ごあいさつ

【どんぐりっ子の思考力】「答えが見えた」と息子が言う。この感覚が“視”考力〜♪(0mx20しんたろう君のくじら)(年長→小1→小2→小3)

こんにちは!どんぐり暦3年半さよんごです。

子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。


不正解のどんぐり問題は、夏休みなどの長期休暇で再チャレンジします。

どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳と呼んでいます。

さよんご
さよんご

間違えた問題こそ、思考力を養うための宝物ということですね!

さて。

夏休みは終わりましたが、0mx〜1mxをがっちり固めておきたいので、週に1回はわからん帳を続けますよ〜。

今回は、わが家のわからん帳をご紹介します!・・・と思ったのですが、小2で正解していた問題を、わからん帳と間違えて再度チャレンジしてしまいました😅

それでも、絵が進化していることがわかりますので、ご紹介しちゃいます!

今回の記事でわかること
  • どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx20編)
  • どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
  • 「答えが見えた」と息子が言った!

今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。

どんぐり問題の解き方
どんぐり問題の解き方

さよんごの解説はこちら。初心者さん向け。

0mx20ってこんな問題

0mx20

きょうは くじらの うんどうかいの ひです。しんたろうくんの くじらも でます。あかいくじらと しろいくじらに わかれて きょうそうします。 あかいくじらが しろいくじらより 3びきおおいので みんなでくじらは19ひき います。では、あかいくじらは なんびきいるのでしょう。 

どんぐり倶楽部の良質の算数問題「どんぐり問題」年長向け100題より

仮に3匹多い絵を描いて、みんなで19匹という情報から全体の数を調整する問題です!

ポイント
  • 仮に3匹多い絵を描けるか?
  • 全体の数の調整ができるか?

私が計算式だけで解いてみましょう〜。

  • 赤=白➕3
  • 赤➕白=19

連立方程式だわ〜。計算して…

  • 赤:11 白:8

答え:赤くじらは11匹

【年長】お宝

年長さんの9月に、初めてのチャレンジ!

その時の絵はこちら▼

0mx20(年長:9月)、お宝

できたこと

  • 赤いくじらと、白いくじら(青色で表現)は描けたようだ

▼できなかったこと

  • 問題文を解く概念がまだない

赤いくじらと、白いくじらを描いただけで終わってしまいました。

年長の9月で、まだまだま〜〜〜だ、色々わかっていません(^^;

さよんご
さよんご

地頭を鍛える学習教室金森先生と解きました

【小1】お宝

年長さんから1年後に2回目のチャレンジ!

0mx20(小1:10月)、お宝

できたこと

  • 赤いくじらと、白いくじらが描けた
  • 全部で19匹を意識している(絵には18までしかないな〜?)

▼できなかったこと

  • 数の調整ができなかった

19匹を意識した絵が描けるようになりました!が、数の調整はまだハードルが高そうです。

この頃は、問題文が一つにつながっていて、一つの答えを求められている、ということにまだ気づいていません。

【小2】正解

さらに1年後、3回目のチャレンジです!4枚にわたる大作で、見事正解!

0mx20(小2:7月)、お宝、1枚目
0mx20(小2:7月)、お宝、2枚目

できたこと

  • 赤いくじらと、白いくじら、全部で19匹がサラッと描けた
  • 赤が白より3匹多いことを理解できた

▼できなかったこと

  • (特になし)

多い「3匹」の横に線を引いて、数の調整をすることができました!

この頃に正解することは、ほんと〜〜〜〜うに珍しかったです。この頃から、すこ〜しずつ正解が増えてきたんですよね〜。

【小3】正解していたけど間違えてわからん帳:16分

さて、前回からさらに1年後。小3の秋に、間違えてわからん帳で再チャレンジ!😅

せっかくなので、おうちどんぐりの様子を再現してお届けします。

問題選び】

わからん帳の問題文の短冊を並べて、問題選び。

ばぶんご
ばぶんご

これ難しいからやらな〜い、これも難しいからやらな〜い

で、くじらの運動会の問題に決定。

最初のお願い】

さよんご
さよんご

同じものは同じ大きさにかいてね!

同じものは同じ大きさに描くと、数えやすかったり比べやすかったりする。

数えやすい絵を描いてもらうためのお願い。

さよんご
さよんご

ごはんとごまの絵が良かったよ〜(下図を一緒に見ながら)

同じ大きさで、数えやすかったな〜

最初のお願い
  • 問題がスタートしたら、親の口出しはNGです。そのかわり、問題が始まる前なら1つだけお願いすることができます。
  • お願いする時には、子どもがわかりやすい言葉をよく選んで、10秒くらいでサラッと伝えましょう!
  • 子ども自身が描いた絵で説明できると、さらにわかりやすくなります。

1文目】2分

さよんご
さよんご

「きょうは くじらの うんどうかいの ひです。」

右ページに描く

ばぶんご
ばぶんご

赤いくじらと、白いくじらでしょ?

さよんご
さよんご

読んだな~?

ばぶんご
ばぶんご

へへ~

右ページに描き始める。

ばぶんご
ばぶんご

白の代わりに黒ね~

ばぶんご
ばぶんご

「しんたろうくんのくじらも来てます」(笑)

問題文を覚えてしまった。笑

2文目】2分

さよんご
さよんご

「しんたろうくんの くじらも でます。」

ばぶんご
ばぶんご

やっぱり〜(ニヤリ)

ばぶんご
ばぶんご

しんたろうくん、緑にしよ

しんたろうくんの緑のくじらを描いた。

さよんご
さよんご

くじらの運動会ってすごいねぇ。広い海じゃないと集まれないねぇ。」

3文目】4分

さよんご
さよんご

「あかいくじらと しろいくじらに わかれて きょうそうします。」

もう描いてあると言われるかな?と思ったけど、右ページ一番下に描いてくれた。

赤チームと白チームのくじら。

4〜5文目】5分

さよんご
さよんご

「あかいくじらが しろいくじらより 3びきおおいので みんなでくじらは19ひきいます。」

ニヤニヤして、

ばぶんご
ばぶんご

「では、赤いくじらは何匹いるのでしょうか。」

左ページ一番上に移動。

19このまるを描いて、5と5で線を引き、のこり9で線をひく。最後の3つをまるで囲んで矢印をする。

これをよけたいんだろうな〜。

その下に描き直し。

まるを上に5こ、下に5こかき、線でつなぐ。

指で何度も数えている。絵をじ~~~っと見ている。

上の列に9こ足した。

上5+9、下5 で19の絵になった。

最後の3つだけまるで囲んだ。

絵をじ~~~っと見ている。指で何度も数える。

今日は丁寧だなぁ。

すると、その下にサラサラと描き直し。

上に8こかいて一旦筆を止めた!(8が共通ってことがわかっている⁉︎)そして3こ追加。

下に8こかいた。

ばぶんご
ばぶんご

答えわかったから描くね~

最後に通して読む】3分

さよんご
さよんご

最後に通して読むね

ばぶんご
ばぶんご

うん

今回は断られなかった~!

さよんご
さよんご

(最後に通して読む)

ばぶんご
ばぶんご

描けてる

と言いながら聞いてくれている。

今日は、あってたらこゆんご、間違ってたらさよんご

こゆんごで正解を伝える。

「よんだ?」

最後に質問

さよんご
さよんご

最後に教えて。どうして最後の絵を描くときに、8こ描いて止まったの?

どうして8が共通ってことがわかったのか知りたかった。

ばぶんご
ばぶんご

え、それは、この絵で答え見えたから

ばぶんご
ばぶんご

この3をこっち(赤)に足して8で、この3をこっち(白)に足して8で、あまりの3をどっちが赤かに決めた。

と、まるを3こずつ囲んで教えてくれた(黄色のマーカー)

さよんご
さよんご

すごいことに気づいたね~~!なるほど~!

0mx20(小3)、16分、正解

振り返り

問題を解いた後は、親の出番!

子どもができたこと・できなかったことを整理して、日常生活をアップデートしましょう。

0mx20:振り返り

できたこと

  • 「答えが見えた」のセリフに、視考力がついているのを感じた
  • 数の調整もバッチリ!3をよけて、余っている6を半分ずつに分ければいいことに気づけた

できなかったこと

(特になし)

今回は「最後に通して読むね」を断られませんでした〜!!油断して不正解することが続いたからかな?(^ ^)

最後に赤8+3、白8と気づいた方法は素晴らしかった!このやり方ならどんな問題でも通用します。

「答えが見えた」と息子が言った!

今回、息子が「これで答えた見えたから」とサラッと言いました。

サラッと言ってますが、これって本当にすごいことだと思います。

実は私自身は、答えが見えるという感覚がいまいちわかりません

自分もどんぐり問題を絵図で解いているのですが、絵を描けても「わかった」と思うだけ。

さよんご
さよんご

答えが見えるっていう感覚が、いまいちピンとこないんです

だから私から「答え見えた?」と息子に聞いたことはありません。息子自身の言葉なのです。

息子には本当に、答えが「見えて」いるのでしょう。(その感覚、私も体験したいなぁ。笑)

  • 人生を楽しんでほしい
  • そのために思考力をつけてほしい
  • 思考力とは目で見て動かす力、つまり「視考力」
  • 視考力を養えるのがどんぐり問題

息子にも、ちゃ〜んと、視考力が養えているようです。

人生を楽しめる大人になってくれたら、嬉しいなぁ。

まとめ

今回の記事では、

  • どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx20編)
  • どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
  • 「答えが見えた」と息子が言った!

についてご紹介しました!

問題文のポイント

くじらの運動会の問題、いかがでしたか?

仮に3匹多い絵を描いておき、全体の数を調整しなければいけない問題でしたね!

0mx20

きょうは くじらの うんどうかいの ひです。しんたろうくんの くじらも でます。あかいくじらと しろいくじらに わかれて きょうそうします。 あかいくじらが しろいくじらより 3びきおおいので みんなでくじらは19ひき います。では、あかいくじらは なんびきいるのでしょう。 

どんぐり倶楽部の良質の算数問題「どんぐり問題」年長向け100題より

ポイント
  • 仮に3匹多い絵を描けるか?
  • 全体の数の調整ができるか?

私が計算式だけで解くとこんな感じ▼

  • 赤=白➕3
  • 赤➕白=19

連立方程式だわ〜。計算して…

  • 赤:11 白:8

答え:赤くじらは11匹

息子の場合

【1回目】年長9月:お宝

まだまだ色々わかっていなかった年長の頃。白いくじら(青で表現)と、赤いくじらだけは描けました。

【2回目】小1・10月:お宝

19匹を意識した絵が描けるようになりました!が、数の調整はまだハードルが高そうです。問題文全体が一つにつながっていて、一つの答え求められていることにまだ気づいていなかった時期。

15と19が抜けてる?

【3回目】小2・7月:正解

とうとう正解できました!4枚にわたって、あーでもない、こーでもないと試行錯誤。最終的に、多い「3匹」の横に線を引いて、残りの数を同じにするという調整ができました!

【4回目】小3・10月:正解

去年正解していたのに、間違えて再び解いてしまいました💦結果はお見事!16分でわかりやすい絵が描けました。「この絵で答え見えたから」という発言からは、ちゃんと視考力がついていることがわかりました(^ ^)

「答えが見える」どんぐりっ子

今回、息子が「これで答えた見えたから」とサラッと言いました。

私から「答え見えた?」と息子に聞いたことはありませんので、これは息子自身の言葉です。息子には本当に、答えが「見えて」いるのだと思います。

  • 人生を楽しんでほしい
  • そのために思考力をつけてほしい
  • 思考力とは目で見て動かす力、つまり「視考力」
  • 視考力を養えるのがどんぐり問題

そう考えてどんぐり問題を続けています。どんぐり問題をコツコツ続ける先には「人生を楽しめる」というゴールがあるのです。

だから私は、「答え見えた」と言うセリフを聞くと、すご〜く、嬉しくなるのです。


今回の記事は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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