こんにちは!
どんぐり暦3年の、さよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
どんぐり問題のやり方、これでいいのかな?💦
どんぐり問題の基本は家庭学習。
でも、家庭だけでやっていると、「このやり方で合ってるのかなぁ?」と心配になりますよね。
そこで今回は、わが家の「0mx45」を解いている様子を再現してお届けします!
また、今回の記事では、1年前に不正解(お宝)だった時から、どんぐりっ子の息子の絵が、どのように進化したのか?もご紹介します。
どんぐりっ子の成長がどんなものか、わかります!
- どんぐり問題のやり方(わが家の0mx45編)
- どんぐりっ子は、2年かけてゆっくりと、だけど確実に成長するということ
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
どんぐり問題のわかりやすい解説はこちら▼
目次
0mx45ってこんな問題
一見、簡単そうに見えますね。
でも実はこれ、わり算の問題なんです。
「1:5」の関係であることがわかって、さらに「x:15」のときは?ということがわからないと解けない、難しい問題です。
この問題のポイントは次の点かなと思います。
- おほしさま1個と、えんぴつ5本の関係がキープできるか?(かけ算)
- えんぴつ「15本」を、5本ずつに分けられるか?(わり算)
計算式では次のようになるでしょうか。
15➗5=3
答え:おほしさま3個もらえる
【1年前】お宝
息子はこの問題を、約1年前(小1の12月)に、朝子先生とオンラインでやって、お宝(不正解)になっています。
朝子先生のHPはこちらから▶︎ゼロイチ算数教室/のんいく
その時は、全文で一つの物語ということがわからず、お宝になりました。
おほしさま1個と、えんぴつ5本の関係を、最後までキープできなかったのです。
「2文目」のルールは、俺が決めるぜ!という感じでした。笑
お宝になった絵はこちら。
絵はとっても丁寧に描けています。鉛筆も15本ありますね。
問題文がぜんぶで一つの物語になっていることに、いつ気づくかな〜?と、親が忍耐強く待っていた時期です。笑
【問題スタート】わからん帳で再チャレンジ!
小2の春に、わからん帳で再チャレンジです!
ここからは、息子が解いた時の様子を再現してお届けします。
【今日の約束】
最近の約束は「数え間違いをしないように、ゆっくり数えてほしい」というお願いです。これが定着するまで続けたいと思っています。今回で4回目になります。
息子自身が「区切って数えた」と言った言葉をそのまま使って、お願いしました。
数える時は区切って数えてね!
【1文目】
「おほしさま1こと えんぴつ5ほんを こうかんしてくれる おみせがあります。」
【赤い囲み】に黙々と描く。
“こうかんしょてん”という看板。
鉛筆だから、本屋さんを連想したのかな?
【2文目】
「えんぴつを 15ほん もっていくと おほしさまは なんこもらえますか。 」
読み終えると、半分びっくり、半分面白いという顔をして、
ええっ!もう終わり?!
ばぶくん、こんなのわからん帳だったの!?
よっぽど頭わるかったんだね!
と言うので、吹き出してしまった。笑
ゆっくり、丁寧に【青い囲み】に描いていく。
鉛筆5本で星1個、をゆっくり描いていく。
1、2、3、4、5、でほし1個。
1、2、3、4、5。
1、2、3、4、5。
これで15個。
今回は「1:5」の関係がちゃんとキープできている。
5本ずつで線も引いて、数えやすい絵。
ばぶくんの絵、ぜんぶ描けてる?
答えはまだ確認してないから、わかんないなぁ
違うよ。
ばぶくんの絵、(問題文が)本当にぜんぶ描けてる?
ああ!そういう意味かぁ。
じゃあ、最後に通して読むね。
【最後に通して読む】
(ゆっくり、通して読む)
自分の絵をじっと見て、うんうん、とうなずきながら聞いている。ほしの数を丁寧に数え直している。
うん、描けてる
【緑の囲み】に答えを書く。
最初は、
答え おみせに、ほしを、三つもってくることになる。
と書いた。
お店に「持っていく」と、お店から「もらえる」が逆になってしまっている。
「なんこ、もらえますか」って聞かれているよ?
と言ってみた。
あっ!という顔をして、
答え おみせに、ほしを、三つもってくるくれることになる。
と修正。
さらに自分で読み直してみて、変だなという顔をして、
こうかな?
とつぶやいて、また修正。
答え おみせにが、ほしを、三つもってくるくれることになる。
主語と述語を調整できた。どんな回答が求められているか?を理解できている。
きちんと理解できて、正解。
▼今回の絵の全体像はこちら
親の振り返り
問題を解いた後は、親の振り返りです。
できたこと、できなかったことを整理して、日常生活を工夫していきましょう!
▶︎できたこと
- 問題文が全部で一つということが理解できている。
- 「1:5」の関係をキープできている。
- 「15」から5個ずつの割り算も、きちんと理解できている。
- 読まれた問題文を、ぜんぶ絵に描くことが理解できている。
- 最後に通して読んだ時に、絵を振り返って確認することができた。
▶︎できなかったこと
- (なし)
▶︎その他
- 色々な面で成長を感じた。
- 2年かかって、色んなことが身についてきた。親は「焦らず・騒がず・穏やかに」、何年も待つことが大事。
親はサラッと言って、1年でも2年でもまつ。教え込まない。
15分という短い時間で正解になってしまったけど、なんだか成長を感じた1問でした。
ちなみに、1年前にお宝になった絵を見せたら、
え〜、すごい苦労してんじゃん。
と言ってました。笑
- 親はサラッと言って、ひたすら待つ。1年でも、2年でも。
- 何年かかるかわからないけど、それが「自分だけで解けた!」という大きな自信になる。
1年前にお宝だった時に、
「問題文は全部つながってるんだよ。1個で5本と交換できるんだから、2文目も同じ法則で、もう一回書き直してみて。」
と大人が教え込んでいたら、この大きな自信は得られないと思うのです。
年長さん向けの問題が、小1でできなくてもいいのです。
教え込まれて小1で解ける力よりも、誰からも教わらずに小2、小3になってやっと正解できた方が、大人になってからの「生きる力」につながっていくのだと思います。
まとめ
今回は、わが家の「0mx45編」をお届けしました!
年長さん向けの問題が、小2の冬に正解となりました。
小2なんだからできて当たり前!
ではなく、
1年前はすごく苦労してお宝になった問題が、こんなに簡単に解けるようになったんだ
という大きな成長に注目です。
この問題を通して、息子は1年がかりで、大きな自信を得ることができました。
- 親はサラッと言って、ひたすら待つ。1年でも、2年でも。
- 何年かかるかわからないけど、それが「自分だけで解けた!」という大きな自信になる。
誰からも教わらずに一人で解けた!という経験が、きっと、これからの人生を生き抜く力になっていくのだと思います。
今回の記事は以上です。いかがでしたか?
学習は「ゆっくり・じっくり・丁寧に」
子育ては「焦らず・騒がず・穏やかに」
どんぐり倶楽部の子育てをしていれば、子どもは自分の力で必ず成長していきます。
子どもを信じて、親ができることを精一杯したら、後は焦らずに1年でも2年でも待ちましょう〜!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!