ごあいさつ

【親ができる会話の工夫】「みんなで」「それぞれ」何気ない言葉も子どもにとっては難しいことを知ろう!(0mxさかなの運動会)

こんにちは!どんぐり暦3年のさよんごです。

私のブログでは、「自分の人生を、自分の頭で考えて生きていく力」を育てる子育てとは?について情報発信しています。

今回は、子どもの思考力を養う「どんぐり倶楽部」がテーマです。


どんぐりママ
どんぐりママ

今回はお宝(不正解)だった〜💦

子どもが理解できていなかった言葉を、日常でどうやって使っていけばいいのかな?💦

どんぐり問題が不正解だった時には、子どもが理解できていなかった言葉を洗いだします。

そして、その言葉を親が日常生活に散りばめて、子どもをこっそり教育します。

でも実際に使おうとすると「どこでどうやって使えばいいのか?」がピンとこないですよね?

わが家は週に1度、ゼロイチ算数教室の朝子先生にアドバイスをもらいながら、日常生活をアップデートしてきました。

さよんご
さよんご

黒子の力がだいぶつきました!笑

そこで今回は、私がどのようにこっそり教育してきたのか?「わが家の黒子物語:0mx64編」をご紹介します!

今回の記事でわかること
  • 0mx64のポイント
  • 私がどうやって「こっそり」教育してきたか?の様子
  • 「みんなで」「それぞれ」が使えるサンプル会話

どんぐりママ・パパが自分のお子さんに応用できるような内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

朝子先生のHPはこちら▶︎ゼロイチ算数教室

0mx64はこんな問題

0mx64

ちいさな いけのなかで ちいさな おさかなさんたちが うんどうかいを しています。あかぐみ、あおぐみ、しろぐみに わかれています。みんなで 24ひき います。それぞれのくみにいる おさかなさんの かずは みんな おなじ です。では、しろぐみの おさかなさんは なんびきでしょう。

どんぐり倶楽部の良質の算数問題「どんぐり問題」年長向け100題より

この問題は年長さん向けの問題ですが、なんと割り算の問題です!

(1〜2文目)あかぐみ、あおぐみ、しろぐみに分かれているけれど、最初が何匹いるのかわかりません。

(3文目)みんなで24匹いることがわかっても、それぞれの組に何匹いるかはまだわかりません。

(4文目)やっとそれぞれの組の数がはっきりしました!(大人にとってはここで割り算ということがわかります。)

この問題のように、まだわからない数でもとりあえず絵に描いてもらうのがどんぐり問題です。

わからないけど描いてみる。新しい情報がわかったら絵を調整する。

そうやって思考力が育っていくのですね。

さて、この問題は次の言葉がわからないと解けません。

  • 「みんなで」「それぞれ」
  • みんなで24匹」と、「それぞれのくみにいる おさかなさんの かずは みんな おなじ」の区別がつくか? など

私たちが何気なく使っている言葉も、子どもにとっては意味がわからないということがたくさんあるのです。

この問題の答えは、しろぐみさんのおさかなのかずは「8匹」となります。

小2の夏は不正解だった

ここからは、わが家では実際にどう取り組んでいるか?を紹介します。

私の声かけや、不正解の後のサポートも紹介していますので、お子さんとのどんぐりの参考にしてくださいね!


息子がこの問題に初めて挑戦したのは小2の夏。

その時の絵がこちらです。

まず右ページから描き始めました。赤、青、白組に1匹ずつ分かれている絵が描けています。

次に左ページ。24匹を同じ数に調整していこうとしますが、ここからが大苦戦・・・!

「10匹、10匹、4匹」と描いて、数が合わなくて

ばぶんご
ばぶんご

あれー?う〜ん・・・(苦悩)

次は 「5匹、5匹」と描いたところで違うことに気づき、また「う〜ん・・・」

今度は「9匹、9匹、6匹」で、また「う〜ん・・・」

苦悩が続きます。笑

それでも諦めずに、新しいページに描き直すことに。でも・・・

「9匹、9匹、9匹」と描いて27匹になってしまう・・・。

何度もやり直したけれど、どうしても「8匹ずつ」にできません。

ばぶんご
ばぶんご

お宝にする〜(泣)

と、自らギブアップしました。

今回は「う〜ん、う〜ん」とよく考えて90分もよく粘りました!

この「う〜ん、う〜ん」と試行錯誤している時間がとっても大事。

子どもの頭の中で思考回路がたくさんできている時間なのです。

どんぐり問題では、答えが正解かどうかはおまけでしかないと言われていますが、その理由がこれです。

どんぐり問題に取り組むことだけで、正解でなくても思考力の回路はできていくのです。

だから親はノーヒントにしなければいけないのです。

さよんご
さよんご

「う〜ん、う〜ん」と唸る時間すら楽しめるようになったら最高ですね!

ただ、今回はかなり苦しそうだったので、私がうまくサポートすればよかったとちょっと反省💦

不正解の後、親は何をしてきたか?

不正解の後で親がすることは次のとおりです。

不正解だった時に親がすること
  1. わからなかった言葉を洗い出す
  2. 親が黒子になって日常生活に散りばめる

【ポイント】子どもに気づかれないように!

1. わからなかった言葉を洗い出す

今回は、わからない言葉はなさそうです。

みんなで24匹のおさかなを、均等に3つのグループに分けることも理解できていました。

数の調整だけうまくできるようになれば、この問題は解けるでしょう。

2. 親が黒子になって日常生活に散りばめていく

今回は「わからない言葉」はありませんでしたが、数の調整の仕方を気づかれないようにどうやって教えるか?がポイントのようです。

私は次のようなことをしてみました。

おやつをラムネやグミにして、お皿にざらっと開けます。

さよんご
さよんご

ばぶんごと、ママと、パパ。

みんな同じ数になるようにわけてくれる?

すると息子は、まず5つずつ配ってあまりを調整するといった分け方をしていました。

子どもが全然わからない場合には、親がサラッと見本を見せるのがいいと思います。(勉強の時間ではないので)

どんぐりママ
どんぐりママ

今日は1個ずつ分けてみようか〜!

どんぐりママ
どんぐりママ

まず3つずつ分けてみよっか!

あまりはどうやって分けてみる?

こんな声かけをしながら、楽しくわけてみてくださいね!


「みんなで」「それぞれ」という言葉も、子どもにとっては難しい言葉なので日常生活で使っていくといいと思います。

例えば、次のようなシチュエーションで使ってみてはいかがでしょう?(^^)

★おやつの時間に

どんぐりママ
どんぐりママ

今日のおやつはおせんべいと、クッキーにしようか!

それぞれ2枚ずつ食べていいよ。

足すと4枚だね〜。

★公園に出かけたときに

どんぐりママ
どんぐりママ

今日は子どもがたくさんいるね〜!

みんなで何人いるかな〜!

★水族館に出かけた時に

どんぐりママ
どんぐりママ

ペンギンがたくさんいるね〜!

みんなで何匹いるのかなぁ?

合わせて15匹もいたね〜!

どんぐりママ
どんぐりママ

青いお魚と、黄色いお魚がいるね〜!

それぞれ何匹かなぁ?

ちょっとくらい不自然になっても気にしない!笑

どんぐりママ・パパは、日常生活の中で、子どもに気づかれないように教育していくのがミッションです!

半年後。小2の冬に再チャレンジ!

さて、息子のどんぐり問題に戻りましょう。

解けなかったどんぐり問題は「お宝問題」になり、夏休みや冬休みといった長期休暇のときに再び取り組みます。

今回は小2の冬休みに再チャレンジしました。

前回から約半年後です。

右ページから描き始めて、途中から左ページに描き直しています。

最初は「6匹、6匹、6匹」で描いて、違うことに気づきます。

ばぶんご
ばぶんご

6匹はダメだった〜・・・(ちょっとイライラ)

さよんご
さよんご

6匹はダメなことを発見したねぇ!(明るく!)

ばぶんご
ばぶんご

最初から発見してるよ〜。サブロク18なんだから・・・

なんと。前回の時とはだいぶ違う様子です。

かけ算を習ったので、かけ算を利用して考えようとしています。

ばぶんご
ばぶんご

チームが8だったらいいのになぁ。さんぱ24だから・・・

あれれ?それで正解だよ!

何を悩んでいるんだろう?と思っていたら、

ばぶんご
ばぶんご

さんぱ24?

と、私に聞いてきました。

どうやら九九の暗記に自信がなかったようです。笑

ここでも親はノーヒントです!(忍耐)

さよんご
さよんご

どうやったらさんぱ24って確認できるかなぁ?

ばぶんご
ばぶんご

さんが、8こ?

とつぶやいて、左ページの隅(黄色マーカーで囲んだところ)に3つの◯を8個描いて、数えています。

ばぶんご
ばぶんご

やっぱりあってた〜

と言って、あとは迷うことなく、正解の絵が描けました。(左ページの上段)

ここまで30分でした。

この問題を計算で解くとしたら「24÷3=8」という割り算になりますが、息子は割り算をまだ知りません。

それでも思考力を育てていけば、ちゃんと解けるのです!

まとめ

今回は「わが家の黒子物語:0mx64編」をご紹介しました。

子どもがつまずきやすい言葉の使い方は、次の通りです。

【例】わり算するときの数の調整のやり方

👉ラムネやグミをお皿にざらっと開けて、「君とママとパパ。みんな同じ数になるように分けてくれる?」

【例】「それぞれ」の使い方

👉「今日のおやつはおせんべいと、クッキーにしようか!それぞれ2枚ずつ食べていいよ。足すと4枚だね〜。」

👉水族館で「青いお魚と、黄色いお魚がいるね〜!それぞれ何匹かなぁ?」

【例】「みんなで」の使い方

👉公園で「今日は子どもがたくさんいるね〜!みんなで何人いるかな〜!」

👉水族館で「ペンギンがたくさんいるね〜!みんなで何匹いるのかなぁ?合わせて15匹もいたね〜!」

今回の記事は以上です!

子どもの思考力を育てるために、親が知恵を絞ってサポートしていきましょう〜!

塾に行かなくても親の声かけで思考力は育つ!

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