こんにちは!どんぐり暦3年のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」の教育法について情報発信しています。
不正解のどんぐり問題は、夏休みなどの長期休暇に再チャレンジします。
どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝」と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳」と呼んでいます。
間違えた問題こそ、思考力を養うための宝物ということですね!
さて。
現在(8/30)、小3の夏休み中〜!!!
もうすぐ夏休みが終わりますが、ギリギリまでお宝を解いていきますよ〜♪
今回は、わが家のわからん帳:小3夏休み編(26問目)をご紹介します!
どんぐりっ子の絵の変化を、ご覧くださいね。
ゼロイチ算数教室・山森朝子先生とオンライン教室で解いたので、その様子も再現していきますよ〜。
- どんぐり問題の解き方
- 絶妙な声かけ(ヒントにならない、口出しにならない、子どもの気分を害さない!)
- 楽しく解く様子
などなど、ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:1mx32編わからん帳)
- どんぐりっ子の絵の変化(小2▶︎ 小3)
- ケアレスミスでも自分で気づくことが大事?
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
1mx32ってこんな問題
「たからばこ」と「たね」がごっちゃになりそうな問題ですね!
ちゃんと区別できるかな?
- 「たからばこ」と「たね」をきちんと区別できるか?
- 「たからばこ:たね=1:3」の関係をキープできるか?
まずは私が、計算式で解いてみましょう〜。
- 1ばんのひと:6はこ✖︎3個=18個
- 3ばんのひと:3はこ✖︎3個=9個
- 2ばんのひと:9個➕6個=15個、15個➗3=5はこ
- 6はこ➕3はこ➕5はこ=14はこ
答え:14はこ
1〜3ばんまで丁寧に情報整理しないと、混乱しそうでした!
【小2】お宝
小2の秋に、初めてのチャレンジ。
そのときの絵はこちらです▼
▼できたこと
- 1:3の関係をキープできた
- 問題文は理解できた
▼できなかったこと
- 「たからばこ」と「たね」を間違えて、答えがずれてしまった
問題文の意味は理解できましたが、2ばんのひとの数を、ひまわりのたねではなくたからばこを6こ多く描いてしまいました。
1:3の関係は理解できていますが、絵が細かくて数えミスしそう。(^^;
1ばんは、たからばこしか描かなかったので、たねも描けたらもっと良かったな〜。
【小3】わからん帳:計44分
10か月後、わからん帳で再チャレンジです!
どのくらい成長してるかな〜?(^ ^)
ここからは、朝子先生のオンライン教室の様子を再現してお届けます。
- どんな声かけをしているの?
- 解き方の流れは?
- 楽しく解くってどんな感じ?
などなど、おうちどんぐりの参考にしてくださいね!
【1文目】17分
「ハムハムしょうがっこうでは、きょう みんなで たからさがしを します。」
右ページ下に学校を書いている
学校にはハムハムマークがついてる~ ♪
学校にハムハムマークがついてるの?
うん
ここからぴゅーって落ちて、宝探ししてる・・・どすんって落ちて宝ゲット。
100mからのダイビングで・・・友達が怖がってたら落ちろ~って落とす。笑
なんかひどい〜
命懸けの宝探しだね
でも学校のプールでどっか~んってなる。1000mほどの崖から「落ちろ~」ってやる。そして怖くない友達にしがみついてきたら、どす~んって思い切り押して落とす。
容赦ないね
うん、そう・・・容赦ない
そして飛行機からパラシュートなしで落とされる
死ぬじゃん
うん、死ぬよ。だけどやっぱり学校のプールの中に落ちる。でもやっぱり1000mくらいだから学校のプールが見えない。そこからどす~んって落とす。
落ちた場所の下に宝箱。こうやって手でとる。
右ページ左下の方に書いた
【2文目】2分
「たからばこには かならず 3この ひまわりの たねが はいっています。」
宝箱には必ず3このひまわりの種が入っています?
右ページ真ん中に大きく書いてくれた
人間にとってはそんなのどうでもいいってことだね。
【3文目】6分
「1ばんの ひとは 6はこ、3ばんの ひとは 3はこの たからばこを みつけました。」
あれ? 2番言ってなくない?
まず1番の人かくね
左ページへ移動
1番の人が6箱で~・・・
最初に6箱書いて、それから3個ずつの種をちゃんと描くばぶんごくん
ここでちゃんと1箱の中に3個ずつ描くのが大切
3番の人は何箱だっけ?
再度読む
3番の人も6箱だと思った~・・・この丸いのがひまわりの種
上に1番、その下に3番の人を書いているが、間も空いているし、とても見やすく描けているなあ
【4文目】9分
「2ばんの ひとは 3ばんの ひとよりも 6こ おおく ひまわりの たねを てに いれました。」
ちょっとわかんなくなった。もう一回読んで
再度読む
3番の人の下に、2番の人を描く
2番の人は9はこになってしまった
本当は種が6個多いんだけど、箱が6箱多いと捉えたんだなあ
【4文目】10分
「では、1ばん 2ばん 3ばんの 3にんの たからばこを あわせると みんなで なんはこに なるでしょう。」
あれ?ひまわりの種じゃないの?
お!いいことに気づいたぞ
再度読む
じゃあ、数えるね・・・これで6箱、3箱、そしてこれが9箱だから6+3+9はえ~っと、6+3は・・・まず最初・・・
でた〜!「まず最初」
6+3は9だから・・・ねえねえお金でやってもいい?
なんでもいいよ
こっちが9箱だから・・・
左ページ上に1円玉を9枚と9枚かいて考えている
9+9は、3が6個だから18・・・掛け算でやれば簡単
最後に読むから確認してね
最後に読まなくていい。あってる気まんまんだから・・・
あってたら何で、間違ってたら何?・・・
あってたらオラフのキーホルダー、間違ってたらきのこのキーホルダーということにする
不正解だったので、きのこ登場
あれ?今のきのこ?・・・おえ~、間違ってた~・・・
やっぱり確認は大切だね
ここでノートを3秒ほど眺めた
【朝子先生のコメント】
間違えていたノートを見るということは、初めてだったような気がします
こちらから「間違えているから見直ししなさい」と言うと、間違えている時は指摘してもらえると思って、自分で慎重にやらなくなります
今回のようなミスを何度か繰り返すことで、慎重にするという力も備わっていくんだと思います
自信がある問題でも、確認は大切だと気づいてくれたらいいですね!
親の振り返り
どんぐりタイムが終わったら、親の出番です!
子どもができたこと、できなかったことを整理して、今後の教育に役立てましょう。
▼できたこと
- 問題文は理解できた
- 1:3の関係もわかりやすく絵に描けるようになった
▼できなかったこと
- 「たねが6個多い」を、「たからばこが6個多い」と間違えたままだった
なんと、前回とまったく同じミスをして、まったく同じ答え(18個)でお宝でした〜!笑
「自信があるから最後に通して読まなくていい」とばぶんごは言いましたが、その結果お宝に。
慎重に確認することも大切だということに、気づいてくれたら嬉しいな〜。
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:1mx32編わからん帳)
- どんぐりっ子の絵の変化(小2▶︎ 小3)
- ケアレスミスでも自分で気づくことが大事?
についてご紹介しました!
問題のポイント
ハムハムの宝探しの問題、いかがでしたか?
「たからばこ」と「たね」をしっかり区別しないといけない問題でしたね!
- 「たからばこ」と「たね」をきちんと区別できるか?
- 2ばんの宝箱がわかるか?
私が解いてみたらこんな感じ▼
- 1ばんのひと:6はこ✖︎3個=18個
- 3ばんのひと:3はこ✖︎3個=9個
- 2ばんのひと:9個➕6個=15個、15個➗3=5はこ
- 6はこ➕3はこ➕5はこ=14はこ
答え:14はこ
息子の場合
【1回目】小2:お宝
問題文の意味は理解できていましたが、 たねではなくたからばこが6こおおい絵になってしまいました。
「答え:18こ」でお宝です。
【2回目】小3:お宝
なんと前回とまったく同じミス!「答え18はこ」でお宝です。
絵はとても見やすく進化していただけに、惜しかったですねぇ。
ケアレスミスでも自分で気づくことが大事!
子どもがちょっとしたミスをすると、私たち親は「もう一度よく聞いてね」「なんて読んだっけ?」なんて口出ししたくなりますよね。
でも、それを続けていると、間違えていたら指摘してもらえると思って、自分で慎重に考えなくなってしまうと思うのです。
そのせいで、たとえお宝が増えてしまったとしても、
自信があっても慎重に確認するのは大切なんだ!
と、子どもが自分で気づくことに価値があると思います。
聞き間違いやケアレスミスをしていても親はグッとこらえて、子どもが自分で気づくのを待ちたいですね・・・!
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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★子育ては、慌てず騒がず穏やかに
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