9こ足した。
上5+9、下5 で19の絵になった。
最後の3つだけまるで囲んだ。
絵をじ~~~っと見ている。指で何度も数える。
今日は丁寧だなぁ。
すると、その下にサラサラと描き直し。
上に8こかいて一旦筆を止めた!(8が共通ってことがわかっている⁉︎)そして3こ追加。
下に8こかいた。
答えわかったから描くね~
【最後に通して読む】3分
最後に通して読むね
うん
今回は断られなかった~!
(最後に通して読む)
描けてる
と言いながら聞いてくれている。
今日は、あってたらこゆんご、間違ってたらさよんご。
こゆんごで正解を伝える。
【最後に質問】
最後に教えて。どうして最後の絵を描くときに、8こ描いて止まったの?
どうして8が共通ってことがわかったのか知りたかった。
え、それは、この絵で答え見えたから。
この3をこっち(赤)に足して8で、この3をこっち(白)に足して8で、あまりの3をどっちが赤かに決めた。
と、まるを3こずつ囲んで教えてくれた(黄色のマーカー)。
すごいことに気づいたね~~!なるほど~!
振り返り
問題を解いた後は、親の出番!
子どもができたこと・できなかったことを整理して、日常生活をアップデートしましょう。
できたこと
- 「答えが見えた」のセリフに、視考力がついているのを感じた
- 数の調整もバッチリ!3をよけて、余っている6を半分ずつに分ければいいことに気づけた
できなかったこと
(特になし)
今回は「最後に通して読むね」を断られませんでした〜!!油断して不正解することが続いたからかな?(^ ^)
最後に赤8+3、白8と気づいた方法は素晴らしかった!このやり方ならどんな問題でも通用します。
「答えが見えた」と息子が言った!
今回、息子が「これで答えた見えたから」とサラッと言いました。
サラッと言ってますが、これって本当にすごいことだと思います。
実は私自身は、答えが見えるという感覚がいまいちわかりません。
自分もどんぐり問題を絵図で解いているのですが、絵を描けても「わかった」と思うだけ。
答えが見えるっていう感覚が、いまいちピンとこないんです
だから私から「答え見えた?」と息子に聞いたことはありません。息子自身の言葉なのです。
息子には本当に、答えが「見えて」いるのでしょう。(その感覚、私も体験したいなぁ。笑)
- 人生を楽しんでほしい
- そのために思考力をつけてほしい
- 思考力とは目で見て動かす力、つまり「視考力」
- 視考力を養えるのがどんぐり問題
息子にも、ちゃ〜んと、視考力が養えているようです。
人生を楽しめる大人になってくれたら、嬉しいなぁ。
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx20編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
- 「答えが見えた」と息子が言った!
についてご紹介しました!
問題文のポイント
くじらの運動会の問題、いかがでしたか?
仮に3匹多い絵を描いておき、全体の数を調整しなければいけない問題でしたね!
- 仮に3匹多い絵を描けるか?
- 全体の数の調整ができるか?
私が計算式だけで解くとこんな感じ▼
- 赤=白➕3
- 赤➕白=19
連立方程式だわ〜。計算して…
- 赤:11 白:8
答え:赤くじらは11匹
息子の場合
【1回目】年長9月:お宝
まだまだ色々わかっていなかった年長の頃。白いくじら(青で表現)と、赤いくじらだけは描けました。
【2回目】小1・10月:お宝
19匹を意識した絵が描けるようになりました!が、数の調整はまだハードルが高そうです。問題文全体が一つにつながっていて、一つの答え求められていることにまだ気づいていなかった時期。
【3回目】小2・7月:正解
とうとう正解できました!4枚にわたって、あーでもない、こーでもないと試行錯誤。最終的に、多い「3匹」の横に線を引いて、残りの数を同じにするという調整ができました!
【4回目】小3・10月:正解
去年正解していたのに、間違えて再び解いてしまいました💦結果はお見事!16分でわかりやすい絵が描けました。「この絵で答え見えたから」という発言からは、ちゃんと視考力がついていることがわかりました(^ ^)
「答えが見える」どんぐりっ子
今回、息子が「これで答えた見えたから」とサラッと言いました。
私から「答え見えた?」と息子に聞いたことはありませんので、これは息子自身の言葉です。息子には本当に、答えが「見えて」いるのだと思います。
- 人生を楽しんでほしい
- そのために思考力をつけてほしい
- 思考力とは目で見て動かす力、つまり「視考力」
- 視考力を養えるのがどんぐり問題
そう考えてどんぐり問題を続けています。どんぐり問題をコツコツ続ける先には「人生を楽しめる」というゴールがあるのです。
だから私は、「答え見えた」と言うセリフを聞くと、すご〜く、嬉しくなるのです。
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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