こんにちは!どんぐり暦3年半のさよんごです。
子どもの思考力を育てる「どんぐり倶楽部」について情報発信しています。
不正解のどんぐり問題は、夏休みなどの長期休暇で再チャレンジします。どんぐり倶楽部では不正解の問題を「お宝」と呼び、お宝専用のスケッチブックを「わからん帳」と呼んでいます。
間違えた問題こそ、思考力を養うための宝物ということですね!
さて。
夏休みはとっくに終わりましたが、0mx〜1mxをがっちり固めておきたいので、週に1回はわからん帳を続けますよ〜。
そこで今回は、わが家のわからん帳をご紹介します!
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx03編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
今回の記事がどんぐりママ・パパの参考になれば嬉しいです。
目次
0mx03ってこんな問題
どんぐり問題でも有名なくらげの海の問題です。
「きょうの数」が見えないまま絵に描く。子どもはどう工夫するのでしょう(^ ^
- 「まいにち」「きのう」「きょう」「あした」「おなじかず」「だけ」など、子どもにとっては難しい概念を理解できているか?
- きょうの数を仮に描いておき、後から数の調整ができるか?
まずは私が計算式だけでやってみましょう!
- 今日=6(昨日)+5=11匹
- 明日=11+5=16
答え:16匹
問題文を何度も読みながら、計算式を確認しました。大人でもパッとは答えの出ない問題ですね。
また、この問題には別解があります。「今日と同じ数だけ増える」を、増えた分だけ(5匹)ではなく、今日の総数(11匹)と捉える解釈です。
【別解】
- 今日=6(昨日)+5=11匹
- 明日=11+11=22
答え:22匹
息子は今回、この別解で解いています。
【年長・4月】お宝
年長の4月に、初めてのチャレンジです!
この頃はどんぐりを始めたばかりの頃。まずは「楽しくお絵描きする」ことに目的を絞り、登場人物を息子の好きなものに変更することがありました。
この時は、「クラゲの海」を「ウミガメの海」に変更して取り組みました。
▼できたこと
- 海にウミガメが「たくさんいる」絵が描けた
- 昨日は6匹でした、が描けた
▼できなかったこと
- 一部の単語しか理解できていない
- 答えを出すという発想がまったくない
ウミガメが「たくさんいる」ところは描けましたが、まだそれだけですね。
【小1・9月】お宝
小1の9月に、再チャレンジです!小1になってからは、問題文をすべてそのまま読むようになりました。
▼できたこと
- 海にクラゲが「たくさんいる」絵が描けた
▼できなかったこと
- まだまだ、個々の言葉がきちんと理解できていない
- 答えを出すという発想がない
クラゲをたくさん描くことができました。
まだまだ、色んなことがわかっていない時期で、この問題はハードルが高いです。
【小2・8月】お宝
1年後に、3回目のチャレンジです!
▼できたこと
- 昨日は6匹、今日は11匹の絵が描けた!
▼できなかったこと
- 明日のクラゲが難しかった。なぜか「15+15=30匹」としていた。
絵がだいぶ進化してきました!問題文を正確に絵にしなければいけないことがだんだんわかってきた頃です。
昨日の6匹と今日の11匹が描けたのは大きな前進です。最後の文章を読んだら「簡単だよ、15たす15で30匹」と言っていましたが、その理由は分からなかったなぁ。
カラフルなクラゲが1匹いるのがかわいかった。笑
【小3】わからん帳(12分)
小3の11月に4度目のチャレンジです!
ここからは、おうちどんぐりの様子を再現してお届けします。
【最初のお願い】
線が重ならないように描いてね!
最近続けてきたこのお願い。だいぶできるようになってきたので、次回からは変えてみようかなぁ。
【1文目】2分
「ここは くらげのうみです。」
くらげのうみって聞いたことないなぁ。もしかして海にくらげ島が浮いてるのかな。
左ページに波と島を描く。長~い足で支えられたくらげ島。
島だからヤシの実とかある
問題文にはないところまで想像が膨らむとことが、いいなぁ。
問題文を問題として捉えた瞬間につまらないものになってしまう。(私がそう w)
【2文目】1分
「まいにち たくさんの くらげが あつまってきます。」
くらげ島の海に、クラゲを7匹描く。逆さになっているクラゲもいていいなぁ。実際の海を想像しているんだろうなぁ。
【3文目】3分
「きょうは きのうよりも 5ひきおおいようです。」
知ってる!昨日は、6匹でした(ニヤリ)
問題を選ぶときに全文読んでしまい覚えている。笑
右ページに左下に、きのう:6匹と、きょう:11匹を描く。いいかんじ!
これ水槽じゃないからね?
わかった
ここにも横を向いているクラゲがいて、自由でいいなぁ 笑
【4文目】1分
「きのうの くらげは 6ぴき でした。」
ニヤリと笑ってすでに描いたきのう6匹の絵を指さす。笑
【5文目】4分
「あしたもまた きょうと おなじかずだけ ふえるとすれば・・・」
途中まで読むと、
待って待って、5匹ってこと?きょうと同じ数って。
そうだよ~!と言いたいのをグッとこらえ、
「今日は昨日よりも、5匹多いようです」って書いてあるね
あ、そういうことか。今日は1、2 ・・・11。
たぶん勘違いしてる~(笑)でも確かに、そうとも読み取れる文章だ。日本語って、難しいなぁ。
再度読む時に、「また」をちょっとゆっくり読んでみた。
「あしたもまた、きょうと おなじかずだけ ふえるとすれば あしたは くらげは なんびきになるでしょうか。」
明日もまたって意味知ってるよ。たとえば、明日もまたカブスカウト?とか、明日もまたママ出勤?とか
(爆笑)そうだね、繰り返す時に使うよね~
右ページ真ん中にサラサラとクラゲを描いていく。
数えやすい絵が描けるようになったなぁ。
これ指じゃないから
わかった 笑
言っとくけど、今日の数は11匹だから~~♪
左側に11匹のまとまりを描く。そして右側にも11匹のまとまりまりを描く。本当は5匹なのに~~~と思ったが黙って見守る。(本当は別解OKなので私の方が間違っている。笑)
昨日のぶんを描くってこと?
ばぶんごくんが思った通りに描いていいんだよ
問題文を読みたそうだったので問題文を短冊を渡した。
筆算をして・・・
じゃあ、今日の答え書くね~。結構簡単だった。
答え22ひき
【最後に通して読む】1分
最後に通して読むね
あ、大丈夫。
今日は聞いてほしいなぁ~・・・
はぁ~い
(最後に通して読む)
「描けてる」と言いながら聞いてくれるけど、自信があるからあまり見直していない。
あってたらこゆんご(犬)、間違ってたらパパ。
別解を知らなかったので、この時はパパでお宝を伝えた。
あ~っ、パパだったぁ・・・
不正解は、予期していなかった様子。笑
ママは正解でもいいかなと思ったんだけど、答え見たら違ってたよ~!なんでだろうねぇ。
【後日談】別解で正解だった!
後日、朝子先生に確認したところ、
これは別解としてOKなので、22匹でOKです!
ばぶんごくんに伝えてくださいね
とのことでした!
息子にも改めて「これは正解だったよ〜!4年目まで本当によく頑張ったね」と伝えておきました(^ ^)
親の振り返り
問題を解いた後は、親の振り返りです。
できたこと、できなかったことを整理して、日常生活を工夫していきましょう!
できたこと
- 問題文の意味をしっかり理解して、数えやすい絵が描けた。
- 昨日と今日のくらげは完璧で、明日のくらげも別解でOK!
できなかったこと
- (特になし)
よくできました〜〜〜!
それにしても、日本語って難しいですねぇ。「また」の理解に揺れる問題文でした。
糸山先生の意図は “今日増えた分の5匹” ということをわかってほしいんだろうなぁ、ということだと思うのですが、確かにばぶんごのように “今日いるくらげ11匹分” とも捉えられます。
どんぐりタイムの直後に正解を伝えてあげれなくて、ごめんね。これで混乱しませんように。
まとめ
今回の記事では、
- どんぐり問題のやり方(わからん帳:0mx03編)
- どんぐりっ子の絵の変化(年長▶︎小1▶︎小2▶︎小3)
についてご紹介しました!
問題文のポイント
どんぐり問題でも有名なくらげの海の問題、いかがでしたか?(^ ^)
「きょうの数」が見えないまま絵に描かなければいけない。そして大人でもパッとは答えの出ない問題でしたね!
- 「まいにち」「きのう」「きょう」「あした」「おなじかず」「だけ」など、子どもにとっては難しい概念を理解できているか?
- きょうの数を仮に描いておき、後から数の調整ができるか?
私が計算式だけでやってみるとこんな感じ▼
- 今日=6(昨日)+5=11匹
- 明日=11+5=16
答え:16匹
【別解】
- 今日=6(昨日)+5=11匹
- 明日=11+11=22
答え:22匹
息子の場合
【1回目】年長:4月(お宝)
「たくさん」が描けました。絵を楽しく描くことを優先していた時期で、くらげの海をウミガメの海に変更して、ウミガメをたくさん描きました。
【2回目】小1:9月(お宝)
「たくさん」と「昨日6匹」が描けました。くらげをた〜くさん描いて、賑やかなくらげの海になりました。
【3回目】小2:8月(お宝)
「たくさん」「昨日6匹」「今日11匹」が描けました。明日のくらげはなぜか15+15で30匹になってしまいました。
【4回目】小3:11月(正解)
「たくさん」「昨日6匹」「今日11匹」「明日22匹(別解)」が描けました!毎年、一つずつ描ける要素が増えてきて、満を持しての正解です。3年越し4回目まで、よく頑張ったね!
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
★教育は、ゆっくりじっくり丁寧に
★子育ては、慌てず騒がず穏やかに
★理想の子供像は、幼く賢く逞しく