こんにちは!
どんぐり暦4年めの、さよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
今回は、「朝子先生のオンライン教室を再現してみた」シリーズです♪
わが家では週に1回、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室を受けています。
東京でゼロイチ算数教室をやってます!
朝子先生と息子のオンライン教室の様子は、おうちどんぐりに使えるヒントが盛りだくさん!
- どんぐり問題の解き方
- 絶妙な声かけ(口出しにならない、子どもの気分を害さない!)
- 子どもと楽しく解いている様子
などなど、ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)
どんぐりタイムは週に1〜2回の貴重な時間。
質を高めることで、効率よく、子どもの思考力を養えます!
また、今回の記事では、大事な言葉「倍」の使い方についても紹介しています。
「倍」を理解すれば、わり算につながっていく。
とても大事な言葉です!
- どんぐり問題のやり方(朝子先生のお手本:1mx99編)
- 大事な言葉「倍」の使い方(サラッと流さず、具体的に丁寧に会話する)
今回の記事が、どんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
どんぐり問題のわかりやすい解説はこちら▼
目次
1mx99ってこんな問題
難しい〜!
赤は何本?・・・32本なの?・・・赤と白を合わせるの??・・・白の数の何倍?・・・白って何本だ??
問題文をいったりきたりしないと、何がどうなっているのか関係性がよくわかりません。
この問題のポイントは、次の点かなと思います。
- まず、赤いチューリップと白いチューリップの数の調整が正確にできるか?(読解力、ひき算、足し算)
- 「赤と白を合わせた数」が「白の数」の何倍か?がわかるか?(読解力、「倍」の理解) etc
では、まずは私が式で解いてみましょうか!
赤いチューリップ:32本
白いチューリップ:32本ー28本=4本
赤➕白:32本➕4本=36本
白の何倍?:36本➗4本=9倍
答え:白の9倍
何とかできましたが、ややこしくて2回、計算ミスしました 笑
数字だけをいじっていると、自分が何を求めたいのか、わからなくなってきます
朝子先生のオンライン、スタート!
ここからは、オンライン教室の様子をそのままお届けします!
- どんな声かけをしているか?
- 解き始めから終わりまで、どのように進めているか?
- 口出ししないで、上手に誘導するにはどうしたらいいか?
- 最後まで楽しく解くって、どんな感じ?
などなど、おうちどんぐりの参考にしてくださいね!
【1文目】
「赤いチューリプと白いチューリップがあります。」
右ページ下に、チューリップを赤白1本ずつ描く
季節に合わせまして
ちょうどチューリップが咲く頃じゃない?
今の季節(4月)に
そうやって書いてないの?
チューリップ、駅とかで見かける?
あんまり見ない?
学校で見る。学校でチューリップ育ててるから。
あと、朝顔も育てたことあるよ。
【2文目】
「赤は白より28本多く、赤は全部で32本です。」
なんだったっけ?
再度、半分まで読む
「赤は白より28本多く、」
それで~、赤は全部で?
「…赤は全部で32本です。」
白を合わせて?
じゃあ、まず「赤は白より28本多い」ことが、わかる絵を描こうか
白のチューリップ、合わせて?
合わせないで?
どっちだと思う?
赤だけだと思う
じゃあ、その絵を描こう
赤い花を描いて、鉛筆に持ち替えて葉っぱを描き、赤いチューリップを描いて、鉛筆で葉っぱを描き、をくり返していく
何も喋らず、もくもくと描いていく
赤10個描いたら、描くところがなくなったので、左ページへ。
今度は、花だけ描いていく。しかも5個ずつ書いている。
たまたまかな?と思ったけど、自分で「5ずつ」に調整している~!
やるなあ~、ばぶんごくん
数えるときは、10ずつ、撫でるように数えるようになっている。
赤をプラス20本(左ページ)書いたところで、茎と葉っぱを描いていく
赤は全部で32枚だったっけ?
「赤は全部で32本です」
赤を32本書いてから、考え始めるばぶごくん
赤は白より28本多いんだよね・・・
朝子先生、赤は白より28本多いんだよね?
「赤は白より28本多い」んだね
28本であってるよね?
「28本多い」んだね
うんとは絶対言わない私(笑)
お、白い花を描き始めた。
何本描くのかな~・・・4本で止まった~!!
描けた。
まず最初、赤の「全部で」を描いて、最初に言ったのを描いて、28本多いから、28本数えて、それだけだから、4本残ったから、白い花は4本になった
お~、白い花は4本になったんだ~
ここまでばっちりだ~
【3文目】
「何倍」ってどう言う意味?
2の3倍は?って聞かれたら?
わかんない、習ってないし
2の3倍って難しい?
難しい
習ってないし・・・
そっか~、習ってないか・・・
え~っとね・・・
・・・やっぱり習ったけどわすれちゃった
3の2倍って何になると思う?
かんでもいいよ
6
正解~
3が1倍のとき、3が1個分あるってことだよ
3の2倍っていうときは、3が2個分になるよ
ってことは4が何個でしょうってこと?
ってことは、倍っていうのは、何が何個ってこと?
思った通りに書いていいよ
基準があって、その基準の何個ぶんってなるね。
今、ばぶんごくんが片手しかなかったら、5本が1個分で5の1倍、両手あったら、5が2個分あるから5の2倍って言うよ
ってことは4が何個でしょうってこと?
ってことは、倍っていうのは、何が何個ってこと?
やってみて〜
赤の4本をまるで囲って「1ばい」と書いている
ここにわかりやすいように1ばいって書いた
4本ずつ囲いながら、2ばいと描いていく
途中から囲い方も変わってきたぞ~、近いものを囲っていくようになっている
指で絵をおさえながら、確認している
囲みの中が4個ずつあるかどうか、丁寧に確認している
最後にもう一回読もうか?
覚えてるから大丈夫だよ。
赤は白の何倍でしょう、でしょ?
違うんだよな〜笑
もう一回、読もうかな〜
再度読むと
あ、赤と白を合わせた数だった・・・
気づいた
「9倍」と答えを書いた
最初から通して読む?
最初から読んでみる
1文ずつちゃんと確認している
赤を1、2、3、4と数え始めた
そして32個あるかどうか確認している
正解を伝えた後、しばらくおしゃべりをして終了する
【朝子先生のコメント】
難しかったこと
「倍」は、教科書の同じパターン(かけ算など)で出てくるとわかるけど、違う設定だとわからなくなることもあります
引き続き、目に見えるように倍の入った会話をしてあげてください
今回の問題で、少し倍のことがわかったかな~
習ってないからできないということは、ばぶんごくんには言ってほしくなかったけど(泣)
できたこと
今日も「まず最初」が出てきました
ばぶんごくんからこの言葉を聞くと、ワクワクしてしまいます
28本多いという絵が、ばっちり描けました
しかもさらっと
32本の描き方もかなり進化しています
5本ずつ並んでいるので数えやすい~♪
意識が変わってきています
親の振り返り
オンライン授業の様子を報告してもらったら、親の出番です!
子どもができたこと、できなかったことを整理して、今後に役立てましょう。
▶︎できたこと
- 「〜より◯◯多い」絵がきちんと描けた
- 「28本」の描き方が変化してきた(5本ずつのまとまりで描いて見やすい、数えやすい)
▶︎できなかったこと
- 「倍」が難しかった
大事な言葉「倍」が、まだ落とし込めていなかった
これまでも
- おやつを分けるときに「ばぶんご君のグミは、ママの3倍だね!」
- オセロで私が負けた時に、「ばぶんご君の方が、ママの2倍もあるね!」
といった感じで、「倍」を使うように意識してきました。
ですが、息子の中には何も留まっていなかったようです。
とほほ、です 笑
サラッと言葉を使うと、子どもが「倍」を落とし込めていないのかもしれません。
もっと丁寧に、頭の中で「倍」がリアルにイメージできるように使ってみてください!
親が言葉を、ていねいに、深く使っていくことが足りていなかったようです。
- おやつを分けるときには・・・
「ママのグミが5粒で、ばぶんご君は15粒。5、10、15だから・・・ばぶんご君の方が、ママの3倍多いね!」
- オセロの最後に、コマの数を比べるときには・・・
「ママのオセロがこのくらい(指で測って)でしょ?ばぶんご君のオセロは・・・(指で)ひとつ、ふたつ、二つ分だね!ママの2倍多いね!」
このように、時間をかけて、丁寧に「倍」を使っていこうと思います!
まとめ
今回は、ゼロイチ算数教室・山森朝子先生のオンライン教室の様子をお届けしました!
朝子先生のHP▶︎ゼロイチ算数教室/のんいく(https://zero1.info)
大事な言葉「倍」を日常生活で使っていこう!
「倍」を理解して、これがいずれ割り算につながっていきます。
「倍」をきちんと頭の中でイメージできることが、とても大切です。
特に大事なのは、
何を基準に「1」とするのか?
ということです。
- この場合は、お母さんの「5個のグミ」が「1」
- この場合は、お母さんのオセロの合計が「1」
など、「1」はその時のケースによって何でも設定されます。
これが子どもの中でピン!とくるまで、日常生活でしつこく、でも丁寧に使ってあげてくださいね!
- おやつを分けるときには・・・
「ママのグミが5粒で、ばぶんご君は15粒。5、10、15だから・・・ばぶんご君の方が、ママの3倍多いね!」
- オセロの最後に、コマの数を比べるときには・・・
「ママのオセロがこのくらい(指で測って)でしょ?ばぶんご君のオセロは・・・(指で)ひとつ、ふたつ、二つ分だね!ママの2倍多いね!」
今回の記事は以上です!
いかがでしたか?
日常生活の会話を、ゆっくり・丁寧にしていくこと。
最近、意識できていなかったので、改めて気を引き締めたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!